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ひらのエッセイ

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自分思いを綴っています。
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#エッセイ

自分を大切にする選択

自分を大切にする選択

noteを始めて来月で4周年になります。

特別な事がない限り毎日のように投稿して来ましたが、ここまで長い間継続出来るとは当初考えていませんでした。 

本当にご覧になって頂いている皆様のお陰だと思っています。

ありがとうございます。

そして3月に受けた腫瘍手術から体調も回復していて、腫瘍自体も病理検査の結果良性でした。

ご心配頂いた事に対して心から感謝申し上げます。

今現在私は新潟県から

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価値のある存在であること

価値のある存在であること

家庭や友人、目上の人の言葉に何年、何十年と縛られている人はいないだろうか。

私自身そのうちの1人だと言える。

幼い頃や大人になってから言われた言葉の数々が突き刺さり自分の価値観を無意識のうちに失わせて自信を失っていた。

無意識レベルというのが又厄介な所だ。

特に幼い子供達は大人の影響力が大きい。否定的な言葉がそのまま自分の存在価値へと反映してしまうのだ。

遡ること数年前、息子の高校3年生

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夢中になる事を見つけることで…

夢中になる事を見つけることで…

2020年6月28日からnoteを始めて、もうじき2年が経とうとしてます。

今まで記事をご覧頂いたり、スキやコメント本当にありがとうございました。

普段は長文をあまり書かないのですが、今日は過去を振り返りながら自分のことについて書いてみようと思います。

「お母さん、noteでもやってみたら?」始めるきっかけになったのは娘の一言でした。

それまでの私はこれと言った趣味もなく、自己表現をする事

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秋を感じて…

秋を感じて…

ちょうど3週間前、東京のコロナ感染者数が落ち着き始めた頃神奈川の実家に帰省した。

身体が不自由な父と一人で介護する母の様子が気になったからだ。

父は浴室で倒れ、脳の手術をしてからというもの段々と足も弱り今では外出時は車椅子、普段はずっとベッドにいる。

私が帰省した時は終始穏やかで、ベッドに座り長時間テレビを観ていた。

そんな父は孫のことはだいぶ記憶から薄れているが、私のことはまだ覚えている

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ヘデラに願いを込めて

ヘデラに願いを込めて

久しぶりに神奈川県の実家に帰ってきた。

再就職が決まり、働き出すと中々帰れなくなる。

昨年から度重なる入退院を繰り返す父に会いに行くべきだと思った。

父の姿は以前のエネルギーに満ちた姿から一変していた。

身体も痩せ細り、穏やかにベットに座っている。認知症も少し入り、あれだけ可愛がった孫の事も分からなくなりつつある。

そんな父に対して母は、時折キツイ言葉を掛けてしまうと自己嫌悪に陥っている

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黒のヒート〇ック

黒のヒート〇ック

それは去年の4月まだ肌寒い日、
私が洗濯物を畳んでいると息子が部屋に入ってきた。

「あのさ、母親のヒート○ック俺の洗濯畳んだ中に混ぜるの辞めてくんない?いつも着て気づくんだけど…」

「えっ!混ぜてないでしょう?じゃあ、今畳んだ3枚着てみなよ!」

と是が非でも認めない私。

黒のヒート○ックを1枚ずつ着てみる息子

1枚目

「いいねー。俺のだねー。」

2枚目

「おっ、これも俺のだ。」

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お化け屋敷にサンダルは辞めておこう

お化け屋敷にサンダルは辞めておこう

私が小学生の頃、夏休みになると毎年公民館でお化け屋敷が催された。

お化け屋敷は昼間の10時頃の部と夕方の16時頃の部があった。

昼間の部は、まず柳の木の下で怪談話を聴いてそれから中に入って行く。

小学生の私には怖さがより一層増した。

中に入るとお決まりの障子に女の人の人影が映ったり、血の池の橋を渡り、最後には上から蜘蛛が落ち来ると言う展開だ。

その当時私は、お化けのテレビ番組を見るとトイ

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ミニトマトを手にした時に…

ミニトマトを手にした時に…

その日はいつもの様にスーパーの
ミニトマト前に立っていた。
週末の私の光景だ。

家族に持たすお弁当には
ミニトマトが不可欠だ。
茶系に偏ったお弁当に
彩りを添えてくれる。

そのため毎週末に
ミニトマトを買いに行く。

そしてその日、1パック手にした瞬間悲劇は起きた。

雪崩のように私の太もも目掛けて
20パック位が押し寄せてきたのだ。

そして更に追い打ちを掛け、数十秒後10パック位が落ちてき

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時計を動かしたのは?

時計を動かしたのは?

小学4年生の頃モルモットを飼っていた。

名前はボビー。

冷蔵庫を開けてビニールの音が聞こえると大好物のキャベツが貰えると気づき、ウィーウィーとよく鳴いていたっけ。

茶色と白の2色で、部屋の狭い所から出てくると毛が乱れて、凄くかわいかった事を覚えている。

そんなボビーも10か月飼った後に突然亡くなってしまった。

初めて飼った動物で、亡くなった日の放課後は寂しくてブランコで一人泣いていた。

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モルディブに魅せられて②

モルディブに魅せられて②

モルディブ2日目。本格的なダイビングをする前に、まずチェックダイビングが必要だった。

個人ツアーだったので申し込みは全て自分達で申し込みしなければならない。そこへ立ちはだかるのが言葉の壁。

怖いもの知らずの私は、とりあえず行ってみれば何とかなると思い少ない英語力で予約に行った。手振り、身振りも混じえて、無事に受付終了。

早速ビーチからエントリーしてチェックダイビングをした。

水深11.5m

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モルディブに魅せられて①

モルディブに魅せられて①

若い頃海が好きでスキューバダイビングの免許を取り、モルディブに何回か潜りに行った。

最初に訪れた時は、シンガポール経由でマーレ国際空港に到着。

マーレ国際空港到着時間は夜で、その後船でホテルに向かう。

モルディブは1つの島に1つのホテル。その島がいくつも点在している。

目的地は、フルムーンビーチリゾート。

船に乗ると、点々と見えるホテルの明かり。そして、生暖かい風がいかにもリゾート地に来

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言葉の力

言葉の力

記事を見て頂いたり、スキやコメント・フォローしてくださっている方々、本当にありがとうございます。

いつも短文と写真をUPしていますが、今回は自分の事について少しお話させて頂きますね。

つい先日、記事にもUPしましたが、会社の経営悪化の為、人員整理で契約社員は全員退職を余儀なくされることとなりました。

旅行業なので、いつかはこのような日が来ることは覚悟していましたが、やはり実際になりますと先行

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祖母との思い出

祖母との思い出

今日は、祖母の過去のエピソードを思い出したので、お話しします。

祖母は、私が小さい頃春休みなど、長い休みに いつも泊まりに来てくれました。

チラシで作った箱に、いっぱいお菓子を持って来てくれるのがいつもの定番。幼心に嬉しかったのをよく覚えています。

家に来ると、河川敷で取れたよもぎで度々お餅を作ってくれましたね。きな粉とあんこを付けてよく食べてたっけ…。

そんな祖母が私が5歳頃に泊まりに来

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