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スポーツREALビジネス

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プロスポーツ経営者としての心得 「人生を限界まで楽しめ」と言われたことはありますか?ここで私がやっていることがまさしくそれです。スポーツREALビジネスは、自分の情熱を投影し、こ…
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#清水エスパルス

私の思う優勝/昇格に欠かせないこと

私の思う優勝/昇格に欠かせないこと

INDEX
◼サマーブレイクに入ったJリーグ
◼最後まで諦めない強い気持ち
◼絶対にブレないサッカーを貫く
◼厚い選手層によるチームワーク
◼1プレーにこだわる
◼利他の精神を持ち続ける
◼強烈な応援力
◼魅力的なJリーグへ
🔶追伸:マツへ

◼サマーブレイクに入ったJリーグ

 Jリーグ2024シーズンは折り返しを過ぎ、後半戦に突入しました。現在私のいるJ3リーグは、全38試合中23試合を終え

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無差別級の戦いを終えて

無差別級の戦いを終えて

 〜このnoteは、富山新聞に定期掲載されている私のコラムをベースに加筆したものです。コラムを始めて1年以上が過ぎましたが、このコラムは県外の方々にも読んでいただきたいと思い、こちらにも掲載いたしました。これからちょこちょこnoteの方も書いていきます。〜

【INDEX 】
🔹カップ戦は超ハンディキャップマッチ
🔹炙り出された支援力の差
🔹変わらない人間力
🔹まだまだ道半ばの富山サッ

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昨日の友は今日も友

昨日の友は今日も友

ーINDEXー
🔹はじめに
🔹クラブを飛び越えた絆
🔹清々しい光景
🔹昨日の友は今日も友

🔹はじめに

 私の noteをご覧になっている皆さん、こんにちは、お元気ですか。前作がかなりシビアな内容でボリームもありましたので、今回からしばらくの間、ショートコラムを出して行きたいと思います。元ネタは、今年一月より富山新聞さんで掲載させていただいている「万里一空」という私のコラムになります

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教科書は「現場の言葉」

教科書は「現場の言葉」

■本では学べない貴重な現場の声
■現場に於けるベテランやリーダーの大切さ
■トップがプロフェッショナルであることの意味

■本では学べない貴重な現場の声

 プロスポーツの世界に身を投じて20年が経った。日産自動車での在籍期間が22年だから社会人生活の半分近くをプロスポーツビジネス経営に費やしてきたことになる。

 始めは何で稼ぎ、何に費やしているのか、どの程度なら優れているのか、それとも更なる努

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プロスポーツ界での移籍と転職

プロスポーツ界での移籍と転職

■有期雇用者の移籍や転職
■移籍/転職の決め手
■移籍/転職は「生きている証の再確認」

■有期雇用者の移籍や転職

 note読者の皆様、また私のアカウントをお選びいただいた皆様、新年あけましておめでとうございます。プロスポーツ業界に身を置く者として、昨年同様今年も大変難しい状況が続きますが、そうした中でもスポーツを通じて皆様と生きている証となる豊かな喜怒哀楽をともに出来ますよう、微力ながら全力

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私のサポーター感

私のサポーター感

 プロスポーツビジネス界に来て20年目に入った。早いものでそれまでの日産自動車サラリーマン生活22年とほぼ同じ長さにまでなった。3年間の限定出向の予定で横浜マリノスに来たのだから、この長さには当の本人が一番ビックリしている。正直に申し上げると、プロスポーツ業界に出向を命ぜられた時は、一瞬左遷かと思ったくらい車屋としてのプライドを傷つけられたものだった。それが自ら転籍を志願し、幾つかのクラブで経営の

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優勝/昇格の支度、降格の準備(後編)

優勝/昇格の支度、降格の準備(後編)

INDEX
 本編に入る前に、一言断っておくべきこととして、今季はJリーグもBリーグも全てのカテゴリーで降格制度を適用しない決定をしている。このコロナ禍における特段の配慮と理解しているので、これから記すことは今季には当てはまらない。しかし、そのしわ寄せは、来季の降格クラブ数増加という形で現れる。それは悲しむ地域が増えるという、ある意味残酷なことかもしれない。そこを踏まえながら読んでいただければ幸い

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優勝/昇格の支度、降格の準備(前編)

優勝/昇格の支度、降格の準備(前編)

■優勝決定の舞台裏

 このコラムを書いている段階で、JリーグのJ1では川崎フロンターレが21日(土)に行われたアウェイ大分戦に勝つか、負けても翌22日(日)に行われたガンバ大阪が引き分け以下なら、5試合を残して史上最速優勝が決まるシチュエーションとなっていた。しかし、フロンターレは敗戦しガンバが勝利したことで、優勝は25日(水)以降の試合に持ち越されることになった。

 いよいよJリーグではシー

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プロスポーツ法人に於ける社長の退き際(ひきぎわ)

プロスポーツ法人に於ける社長の退き際(ひきぎわ)

INDEX
■プロスポーツ法人社長の責任の重さ
■解任/進退伺い/辞任
■私の考える社長の退き際

■プロスポーツ法人社長の責任の重さ 

 ここのところ、Jリーグクラブ選手の不祥事が続いている。それに伴ってメディアや支援者達から、その管理責任についての追求も少なくない。アルビレックス新潟の社長は、当該クラブ選手の起こした不祥事の責任をとる形で辞任している。またJリーグクラブの場合、成績不振が続く

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地元/生え抜き/土地の人…地域スポーツエリアとしての静岡

地元/生え抜き/土地の人…地域スポーツエリアとしての静岡

INDEX
■土地の人と地元意識
■都会でありながら地元意識の強い静岡
■静岡人にスポーツを通じて出来ること

■土地の人と地元意識

 日頃から大変目をかけていただいているスポンサーの社長さんが北海道から写真を送ってきた。富良野の原野。そこは言わずと知れた1980年代に一世を風靡したドラマ「北の国から」の舞台となった土地である。田中邦衛さん扮する富良野生まれの黒岩五郎が、都会で育った子供達(純と

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一期一会のアスリート/プロアスリートのセカンドキャリアを考える

一期一会のアスリート/プロアスリートのセカンドキャリアを考える

INDEX
■プロアスリートとの別れ
■様々なプロアスリートのセカンドキャリア
■生え抜きプロアスリートがフロントに入る意味
■私の夢

■プロアスリートとの別れ

 前回のコラムで、選手や監督、コーチングスタッフとの別れ方の良し悪しで、そのクラブの業界評価が透けて見える、というお話をしました。両者の別れ方に、それまで培われてきた信頼関係の深さがわかるからです。そしてその評価は業界に広まり、よく言

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プロスポーツ事業のトップに従事してみて(3/3)

プロスポーツ事業のトップに従事してみて(3/3)

ーINDEXー
■フロント強化部へ求めること
■お客様に対して
以下公開済
■指揮命令系統の常識/権限と責任
■トップがこだわるべき「勝負」として大事なこと
■指導者との関わり方
■選手に求めること

■フロント強化部へ求めること

次に強化部について触れておきます。求める仕事は概ね4つ。
①育成からトップチームまで一貫した「戦いの型」を規定すること
②それに適した選手、指導者、現場スタッフを人

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プロスポーツ事業のトップに従事してみて(2/3)

プロスポーツ事業のトップに従事してみて(2/3)

ーINDEXー
■指導者との関わり方
■選手に求めること
※次回公開内容
■フロント強化部へ求めること
■お客様に対して
(1/3)として公開済
■指揮命令系統の常識/権限と責任
■トップがこだわるべき「勝負」として大事なこと

■指導者との関わり方

 それでは、指導者との関わり方はどう在るべきか。勿論トップとしてこだわっている勝負にかかわる前述した4つの条件(競技時間中は全力で走り切る/目の前

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プロスポーツ事業のトップに従事してみて(1/3)

プロスポーツ事業のトップに従事してみて(1/3)

ーINDEXー
■指揮命令系統の常識/権限と責任
■トップがこだわるべき「勝負」として大事なこと
※以下順次公開いたします
■指導者との関わり方
■選手に求めること
■フロント強化部へ求めること
■お客様に対して

 「試合終わってお客さんがいなくなった後、ピッチサイドのコーチングベンチ、思いっきり蹴り上げてましたよね、アレなんだったんすか?」……マズいとこをメディアさんに見られてしまった……昨晩

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