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学校に行けなかったわたしが、“学校”を旅して自分になった

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不登校を経験したわたしが、あたらしい学びの場を旅して、自分が自分である事、ひとや世界とつながっている事を思い出していった記録です。
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どうしようもなく繋がり合う"わたし達"を続けよう。緘黙症と表現と、人と自分と、「大好き」

どうしようもなく繋がり合う"わたし達"を続けよう。緘黙症と表現と、人と自分と、「大好き」

今までずっと、自分のお気に入りはどうしても、人に渡すことは出来なかった。

とくに、自分がつくったものは、人に譲ることは出来なかった。
物はあまり持たない方で、むだなもの、と感じるものは、すっきりとさせたくて、
こころゆくお気に入りのもので、自分の空間は埋まらせたくて、
でも、ひとりの暮らしから家族になって、半分くらい自分だけのお気に入りでは埋まらせられなくなったけど、そのちぐはぐさにも愛おしさを

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『人生って、"ややこしい"。でも、』-生きることの"明"も"暗"も、のぞむところな学び舎が東北にある。【後編】

『人生って、"ややこしい"。でも、』-生きることの"明"も"暗"も、のぞむところな学び舎が東北にある。【後編】


"自然"の中で「暮らす」こと
「丁寧な暮らし」とよく耳にするけれど、
「暮らす」って、いったい何でしょうか。

暮らしの基本にある、「食」。

得意なひとも苦手なひともいる、
自分たちで毎日、料理する。

作り手が、「ご近所の誰々さん」なキャベツ。
海から上がり、磯の香りのする人から受け取るウニ。

目に映る人や自然から、
台所へつながれて来た食材は、まさに”恵み”。

泥を落として、いやな虫を

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『人生って、"ややこしい"。でも、』-生きることの"明"も"暗"も、のぞむところな学び舎が東北にある。【前編】

『人生って、"ややこしい"。でも、』-生きることの"明"も"暗"も、のぞむところな学び舎が東北にある。【前編】



"Life is messy..."

人生は、単純じゃない。

嫌なこと。大変なこと。面倒くさいこと。、、、いくらでもある。

一日を生き抜くだけでも、目の前にならぶ選択肢は途方もない。
自分をとりまく要素も、混み合っていて、悩みは尽きない。

「先の見えない世の中だ」なんて言うし。
ややこしくって、「お手上げ」ってしたくなる。

それでも、

”今日”を生きている自分は、
何かに「希望」を

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忙しく流れる時間の中で、大事なものを大事にしたいと願うあなたに。【後編】

忙しく流れる時間の中で、大事なものを大事にしたいと願うあなたに。【後編】

安心して「痛いおもい」をするということ

不安もウェルカム、とは言っても、
この4ヶ月は、わたしにとって大きな挑戦にかわりありませんでした。

「人とずっといること」はわたしにとって、
”しんどいこと”でした。

機会はあっても、そこは避け続けていました。
なんとなく、自分の育ってきた環境や、それまでの体験からくるものだとは分かっていたのですが。
自分でも、なぜかを説明するのは難しいものでした。

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忙しく流れる時間の中で、大事なものを大事にしたいと願うあなたに。【前編】

忙しく流れる時間の中で、大事なものを大事にしたいと願うあなたに。【前編】

「将来の幸せのために」という言葉が、
”安心”を求めるわたし達に不安を持ってくる。
向き合いたくない過去が、
ずっと心の隅に居座ってメモリ容量を減らしている。

起きているあいだ、
頭の中では思考が止まらない。
目の前にあるものの輪郭を、
その時々に捉え切れていない。

走り続けるわたし達は、
いったい、いつに生きているのだろう。

マインドフルネス、
みたいな言葉が流行っているように。
この社会

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つながりながら立ち止まるー人生の学校で"自分"を思い出した28日間

つながりながら立ち止まるー人生の学校で"自分"を思い出した28日間

「学ぶ」ことは、誰もが持っている“自分”を生きていくための力。

それが出来なかった時間があった分、「学ぶ」ということについて、ずっと考えてきました。

「『大人』は毎日仕事をしてお金を稼がないといけない」
「職業として『何か』をして、職業名を持って『何者か』でいることを続けないといけない」
「『社会人』として認められるだけの立派さがないといけない」
「『普通』の基準を越えていないといけない」

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