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「劣等感」◆HSPさんにもおススメ記事です◎強い劣等感を持つ原因とは??上手な対処法をくわしく紹介◆

こんにちは。

心理カウンセラーのじゅんさんです(^^)

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。

今回は「劣等感」◆強い劣等感を持つ原因とは??上手な対処法をくわしく紹介◆についてお話します。

あなたは「劣等感」という言葉から、どのようなイメージを思い浮かべますか?

「他人に劣っているという思い込みのことかな?」

「ネガティブな気持ちのことかな?」

「劣等感がとても強くて、悩んでいる…」

など、理想の自分と現実の自分とのギャップを強く感じているときや、周囲と比べてしまうときに感じる感覚を、「劣等感」という言葉で表すことが多いのではないでしょうか。

また、今現在自分の劣等感を感じて悩んでいる方もいると思います。

私自身も、これまでに周囲と自分を比べる気持ちが強くなってしまい、強い劣等感を感じていたこともあります。

そうなると「自分は何をしても上手く行かない…」とネガティブな気持ちでいっぱいになり、行動する前から落ち込んでしまっていたりしました。

程度の差はあれ、誰でも一度は劣等感を感じて、思い悩んだ経験をしているのではないでしょうか。

今回はそんな強い劣等感を持つ人の特徴や原因、対処法についてお話していきたいと思います。

1.「劣等感」とは?

◆「劣等感」◆
「自分が人より劣っていると感じ、ネガティブになっている状態」

「劣等感」とは「自分が人より劣っていると感じ、ネガティブになっている状態」のことです。

劣等感は、オーストリア出身の心理学者アルフレッド・アドラーが創始した「アドラー心理学」から広まった言葉とされています。

「自分が劣っている」という劣等感が強くなりすぎると、自分を責めてしまったり、時にはその気持ちをごまかすために相手を攻撃したり、嫉妬したりしてしまいます。

そのような複雑な心の中の働きを心理学では「劣等コンプレックス」と呼びます。

劣等感とは、他人と比較することによって生まれる感情です。劣等感を持つと、なかなか自分に自信が持てなくなります。

それは「自分が他人に比べて劣っているという思い込み」でもあり、人間は成長の過程において、「自我」が芽生え、同時に他人との「競争意識」が生まれていきます。

そうなると自分と他人を比較することになりますが、比較して挫折した結果、生まれる感情を私達は「劣等感」として認識します。

劣等感が強い人は

「どうせ自分はダメな人間だ…」

「きっと自分は何をしても上手くできっこない…」

と思い込んでしまいます。その気持ちが劣等感になります。

私も過去に強い劣等感を感じることがありました。

それは、職場の優秀な同僚と共に仕事を進める時に感じた劣等感でした。

その同僚は、周囲の信頼も厚く、いつも生き生きと仕事をしていて、私が持っていない部分を輝かせているように見えていました。

当時の私はそのことから、

「自分はこの人のようにはできない…」

「周囲の人も自分より同僚を信頼しているのだ…」

と強い劣等感を感じたことを思い出します。そうなると、そのように感じている自分にも嫌気がさすので、「なんて心の狭い人間なんだ…」

と今度は自責の念がつよくなってしまい、独りで落ち込んでしまいます。

私のように、自分の所属するコミュニティの中で劣等感を感じたことがある人は多いのではないでしょうか。

また、劣等感と同時にとても強い疎外感も感じたりします。

◆自責の念の記事&YouTube動画です是非ご覧ください(^^)◆こちらから↓

2.「劣等感が強い人の特徴」とは?

◆「劣等感が強い人の特徴」◆
①「周囲に影響され流されやすい」
②「他人と自分を比較してしまう」
③「自分を強く否定している」

①「周囲に影響され流されやすい」
劣等感が強い人の特徴は、「周囲に影響され流されやすい」ことがあります。

劣等感は他人との比較と、自分に対する自信のなさが原因となって生まれる感情でもあります。

自分に自信がないからこそ人に影響され流されやすくなります。

例えば職場の休憩時間をあなたは「本当は一人でゆっくりした時間を過ごしたい」と思っていたとします。

そこで周囲のほとんどの人が休憩時間は「皆で愚痴の言い合いをする時間だ」として、あなたを誘ってきたとします。

そのような周囲の空気や、同調圧力に流されてしてしまったりします。

このような場面は誰でも経験することかもしれませんが、周囲に合わせることが当たり前になってしまうことから、自分への自信の無さにもつながり、劣等感を生むこともあります。

「他人と自分を比較してしまう」
次に、劣等感が強い人の特徴は、「他人と自分を比較してしまう」ことがあります。

他人と比較するというとネガティブなイメージをありますが、劣等感が強い人は、相手の長所を発見することにも長けています。

ただ、その目を向けた相手の長所ばかりが気になってしまい、自分と比較することが無意識のうちにパターン化されていることがあります。

そうなると強い劣等感を実感して「自分には無い部分を相手は持っている…」と繰り返し感じて、劣等感が生まれてきます。

相手にも必ず何らかの短所があるのですが、劣等感が強い人にはそのことが見えなくなり、相手の優れた一面だけが見えてしまうのです。

当時の私もそのような偏った視点(フレーム)で世界をみていて、強い劣等感を感じて苦しんでいました。

◆視点(フレーム)YouTube動画です是非ご覧ください(^^)◆こちらから↓


③「自分を強く否定している」
次に、劣等感が強い人の特徴は、「自分を強く否定している」ことがあります。

自分を好きになれず、自己否定してしまう状態のことを、

「自己肯定感が低い人」

「自己嫌悪が強い人」

と言い表したりしますよね。

自己否定する原因としては、例えば仕事で大きなミスをした時などに、

「なんてことをしてしまったんだ…ダメな自分だ」

「自分だけ大変なことをしてしまった…最低な人間だ」

と、強く自己否定感をして、そのような過去をずっと引きずってしまい、

「あの時の自分はなんて情けないのだ…

「皆はもっとよくやっているのに…」

「過去に戻ってもっと違ったことをしていれば…」

と過去を悔やんでしまうことで、常に自己嫌悪してしまう状態となってしまう人もいます。

そのようなことから、自己肯定感も低くなってしまい、自分のことを自己否定してしまうことで、強い劣等感を抱きやすいです。

◆自己肯定感についてはこちらの記事&YouTube動画で紹介しています(^^)◆こちらから↓

3.「人が強い劣等感を持つ原因」とは?

◆「人が劣等感を持つ原因」◆
①「幼少期の環境(親子関係)」
②「完璧主義的考え方」
③「自分の理想が高い」

①「幼少期の環境(親子関係)」
人が強い劣等感を持つ原因として、「幼少期の環境(親子関係)」があります。

子供の頃の親から受けた言葉が劣等感の元になっていることもあります。

問題となるのは、親自身が元々強い劣等感を持っていて、それを自分の子どもで解消しようとすることです。

極端な例ですが、例えば親が自分はしたくてもできなかったピアノの習い事を、無理やり子どもにさせて、子どもの想いを無視して、コンクールに出させることを目指すことだったりです。

「あなたは私のようになってはダメ。だからピアノを頑張って」

「あなたなら私ができなかったことをできる。練習をしなさい」

と、親が子どもを使って自分の満たされない理想としてた夢や、思いを成し遂げようとしたりする場合です。

また、兄弟や他人の子どもと比べてしまったりすることも劣等感を生み出す原因となります。

「〇〇君ができたんだから、あなたもしっかりできるよね?」

「お姉さんはできているでしょ?あなたもできるよね?」

といったことです。さらにこれを人前で言われる子どもの気持ちはどうなるでしょうか。

小さい頃は、親の世界観が子どもの世界観となります。

このような世界観のまま大人になると、自分に自信が持てず、他人といつも比較して、劣等感に苦しむことになります。

◆幼少期の心についてはこちらの記事&YouTube動画で紹介しています(^^)◆こちらから↓

②「完璧主義的考え方」
次に、人が強い劣等感を持つ理由として、「完璧主義的考え方」があります。

なんでも完璧にしないと気が済まない人も、劣等感を持ちやすいです。

「私は常に100%できていてあたり前だ」

「誰よりも成績がよくなくてはダメだ」

といった思考の、完璧主義的すぎる人も強い劣等感を抱きやすいです。

その理想が叶わないときに、自分と現実とのギャップを強く感じてしまい、自己嫌悪に陥る場合もあります。

そもそも人間に、完璧ということはありませんよね。

誰でもどこかに苦手とすることや短所となる部分があるものなんですね。

ですが完璧主義の人は、自分の少しの間違いや少しのミスも許せません。

そうなると、自分の思い描いた理想と現実の自分とを比べたときに、何をやっても「完璧にできない自分」に気づくことになってしまいます。

さらに周囲の人と自分を比べるときには、その思いが強くなり、強い劣等感を生み出します。

◆完璧主義についてはこちらの記事&YouTube動画で紹介しています(^^)◆こちらから↓

③「自分の理想が高い」
次に、人が強い劣等感を持つ理由として、「自分の理想が高い」があります。

「自分に課したハードルを常に越えるべきだ」という、「〇〇すべき思考」となっていて、自己評価の水準が高い人も、劣等感に悩まされやすいです。

中途半端なところは人に見せたらカッコ悪いと思ってしまい、少しの弱音を吐く自分も許せなくなっています。

ただ、理想を持つこと自体は悪くありませんよね。

ですが、その理想とかけ離れた状態の自分を前向きに考えられないと、劣等感ばかり感じる毎日になってしまい思い悩んでしまいます。

理想の高さなどが関係して、向上心がとても強いあまりに強い劣等感を感じて、自責の念を抱くことになったりとさまざまに、悪い影響をもたらしていきます。

自分が感じている頑張ろうとする「向上心」自体も決して悪いものではありません。

人が成長するためには、向上心も必要な心の一つです。

ただ、理想や向上心を保つ「バランス感覚」が大切なんですね。

4.「強い劣等感の3つの克服方法」とは?

◆「強い劣等感の3つの克服方法」◆
①「自分の不完全さを受け入れる」
②「今ここで何ができるのか?を考える」
③「自分と問題とを分けて捉える」

①「自分の不完全さを受け入れる」
強い劣等感を克服する方法として、「自分の不完全さを受け入れる」ことです。

劣等感が強いことから、人は周囲に攻撃的になったり、自分を大きく見せてしまったり、という行動に出てしまいやすくなります。

劣等感を克服するには、自分の持っている劣等感を受け入れて、見つめ直すことです。

それは同時に、「自分の不完全さを認める」ことでもあります。

理想を持つことや向上心をもつこと、それ自体はとても素晴らしいことです。

自分を受け入れることで、自己成長する心の原動力となって、

「このままの自分を受け入れて行動していこう」

とすることで劣等感を克服できるようになっていきます。

そのためには、「自分と周囲の不完全さ」を認めることが大切になります。

②「今ここで何ができるのか?を考える」
次に、強い劣等感を克服する方法として、「今ここで何ができるのか?を考える」ことです。

人は、何か問題を抱えた時「なぜそうなったか?」を考えますよね。

その人の現在抱えている問題によっては「なぜ?」がわかっても解決できないことがあります。

劣等感を含めたさまざまな心の問題は、特にそういう側面があります。

少しイメージをしてみてください。「なぜ自分はダメなんだろう?」という質問を自分にしてみると、

「自分の性格が悪いからだ…」

「自分は愛想がないからダメだよ…」

と、自分がダメな理由ばかり考えて、「なぜ?」に意識が向いてしまうことで、より良くする方法を考えることができなくなります。

私もよく何かあると「なぜだ?」「どうしてだ?」といった「原因」に注目していました。

その反面、「ではどうしようか?」といった、「目的」に対しては意識を向けていなかったことに気がついたときがあります。

人は問題や辛いことがあった時はこの「なぜ?」にハマってしまいやすいです。

「なぜ?」ではなく「では、どうするか?」に思考チェンジしていきます。

「では、今ここで何ができるのか?」

「これから、何をどのようにすることができるのか?」

と今ここからの目的に注目していきます。

このように、原因だけに注目するのではなく、「今自分は何ができるのか?」「どうやったら問題を解決できるか?」を考えていきます。

③「自分と問題とを分けて捉える」
次に、強い劣等感を克服する方法として、「自分と問題とを分けて捉える」ことです。

劣等感の強い人は、

「〇〇できない自分」=「ありのままの自分そのもの」

という式で捉えてしまいやすいです。

すると、自分自身に対して、強い無価値感を感じたり自己否定してしまいます。

ここで大切なのは、「ありのままの自分自身と、起きた問題やできないことはイコールではないのだ」と捉えることです。

「この問題をどのように解決していこうかな?」

「この課題は自分の成長するきっかけかもしれないな」

と抱える問題や劣等感を客観的に見られれば、解決策も見えてくることがあります。

ありのままの自分と、自分のとった行動・問題を分けることは、目の前の問題解決や今後の自己成長に良い影響を与えていきます。

◆課題の分離についてはこちらの記事&YouTube動画で紹介しています(^^)◆こちらから↓

5.まとめ

強い劣等感を持つ人の特徴や原因、対処法についてお話しました。

劣等感は誰しもが抱く感情でもあります。

現代の日本社会で生きている以上、競争・評価などによって必ず人と比較する場面や、比較してしまう場面は誰でもありますよね。

先ほどもお話しましたが、過去の私も職場で一緒に働く同僚へ無意識のうちに強い劣等感を感じていました。

「なんで自分もあの人と同じようにできないのか…?」

「あの人はできてなぜ自分はできないのか…?」

と比較する世界で強い劣等感に苦しんでいました。

程度の差はあると思いますが、きっと多くの人がそのような劣等感を感じることはありますよね。

ただ、その劣等感に囚われてしまうことで、自己肯定感を下げてしまったり、無理して一生懸命になってしまい、心身に悪い影響を及ぼすことにもなります。

大切なのは劣等感を抱いてしまった時に、向き合う姿勢でいることであって、無理やり排除しようとするのではなく受け入れていくことです。

無理して、劣等感を、見てみぬふりをしたり、劣等感を感じないようにするのではなく、そこにある劣等感と向き合うことが克服へとつながります。

「ではここから自分は何をしたいのかな?」

「自分ができることは何かな?」

「自分は本当は何がしたいのかな?」

と今のありのままの自分ができることは何か?に意識を向けて、見ている世界の視点(フレーム)を変換することです。

劣等感を向上心に変換すれば、自分の新しい目標ができて自己成長につながっていきます。

そうすることで段々と自分だけの「個性」が出てきます。

現在あなたが抱えた劣等感は、自分の強みの発見へと変えることも可能かもしれません。

ぜひ今回紹介した方法を試してみて、自身の劣等感と上手に向き合っていただけるとよいと思います。

今回は「劣等感」◆強い劣等感を持つ原因とは??上手な対処法をくわしく紹介◆についてお話しました。

なにかあなたにとって一つでも参考になることがあったらとてもうれしいです。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

私は現在、心理カウンセラーとして活動しています。

何かご質問やご相談したいことがあれば、下記のホームページよりご連絡いただければと思います(^^)

また次回の記事でお逢いしましょう。

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