臍の緒に 結ばれた命 裂傷 塗り絵 烈火 臍の緒 溝に堕ちた命 起想 小さな しょぼん 連綿 晴れ 曇り 瞬 #遊び詩
鼻腔に生じた金木犀を視界に探した。金色の花は何処にも無かった。 「私の心から金木犀の香りが剥がれ落ちたのかしら?」 深呼吸した。金色の香りは過ぎて消えて無味無臭の寂しさだった。
安らいだ眠りのなかに敵は存在しない。
相手にわからせようとすると、共感は失われていく。
身寄りのない心を、群青にして 透明に消える全身を火葬して お前と痛みを分かち合う。