土曜日は日経歌壇の掲載日。投稿を始めて2年たつが、いまだに掲載日は新聞を開く時に、赤壁の戦いに臨んだ時くらいめちゃくちゃ緊張する。この新聞を開くときのドキドキ感は、新聞歌壇に短歌を投稿した者しか味わえない特権のようなものかもしれねえ。
昨日は、産経歌壇にハガキで2首投稿して、今日はさっき日経歌壇にメールで2首投稿した。 新聞歌壇に締め切りはないが、自分の中では土曜日を締め切りと設定して産経歌壇、日経歌壇にそれぞれ2首ずつ毎週投稿している。 しかし、納得のいく短歌はめったに作れねえ。
今日の日経歌壇に、前の日にできたという「右手のかさぶた」を「友」に見立てた短歌があって印象に残った。 『NHK短歌5月号』の「あの人と短歌」で穂村弘が書いていた、短歌は「普通はなかなか意識に上ってこない些細かつ微細な事柄をテーマにした方が作品として輝く」という言葉を思い出した。