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2022年に掲載された短歌の紹介(日経歌壇、短歌ください、現代歌人協会主催の全国短歌大会)
(写真は、高知県香南市にある手結港可動橋(ていこうかどうきょう)1日に8時間だけ橋が降りて渡れるようになる。)
今回は、俺が短歌を始めた2022年に掲載された短歌を紹介したい。ペンネームは、石井啄也だ。
まずは、日本経済新聞の日経歌壇(穂村弘選)に掲載された4作品だ❗
早口で言ってることは分からないでも癒される不思議な人よ
落城の危機に瀕した三番のレジに向かって走る店長
「君の目はワオキツネザルみたいだね」急上昇ワード ワオキツネザル
選者の評「「ワオキツネザル」の繰り返しが、韻律の心地良さを生み出している。」
「無意味だと言われる事をする会」が結成直後に解散をした
選者の評「えっ、と驚いて、それから、なるほど、と納得。」
この短歌は、もしも「無意味だと言われる事をする会」というのが、結成されたとしてどんな事をするのが一番無意味かなあ、と想像した時に結成してすぐに解散する事じゃないか、という想像短歌である。
次は、本とコミックの情報マガジン『ダ・ヴィンチ』の「短歌ください」という短歌の投稿コーナーに掲載された短歌だ❗「給食」というお題だった。
欠席の時に届けてくれたパンが走馬灯に一瞬写る
選者の評「あ、あの時の「パン」だ、と〈私〉にはわかるのだろう。「一瞬」の、でも人生で特別な「パン」。
次に、現代歌人協会主催の第51回全国短歌大会で佳作となった作品だ。この短歌は10人中3人の選者(大松達知、外塚喬、横山未来子)が佳作として選んでくれた。
僕は今カメラを持っていないから心を込めてまばたきをする
掲載してくれた選者の方々に心から感謝したい。
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