岸志帆莉/大学研究員×文筆業

大学研究員、文筆業。日本で働きながら🇬🇧の大学院へ「オンライン留学」し教育を学んだ後、🇫🇷…

岸志帆莉/大学研究員×文筆業

大学研究員、文筆業。日本で働きながら🇬🇧の大学院へ「オンライン留学」し教育を学んだ後、🇫🇷に渡りデジタル教育を研究。パリ大学 教育学修士│🇨🇳在住(4歳+1歳👶の母)│著書『海外大学院にオンライン留学しよう』 https://lit.link/shiorikishi

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書籍『海外大学院に「オンライン留学」しよう』が発売となりました

こんにちは。 前回の投稿でもお伝えしましたが、このたび私のnoteで連載してきた「オンラインで海外大学院に行こう!」マガジンが一冊の本になりました。 『海外大学院に「オンライン留学」しよう』 というタイトルで、本日11月3日(金・祝)より発売開始となりました。 noteマガジンが一冊の本になりましたこの本は、私がこれまでnoteで連載してきた「オンラインで海外大学院に行こう!」というマガジンがもととなって生まれた本です。マガジンからの選りすぐりの記事に加え、新たな書き

    • 【お願い】「脱・弧育て」や「シェア育児」等のテーマについて、お話を聞かせていただけませんか?

      こんにちは。 岸 志帆莉です。 突然ですが、「脱・弧育て」や「シェア育児」といったテーマについて、お話やご意見を聞かせていただける方を現在求めています。 <お願いの背景>わたしは出版社勤務を経て、現在はノンフィクションライターとして活動しています。ここ数年は「脱・弧育て」「シェア育児」「チーム育児」などのテーマを追いかけています。 こうしたテーマを追っている背景には、わたし個人の過去の体験があります(以前、夫の単身赴任により一年ほどひとりで子育てをしていた時期がありまし

      • セルフ・パートナーシップへの道のり ― わたしの転機をふりかえる #12

        こんにちは。 こちらのnoteでは、全12回にわたり「わたしの転機をふりかえる」というテーマで連載をしてきました。 はじめはここまで長くなる想定ではなかったのですが、「転機」というテーマで振り返るといろいろなエピソードが出てくるもので、気づけば12回を数えていました。ここまでお読みいただいた方(がもしいらっしゃったなら)、本当にありがとうございました。 振り返ると、ささやかなものから大きなものまで、本当にさまざまな転機がありました。失業や出産といった大きなものから、友人

        • 宝宝(バオバオ)の国へ ~中国・江蘇省へ引っ越す~ ― わたしの転機をふりかえる #11

          前回はこちら: ****** 2023年3月。たくさんの方々に支えていただいた思い出いっぱいの母子生活にひと区切りを打ち、家族で中国・江蘇省に引っ越してきました。 はじめて見る中国は、わたしにとって新鮮な驚きの連続でした。 飛行機の窓から見た中国大陸は黄色く、黄海もその名のとおり黄色でした。そのなかに赤の屋根や看板などが映えて、その色の取り合わせがまるで中国の国旗のように見えたことを今でも鮮明に覚えています。大地はうっすらと空気の層で覆われて、どこか謎めいていて、「な

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        • 家族のこと、子育てのこと
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        • わたしの転機をふりかえる
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        • エッセイ、短歌、創作
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        • 新しい働き方LAB|研究日誌
          7本
        • 「オンラインで海外大学院に行こう!」マガジン
          63本
        • フランスEdTech留学記
          4本

        記事

          100人の「家族」との出会い ― わたしの転機をふりかえる #10

          前回はこちら: ****** 夫が中国に出発してから、母子3人の暮らしがはじまりました。当時、息子たちは3歳と0歳でした。 想像をはるかに超えて壮絶な日々のなか、体も心も早々に限界を感じるようになりました。家事の水準を下げたり「ヤメ家事」を実践したりして多少は良くなりましたが、根本的な解決にはなりませんでした。そこで、慣れないながらも少しずつまわりを頼ってみることにしました。 まずは幼稚園の先生方、保護者の皆さん、ご近所の皆さん。さらに、ベビーシッターさん、家事サポー

          100人の「家族」との出会い ― わたしの転機をふりかえる #10

          夫の転勤により、母子3人の生活へ ― わたしの転機をふりかえる #9

          前回はこちら: ****** 2021年の秋、第2子となる次男を出産しました。 コロナ禍のため家族の立ち会いや面会は一切禁止、出産時もマスク着用必須、約一週間の入院中に来訪者はゼロ……という異例づくしの出産でしたが、赤ちゃん自身は元気に生まれてきてくれました。 そこから約1ヶ月後のこと。次男を寝かしつけ、自分もひと寝入りしようと思ったタイミングで、夫に声をかけられました。そしてその場で、中国への転勤が決まったことを告げられました。 渡航予定は、翌年の春。その時点です

          夫の転勤により、母子3人の生活へ ― わたしの転機をふりかえる #9

          わたしのパラレルキャリア作戦 ― わたしの転機をふりかえる #8

          前回はこちら: ****** 保育園に落選したことをきっかけに、「自分はやっぱり書くことで世の中とつながりたい」という本心にやっと立ち返ることができました。 そこで、「書くこと」を軸につぎの一手を考えはじめました。しかし、すぐに厳しい現実に突き当たります。 行動を起こしたくても、最初の一歩を踏み出せないという現実です。 それまでオンラインで大学院に通ったり、海外で教育経験を積んだり、思いつく限りのことをやってきたつもりでした。それにより、会社のなかで仕事の幅が広がり

          わたしのパラレルキャリア作戦 ― わたしの転機をふりかえる #8

          保育園の落選をきっかけに、自分の本心に立ち返る ― わたしの転機をふりかえる #7

          前回はこちら: ****** フランスから帰国し、ふたたび仕事に邁進するなかで、第一子を妊娠しました。 そして2018年の秋、長男を出産しました。 出産後は慣れない育児に戸惑いながらも、まわりに助けていただきながら何とか子育てを楽しんでいました。 そんななか、職場復帰を目前に控えた冬、ひとつの転機が訪れました。 保育園の選考に落選したことです。 その数年前、かの有名な「保育園落ちた日本死ね」という言葉が流行語大賞を受賞して話題になりました。それから3年後、自分がそ

          保育園の落選をきっかけに、自分の本心に立ち返る ― わたしの転機をふりかえる #7

          社会人先生、フランスへゆく ― わたしの転機をふりかえる #6

          前回はこちら: ******* 日本の出版社で働きながらイギリスの大学院で教育を学んだ私は、その後フランスに降り立ちました。30歳の夏でした。 目的は、ふたたび大学院で教育関係の研究をしながら、現地の小学校で教育経験を積むことでした。イギリスの大学院で学んだことをさらに深めるための決断でした。 仕事のブランクを避けるためにわざわざ「オンライン留学」を選んだ私が、なぜ結局フランスに渡ることにしたのか。その理由は、「教育経験を得るため」というのが大きな理由でした。 UC

          社会人先生、フランスへゆく ― わたしの転機をふりかえる #6

          イギリスの大学院に「オンライン留学」する ― わたしの転機をふりかえる #5

          前回はこちら: ******* マララ・ユスフザイさんの国連演説に背中を押され、教育を学ぶことを決心しました。 あれこれ学校について調べた結果、大学院で教育学を専攻することにしました。しかし、そこで早速ひとつのハードルが立ちはだかります。 通学というハードルです。 当時はフルタイムの会社員だったので、全日制の大学院に通うことはできません。かといって、現職に生かすために学びたいわけですから、退職して進学するという選択肢もありません。学びたいのに学べない、というジレンマ

          イギリスの大学院に「オンライン留学」する ― わたしの転機をふりかえる #5

          マララ・ユスフザイさんの言葉 ― わたしの転機をふりかえる #4

          前回はこちら: ******* リーマン・ショックに二度の失業、過労等による体調不良、そして社会をゆるがす大災害。 これらすべてを20代前半という若い時期に経験したことで、わたしの価値観は少しずつ変わっていきました。 同時に、将来に対して強い危機感を覚えるようになりました。ひたすら悩み、考えた末にたどり着いたのが、大学で学び直すという選択肢でした。 ふたたび学ぶことを考えたとき、胸をよぎったのが「教育」というテーマでした。 理由はいくつかありますが、ひとつは仕事上

          マララ・ユスフザイさんの言葉 ― わたしの転機をふりかえる #4

          出版社でのちいさな挫折と、あらたに見つけた目標  ― わたしの転機をふりかえる #3

          前回はこちら: ******* 二度の失業により、ふたたび路頭に迷った私は、ひょんなきっかけから憧れの出版社で働くことになりました。 大好きな本に囲まれながら働く日々は夢のようでした。無我夢中で仕事にのめり込みました。 そのオフィスの一角には大きな書庫があって、さまざまなジャンルの本が壁一面にぎっしり並んでいました。そこに足を踏み入れるたび、色とりどりの本の背表紙と紙のにおいに包まれて「なんて幸せなんだろう……!」と感じたことを今でも思い出します。 一方で、仕事を覚

          出版社でのちいさな挫折と、あらたに見つけた目標  ― わたしの転機をふりかえる #3

          リーマン・ショックからの失業と、あらたな道のり ― わたしの転機をふりかえる #2

          前回はこちら: ******* 大学を卒業後、小さな映像プロダクションに就職しました。 前回もちらっとお話ししたとおり、活字系の業界は避けて就職活動をしていたのですが、表現にかかわる分野はあきらめきれず、隣接する業界に落ち着くという形を取りました。 会社では仲間に恵まれ、忙しくも充実した日々を送っていました。 そこは映像業界らしい雰囲気に満ちたプロダクションでした。帰宅は毎晩終電、日によっては午前様。出張ロケなどもある体力重視の現場でした。社長以下の先輩方も、広告業

          リーマン・ショックからの失業と、あらたな道のり ― わたしの転機をふりかえる #2

          わたしに影響を与えた言葉たち ― わたしの転機をふりかえる #1

          「書くことを仕事にしたら?」私は幼いころから書くことが好きな子どもでした。 小学生のころは、友だちと交換日記や手紙のやりとりをするのが好きでした。交換日記はいつも私のページだけ文字でぎっしりでした。 単に日記を書くだけでは飽き足らず、頼まれてもいないのにファンタジーの連載をはじめたり、雑誌「ムー」に出てきそうな都市伝説ネタを自分で作り上げたり。いま考えると、結構はちゃめちゃなことを書いていたと思います。さらに挿絵を書いたり文字の色を変えたり、かなりの凝りようでした。 ほ

          わたしに影響を与えた言葉たち ― わたしの転機をふりかえる #1

          「わたしの転機をふりかえる」note連載はじめます

          ふとこれまでの道のりを振り返るとき、あれが転機だったなぁと思う出来事がいくつかあります。 結婚や出産などもそうですが、身近な誰かにかけられた言葉とか、ニュースで目にした海のむこうの誰かの言葉など、意外なものが人生を動かすきっかけになっていたりします。 私のこれまでを振り返ってみると、転職や失業、海外引っ越しのように比較的わかりやすい転機もあれば、「誰かとの出会い」や「子どもとの関係性の変化」など、あいまいもことした事が意外な転機になっていることに気づきます。 そんなこと

          「わたしの転機をふりかえる」note連載はじめます

          【ギター20時間チャレンジ】 まったくの初心者がギターを20時間練習したら?

          こんにちは。 突然ですが、この春からギターをはじめました。 そして、単に練習するだけでは続けられるか自信がなかったので、ひとつ小さな目標を設けることにしました。 その目標とは、 です。 なぜ20時間? ~チャレンジの背景~私はもともと新しいことにチャレンジすることが好きで、これまでにも自分がやりたいと思ったことはできるだけチャレンジしてきました。 しかし、以前からやりたいと思いつつ手をつけられていなかったものが一つありました。それがギターでした。 ギターをやりたい

          【ギター20時間チャレンジ】 まったくの初心者がギターを20時間練習したら?