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#推薦図書

あなたのおすすめしたい本の感想やあらすじ、その本にまつわるエピソードなどを、ハッシュタグをつけて教えてください。

急上昇の記事一覧

なんとなく言語 (学) に興味がある人のためのブックガイド

「なんとなく言語 (学) に興味がある人のためのブックガイド」をつくりました。 「なんとなく言語 (学) に興味があるのでもうちょっと読んでみたい」 「言語学にどんな分野があるのか知りたい」 「専門的に勉強したいというほどではないのだけれど、もうちょっと何か読んでみたい」 という人のために、言語 (学) についての入門的な本を紹介します。 これらの本を読んで言語 (学) っておもしろいなと思ったら、ぜひ大学などで言語学の授業を受けたり、専門的な入門書を読んだりしてく

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3月・4月に読んだ素敵な本を紹介します

前回やってみた「2か月まとめて紹介スタイル」がなんだかしっくりくるので、今年はこの調子でいく気がしています。そして振り返ってみると3月・4月もけっこう読めていてうれしい。順番に紹介していきます。 人は話し方が9割/永松 茂久「令和イチ売れている会話の本」と帯で紹介されていた同書。何度もその表紙を書店などで目にしてきましたが、ついに購入する時がきました。最近、「話し方うまくなりたい欲」が高まっているのです…… 読了後は「いい意味で思っていたのと違った」と感じました。具体的な

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『一流の人は、本のどこに線を引いているのか』

本に線を引く著名人がたくさん出てくるのかと思いきや、著者しか登場しません。つまり、一流の人って著者のことです。 著者の土井英司さんは、近藤麻理恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』をプロデュースした方です。 毎日本を3冊は読み、本書出版時点で2万冊以上の本を読んでいるとのこと! そりゃあもう間違いなく一流です。 一緒に学びましょう!💪 ビジネス書は「投資」である本書で出てくる「本」というのはビジネス書のことです。 ビジネス書は「投資」、しかも「安い」と言います。まった

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「おすすめの本ある?」ときかれたら

「おすすめの本ある?」 そう聞かれたらなんて返えそうか。 と、考えたことはありますか? 私はよく考えます。聞かれたことなんて、ほとんどないけど。 まがりなりにも読書好き本好きを称している身としては、おすすめ本のラインナップを時折整理していつでも出せるようにしておくのも、ひとつのたしなみみたいなものかな、と思ったりしています。 でもってこの問い、すこし考えるとわかるけどけっこう難しい。 「すきな本」じゃなくて「おすすめの本」だから、私個人の趣味が強すぎる本なんかでは

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積読うだうだ日記 2024年5月5日

こんにちは! つくだ@書籍編集×ライターです。ゴールデンウィークもあと2日ですね。今週は積読解消ウィークにしようと思い立ち、スタートしたのが4日。残り2日でどこまで進めるかに挑戦しています。 今日はこどもの日。買い物に行ったついでに、ゴールデンウィークらしいこともしようと、公園のベンチで柏餅とちまきを食べました。基本、インドアな人間なので、久しぶりに青空の下で食べると、心もなんだか晴れ渡っていい気分転換になりました。 振り返ってみると、10年前の今頃は鬱が暴れに暴れ回って

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「祝祭のハングマン」を読んで

Audibleにて中山七里さんの作品を聴きました。 法律で裁けない罪人に直接審判を下す。 僕が勝手に持っていた中山七里さんのイメージとは少し違った感じで、次回作もあるんじゃないかと期待してしまう作品でした。 ○ざっくりストーリー女性警察官が主人公。 ある日、トラックによる死亡事故が発生し、父の会社の同僚であることがわかる。 ほどなくして、会社の別の同僚も亡くなり、立て続けに父自身も仕事中に労災で亡くなってしまう。 父の勤める会社は大手の建設会社であり、裏金などの黒

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紅テントで輝いた「誤読の魔術師」

「マジックリアリズム」という言葉をご存知ですか? 私もよくわかっていません。なんとなく「日常と非日常、リアリズムと幻想が当たり前のように共存する世界観」だと捉えています。 ウィキペディアを見ると、日本人作家では安部公房の名が最初に出てきます。 「壁」や「カンガルー・ノート」はそんな感じでした。カフカ的と評されがちだけど、もう少しダリの絵画に近いような。村上春樹だと「ねじまき鳥クロニクル」「海辺のカフカ」辺りを連想します。 唐さんの文学にも近い匂いを感じました。現実へい

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「ずるい考え方~ゼロから始めるラテラルシンキング入門~」を読んで

ずるいというタイトルで惹き付けられた本書。 物事の本質をとらえて、ちょっとした発想の転換によって、労力をかけずに問題解決できるラテラルシンキングを学ぼうというもの。 会社で、とりあえず周りのやり方を踏襲する僕としては真似したい考え方。 大事なのは、 特徴をとらえる抽象化だと気づきを得ました。 できる人、良いアイディアを出す人の考え方を知れる本です。 周りから、あいつずるいよな~と思われる人になりたい! 良い意味で。 ○ラテラルシンキングとはラテラルシンキング…

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「ザイム真理教」

以前、こんな事をつぶやいたのですが。 今回、森永さんの本を読んで、「やっぱり財務省は解散すべきだ」と思います。 序文で、 とあります。そして、 これは皆さんも実感されているのではないでしょうか。 ここから、本書から少し引用させていただきます。 さらに、議員さんの証言。  引用したいところはたくさんありますが、控えます。下の目次を見るだけで腹立たしさも倍増です。 ◯教祖と幹部の豪華な生活 ◯強力サポーターと親衛隊 ◯岸田政権は財務省の傀儡となった

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改革者でも弱者でもないーミニ読書感想『他者といる技法』(奥村隆さん)

社会学者・奥村隆さんがもう30年ほど前に書かれたという『他者といる技法』(ちくま学芸文庫、2024年2月10日初版発行)が面白かったです。平易な言葉だけで、社会の複雑さを解きほぐす。複雑さとは、社会はそこに生きる私たちにとって善い面と悪い面の両方を含むこと。「当たり前じゃないか」と思ってしまう結論を、「言われてみればそうだな」という道筋で考えさせてくれる。 社会は複雑である。他者は時に、不気味である。そのことを平易な言葉だけで伝えてくれる本書は、さまざまなモチーフを使う。例

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サクリファイス(犠牲)は生き残るため 未来のため誰かのため

東京オリンピック2020自転車ロードレースで入賞圏外の集団が、234kmの戦いを終えてのゴールに向かう中に新城幸也選手が後方2列目にいました。新城選手の隣りの選手が、彼に何か話しかけている様子があり、そのあと周りの選手が新城選手のために道を開けてくれて新城選手が彼らより少し先にゴールしました。 ここは、日本だぜ。おまえ先にいけよ。 そんな会話があったのかも。戦っていたときはお互いライバルでも風の抵抗を避けるため先頭交代したりと協力し合うことがある自転車ロードレースは紳士の

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『センスの哲学』(千葉雅也著、文藝春秋)を読んでみて、昨日のスピーチを振り返る

今回は、「センスの哲学」(千葉雅也著)を読みました。 単純に面白くて、一気に読めました。 これは「センスが良くなる本」です。 という表題はキャッチーですが、ちょっとドキッとしますよね。 昨日、人前でスピーチをした唐突に個人的な話で恐縮ですが、昨日は、人前でスピーチをする機会がありました。 思ったより緊張はしなかったのですが、うまく言いたいことが言えたのかというとどうだったかな。昨日、意識しようと思ったことは、意識してやってみたつもりです。 終わった後、何人かに「話どうだ

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端本

 場所をとるから、という理由で電子書籍への移行がすすんでいる昨今、「全集本」ほどその流れに反する存在はない。  私はある時期まで、「全集本を買うなら、完品に限る」という信念に囚われていた。つまりどういうことかというと、古本屋や古本まつりで全集本の端本を見かけても、買わない。全部で20巻ある全集なら、20巻一気に購入する、これがマスト……そんな風に考えていた。  そうではなくなった今となっては、これは「囚われていた」とネガティブに表現すべきことではなかったかなと思う。我が家の

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『おらおらでひとりいぐも』(若竹千佐子 著)

※ネタバレします。 【内容】 夫に先立たれ、子供たちとも疎遠 の75歳の老女桃子は、いつしか脳内で沢山の人間が語り出すようになる。 第158回芥川龍之介賞受賞作。 【感想】 老人文学としか言えないような不思議な作品でした。 一人孤独に暮らす老女の頭の中で、色んな人々が喋り出す… 実験的な作品だけど、東北方言というドメスティックな手触りもあり、読んでいて不思議に懐かしく、どこか腑に落ちる感覚がありました。 まるで本人の幻想をそのまま文章にしたようなリアリティがあり、一人

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負けない力(著:橋本治) 読書感想文

負けない力(著:橋本治、大和書房、2015) 例えば学校の授業でも質問があったら遠慮なくと先生から言われても誰も手を挙げなかった。そして私は授業後こっそり先生に尋ねたものである。「分からない」のが気持ち悪かったからである。だいたいの場合は先生は喜んで質問に答えてくれた。自分は後輩に対してそのことができていた(る)だろうか。たいしたことない人にはなりたくない。 果たして自分はこの本を読んでこの著者という他人の言葉を自分の言葉に変えられることができるのだろうか。 そして、著

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Kindle本人気小説51%ポイント還元セール!おすすめ小説9選!

セール対象作品から個人的なおすすめを厳選掲載しております。ポイント還元についてはリンク先でなければ見えない仕様となっておりますので、実質の価格についてはリンク先をアクセス後にご確認ください。 「弱キャラ友崎くん Lv.11」屋久ユウキ(著) 「白き帝国 1 ~ガトランド炎上~」犬村小六(著) 「彼とカノジョの事業戦略~“友達”の売り方、教えます。~」初鹿野創(著) 「高嶺さん、君のこと好きらしいよ」猿渡かざみ(著) 「私が愛した余命探偵」長月天音(著) 「十五光年

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GW中に六冊読む

このゴールデンウィーク中に六冊本を読んだ。 一日に二冊のペースで読んだ。 だが速読でもなんでもない。ほんとうの読書家だったら一日に二冊なんて当たり前だろう。 途中挫折しそうになった本も(挫折した本も)あった。 読んでいてつらかった時もあった。 本以外のことで頭がいっぱいで本など読んでいる気にならない時もあった。 だから「本ばかり読んでいた」とは言い難い。元々集中力などない人間である。 しかし自分の読書感想文を読んでみるといや自画自賛になっていやらしいが結構核心をついている読み

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読書感想文 今邑彩「ルームメイト」

大学進学を機に上京した萩尾春海は、一人暮らし用の物件を探していた時に西村麗子という女性と出会う。同い年で、同じ事情を抱えていた麗子と春海は意気投合し、家賃折半でルームシェアを始めた。 いくつかの取り決めをした上での共同生活は快適だったが、しばらくして麗子の様子がおかしくなる。服や食べ物や音楽などの趣味がガラリと変わったのだ。 とはいえ、ルームシェアを始める上での取り決めの一つに「互いのプライバシーに干渉しない」という項目があったため、麗子の豹変を訝しく思いつつも春海は踏み

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真夜中読書倶楽部 2023年9月

これはJ-WAVEで毎週火曜日の深夜に放送中のラジオ「BEFORE DAWN」の人気コーナー「真夜中読書倶楽部」で紹介された推薦図書の記録です。 私が読んだ本には感想や備忘録を付けています。 9/6 居酒屋の誕生: 江戸の呑みだおれ文化/飯野亮一 9/13 「いる」じゃん/くどう なおこ 絵: 松本 大洋 よるよ/コジヤジコ 絵:中山信一 絵本つながりで紹介があった。かわいい。 9/20 静かに、ねぇ、静かに/本谷 有希子 9/27 ブルーハワイ/燃え殻 当月

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【4月新刊発売!】光文社文芸編集部の新刊4作品をご紹介!

2024年月は4冊の新刊を刊行しました!今回も超濃厚ですよ!! ①『斬首の森』澤村伊智★あらすじ ☆担当編集の≪ココが推し!!≫ ②『対決』月村了衛★あらすじ ☆担当編集の≪ココが推し!!≫ ③『あなたに聞いて貰いたい七つの殺人』信国 遥★あらすじ ☆担当編集の≪ココが推し!!≫ ④『覚悟せよ』矢野 隆★あらすじ ☆担当編集の≪ココが推し!!≫ 【4月新刊発売中!】 ■ ■ ■ ★文芸編集部noteがパワーアップしました! 「みなさまにもっともっと小説の

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