AMR

あなたの聴診器キレイですか?

本日は、聴診器の清掃のお話です。

聴診をされる患者の皆様の立場にたてば、聴診器がキレイであることに越したことはありませんね。

筆者は、日常のアルコール綿での皮膚接触部位の清掃以外に、
週一回程度、聴診器の分解清掃を推奨しております。

それは、聴診器は表面をアルコール綿で清拭しただけでは、完全にはキレイにならない場合もあるためです。

それでは、「聴診器の清掃」始めましょう!

まずは、清掃す

もっとみる
フォローお願いします!
1

MIC?の数値から抗菌薬の有効性の判断・投与設計へ~最適治療抗菌薬の選び方④

本日は、最適な抗菌薬選択に関するお話の続きです。

患者さんの検体を細菌検査に提出し、特定の菌種が原因菌(症例由来菌株)が培養される。

培養された原因菌(症例由来菌株)に対して、抗菌薬感受性検査を実施する。

原因菌(症例由来菌株)の特定の薬剤に対する最小発育阻止濃度っぽいもの(いわゆるMICっぽい数値ここでは”MIC?”で表現します)が得られます。

ここまでのMICの数値の意味合いについては

もっとみる
ありがとうございます~
1

誰がモンダイと認識しているのか?~手洗い・手指衛生について

本日は、本ノートの主要テーマの一つである「問題解決」についてのお話しです。

私共、感染管理部の重要な仕事には、病院内および地域の感染対策があります。

そして、感染対策で最も重要な位置づけとなる対策が・・・

手洗い・手指衛生

です。

「流水と液体せっけんで手を洗う」~手洗い

「アルコール性手指消毒剤を使用して手をきれいにする」~手指衛生

病院や地域で皆様の医療に携わる医療提供者の、ほぼ

もっとみる
ありがとうございます~
2

感受性検査結果から抗菌薬耐性機序を予想する~最適治療抗菌薬の選び方③

最適治療抗菌薬選択に必要な、感受性試験結果の解釈の仕方のお話を続けてまいります。

今回は、薬剤感受性の判定
 S:susceptible
 I:intermediate
 R:resistant

の結果から、薬剤耐性機序を予想する、抗菌薬選択に大変重要な内容となります。

予めお伝えしておきますが、感受性の判定”S"、”I"、”R"から薬剤耐性機序を予想するため、正確な薬剤耐性機序がわかるわけ

もっとみる

抗菌薬感受性結果を臨床判断に活かす方法~最適治療抗菌薬の選び方①

本日は、細菌検査結果が判明した後の「最適治療抗菌薬」選択のための導入のお話です。

抗菌薬は「2度決定」するのでしたね。
参考:正しい診断なくして適切な治療なし
https://note.com/idshowa/n/nba77ccf8479b

初期治療抗菌薬は、2つの感染症診断
 ・臓器・解剖学的診断
 ・微生物学的診断
この内、主に「微生物学的診断」を推定し、目的とする細菌に対して、どれくらい

もっとみる
ありがとうございます~

耐性菌を”ゼロ”にする魔法

本日は、薬剤耐性菌のお話です。

本ノートの主要なテーマの1つが薬剤耐性AMR問題です。

世の中で「薬剤耐性AMR」の話題が結構頻繁に出てくるようになったことは、筆者は内心ちょっと嬉しくもあります。

それは、人々の興味・関心が薬剤耐性AMR問題に向かっていることの証でもあるからです。

時に、薬剤耐性AMR問題への関心がさらに高まる場合があります。

それが、薬剤耐性菌が〇〇病院から多数検出さ

もっとみる
フォローお願いします!
4

薬剤耐性菌~自然耐性と獲得耐性

ある細菌が、特定の抗菌薬が効かない≒「薬剤耐性」と考える場合には、その薬剤耐性機序が「自然耐性」であるのか?それとも「獲得耐性」であるのか?の判断が大変重要です。

薬剤耐性菌について検討・議論する場合には、この2つの薬剤耐性機序のどちらについてなのか?を明確にしましょう。

フォローお願いします!

薬剤耐性機序~2つの薬剤耐性機序

薬剤体制(AMR)問題が、公立昭和病院 感染症科・感染管理部ノートの重要テーマの1つです。

薬剤耐性AMR、特に「細菌の薬剤耐性」≒「耐性菌」を考える上で重要なのが、薬剤耐性機序の考え方です。

「自然耐性」と「獲得耐性」~違いが説明できますか?

フォローお願いします!

感染症診療における「三方よし」

モンダイ:次の「患者」と「医師」の会話の中のマチガイを探してください

患者:カゼ引いたので早く良くなるように「抗生物質(抗菌薬)ください!」

医師:でも、「カゼ」に『抗生物質(抗菌薬)』は必要無いんですよ」

患者:この前のカゼの時にもらった、あの抗生物質(抗菌薬)『〇〇キサシン』よく効きましたよ

医師:(心の声:まあこの患者さん抗生物質(抗菌薬)出さないと、満足してくれなさそうだな・・・)

もっとみる

最適な抗菌薬の選び方

本日は、抗菌薬適正使用の具体的な方法についてお話いたします。

まず前提として、2つの感染症診断
 ・臓器・解剖学的診断
 ・微生物学的診断
この2つの診断が適切であることが、感染症診断が適切であることが、感染症治療を適正なものとするのに必要でした。

そして、微生物学的診断(予想・推定もしくは特定されたもの)が「細菌」の場合に、感染症治療薬(抗微生物薬)として「抗菌薬」が登場いたします。

もし

もっとみる