147. Implementation of hand hygiene in health-care facilities: results from the WHO Hand Hygiene Self-Assessment Framework global survey 2019

de Kraker MEA, Tartari E, Tomczyk S, et al. Implementation of hand hygiene in health-care facilities: results from the WHO Hand Hygiene Self-Assessment Framework global survey 2019. Lancet Infect Dis. 2022; S1473-3099(21)00618-6. 

WHOの手指衛生改善プロジェクトが策定されてから10年(しらんけど)・・・手指衛生の実施レベルはどうなっているのか検証。IPC専門家に、Hand Hygiene Self-Assessment Framework(HHSAF)を回答してもらった。90カ国(WHO加盟国の46%)から3206件の回答。HHSAF スコアは、レベル中程度(350 点、IQR 248-430)で、国の所得水準や医療施設の資金調達構造と正の相関を示した。項目では、システムの変革が最も高いスコア(85点、IQR55-100)を示し、ポイントオブケアのアルコール手指消毒が、特に高所得国で標準的な習慣となっている。施設の安全性に関する文化が最も低スコアだった(55点、IQR35-75)。

薬剤耐性対策には抗菌薬適正使用より院内感染対策のほうが、初期のインパクトは大きい。ていうか、IPCに手をつけずに適正使用してもあんまり意味ない。日本でも小規模病院のIPCが問題ですので、がんばりましょう。

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