遺稿

【遺稿写真公開】さようなら、半藤一利さん 歴史探偵が最後に遺したもの

【遺稿シリーズ】第十三夜~竜頭と木魚撥

chihayaさん家に遊びに行ったときに、畳の下から、某文豪の未発表の遺稿が見つかったので、いただいて掲載しました (゜0゜) ============================ こんな夢を見た。 知らない間に竜の背中に乗っていた。 そんなことは望んだ覚えもなかったのに、竜の背中に…

【遺稿シリーズ】ウォッカと女

みこちゃん家の酒蔵から、某文豪の未発表の遺稿が見つかったので翻訳してみました (゜0゜) ============================= ドミートリーニコラーエフは、いつものように場末の小汚い喧騒の絶えない酒場でウォッカを次々と、まるで泥水を飲むように、顔中に渋面を作…

【遺稿シリーズ】古い日記

みこちゃん家の書斎から、某文豪の未発表の遺稿が見つかったので掲載しました (゜0゜) ============================ 書斎には一冊の古ぼけた本があった。 古ぼけた本の背表紙には微かに「牧田次郎」という文字が浮かんでいたが、題名の部分はすでに色あせて判読不…

【遺稿シリーズ】第十一夜〜菊の花の眠り

みこちゃん家の仏壇の裏から、某文豪の未発表の遺稿が見つかったので掲載しました (゜0゜) ============================ こんな夢を見た。 うすくらいまるで、座敷牢のようなかび臭い畳の部屋で起きた。 まるで知らない場所だった。 一体ここは何処なんだろうと…

【遺稿シリーズ】無音と無明の恩寵

みこちゃん家の本棚の隙間から、某文豪の未発表の遺稿が見つかったので掲載しました (゜0゜) ============================ 黒さというものが無音を意味するということを初めて知った。 漆黒の中に無限の無音がひしめいていることを、京都で知った。 京都とは街全…

【遺稿シリーズ】さしこの箪笥

みこちゃん家のタンスの裏から、某文豪の未発表の遺稿が見つかったので掲載しました (゜0゜) ============================ お母様の箪笥をこっそり開けたことがあった。 きらびやかな和服がたくさん丹念に畳んであった。 それをうっとりと眺めていて、何だか自分…

【遺稿シリーズ】川面に滲んだ雪の頬

みこちゃん家の床下から、某文豪の未発表の遺稿が見つかったので掲載しました (゜0゜) ============================ そこかしこに落ち葉が流れていた。 落ち葉の濡れた川面の中に、その娘が覗き込んでいる着物姿が映った。 「遅れてごめんね」 「いいさ」 渓谷…

【エッセイ】結局、自殺する理由なんて本人にしか分からんよ

Wikipediaによると小説家ー芥川龍之介は将来への不安、数学者ー谷山豊は将来への自信喪失で自殺したとされています。実力的にピークを迎えた今、これから年齢を重ねると共に下り坂になっていくことを何となく感じ取っていたのかもしれません。この推察が正しいものと仮定して以下書いていきます。 そ…

文通(改訂版)

まえがき  こんな事を、すべて書いた後で前書きで書くのもセコいのだが、スラスラと書いていたら長くなってしまった。文字数からすると、所謂論文といわれるものの五分の一もないくらいのボリュームだろうが、もはや原稿にして10ページくらいはあるかもしれない。しかし、後にも述べるが、この長文は…