猫が本棚から本を落とす。おいおいこれは三大自虐本だぞ。 『地下室の手記』『人間失格』それとこれだ。 しかも、言い寄って落としたら捨てる。お前ら猫みたいな話だぜ。 しっかし、新潮文庫で¥160っていつの本かと見たら。昭和五十六年三十七刷だって。 えっ。まず撫でろってか。ハイハイ。
その昔、真顔で友に問うた。「TVの『ショムニ』、コマ割とか構図が漫画みたいやな?」──友はシレッと「…だって、元は漫画やん」──あ、やっぱそう!? さて今。『アドルフに告ぐ』全4巻、読了。コマ割やら構図やら、コッチはまるで映画の如し。心響度に至っては『シンドラーのリスト』級!
https://ameblo.jp/kayaori-saraki https://ameblo.jp/atelier-saraki Facebookぢゃ発信しづらい巨匠の名作――『アドルフに告ぐ』。かつて全巻読破、今は押入れに安置の『ブッダ』同様、チョビ髭総統の生涯モノかと思いきや―― “アレ?いきなりオトナっ!”