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日記的な文章

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#現代短歌

日記(le 18 janvier 2022, mardi)

ひさびさ再開のこと半年ぶりぐらいでnoteを書く。改行とかいろんなインターフェイスが変わっていて戸惑っている。
半年間、非常勤講師を週に1コマだけだが受け持って、それもテクストを指定してほとんど学生に話させる演習なのだが、それに追われて何もできなかったに等しい。鬱病が悪化して無職で何もせずひきこもっていたのを、無理に人前に出て喋るのだから大変である。鬱のせいで本も読めないのに難しいテクストを指定

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日記(le 13 juin 2021)

落ち込んでいることここ数日、ツイッターなどで落ち込んで、死ぬのなんのと言っているのは、ごく簡単に言ってしまえばある専任ポストの公募に落ちたためです。こちらとしてはかなり力を入れて書類を作り、業績も揃え、せめて面接までは行ってくれ……!と願って応募したのですが、薄っぺらな茶封筒にA4ペライチの、わら半紙のように質の悪い紙で、お祈りの手紙が届きました。たぶん、大学での教歴がまだない(非常勤は今年の9月

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日記(le 4 juin 2021)

歌人として致命的な欠点のこと歌が暗唱できない。記憶していても上の句だけとか下の句だけとか、一部だけということが多い。早稲田短歌会の歌会に初めて出たころ、とにかく先輩たちが何か先行する歌の話題が出るとすぐにパッと暗唱できるのに驚いた記憶がいまも鮮明に残っている。僕が暗唱できないのは短歌だけでなく俳句や川柳、近現代詩でも同じ。短いフレーズを覚えておくのも苦手で、それは日本語だけでなく英語やフランス語で

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日記(le 27 mai 2021)

夜中に泣いた曲のこと夜中にSpotifyで音楽を聴いていたら、ランダム再生で谷村新司「サライ」からの岡村孝子「夢をあきらめないで」という流れがあって泣いてしまいました。
鬱が悪化してから感情が鈍って、本を読んだり映画を観たりしてもこれといって感動したりしなくなった一方で、変に涙もろくなって(歳をとったせいもあるのかな)泣かないまでも涙ぐむことが格段に増えましたが、今回は涙ぐむだけでは済まずに涙をボ

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