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旅のつれづれ。

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住んでいる町以外を訪れた時のお話を、プチ旅・長旅問わず写真多めで綴ります。 欧州在住のため、海外の写真が多いです。 雰囲気、人々、当時の様子などを自分の視点でひとり言っぽく。
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#ドイツ

【Görlitz3/ゲルリッツ3】聖ペーター教会のオルガン 〜 川を渡る

【Görlitz3/ゲルリッツ3】聖ペーター教会のオルガン 〜 川を渡る

お昼前にやっと到着、聖ペーター教会。二本の尖塔が特徴的。

"ナイセ川にある最も美しい神の家"と呼ばれる、聖ペテロ教会(教区教会)は、遠くからでも川の向こう側からでもひと際目立って、美しい。川からは少し高いところにあるので、余計に目立つ。
当初ここにはバシリカ(教会堂)があったのが、何度か改修され、その後本格的に建設に数十年をかけて、今の形になったのは1497年。尖塔ができたのは更に後の1891年

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【Görlitz1/ゲルリッツ1】中央駅から聖母教会

【Görlitz1/ゲルリッツ1】中央駅から聖母教会

ドレスデンから電車で1時間ほどにある小さな町、ゲルリッツ。
こぢんまりした田舎町といった具合で、何か建築物が有名とか誰々(著名人)が住んでいたとかメジャーな映画の撮影に使われたとか、そんな町では多分ない(知らんけど)。

では何故たった3日間半のドレスデン旅の中、朝も早起き日帰りでわざわざここへというと、「景色がよいと聞いた」から。
町の風景は古く、古い教会も多く、大きな川もあり、広い公園も緑の多

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【Lisbon11/リスボン11】もいちど高いところから眺め、そしてピンクストリート。

【Lisbon11/リスボン11】もいちど高いところから眺め、そしてピンクストリート。

シントラから戻ってきた。

駅のホームは2階のはずなんだけど、外を見る限りそれどころじゃない😅

前日に行ったサン・ジョルジェ城再び。こう改めて見るとやっぱりたっかいところにあるなぁ。要塞だからそりゃそうなんだけどさ…

一昨日シントラのバスツアーから戻った後おばちゃんに連れてってもらったのは、ミラドロ デ サンタルチア/Miradouro de Santa Luzia という絶景場所。Ross

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【Sintra4/シントラ4】ペナ宮殿は美しかった。

【Sintra4/シントラ4】ペナ宮殿は美しかった。

そして、大きすぎた。素人の画角にはとてもじゃないが収まらん。

前回のムーアの城跡を後にして、ペナ宮殿へ歩いて戻る。…さっきの山頂の霧はどこ行った?

レガレイラ宮殿もそうだけど、敷地はやっぱりとっても広い。
予約した時間にペナ宮殿前まで行かないと。500mの坂をお散歩がてら歩いて登ることもできるが、ムーアの城跡の小さな塔もくまなく登り歩き回って少々ヒザががくがくしてきたヘタレな私は、迷わずバスへ

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【Mettmann/メットマン】靴を買いに初めて訪ねた町。

【Mettmann/メットマン】靴を買いに初めて訪ねた町。

この町では、アジア人サイズの服も靴も、目ぼしいお店では争奪戦。
あっという間に売り切れてしまい、オンラインでもSOLD OUTの文字が目立つのもなんら珍しくない。
そもそも形も色も素材も、試着しないことには、(いろんな意味で)着れるかどうかが全くわからない。

というわけで探しまくった靴も、形でサイズが変わったりするので、履いてみて履いてみて、結果欲しい形のものはサイズがどれも残ってなくて、
唯一

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【Mülheim/ミュールハイム】モネの庭2

【Mülheim/ミュールハイム】モネの庭2

次のブースは、こんな感じ。
左下の池はゆらゆら揺れている。橋が絶好の撮影スポット。右側の藤棚も絶好、なんだけ照明が多少暗い。

藤棚の下の池にかかった橋を通って、建物の中へ。

この建物の中の左の壁は、人の動きに合わせて模様が動くようになっている。

外から見るとこんな感じ。

最後のブースは体育館のような部屋で、部屋一面、地面にも映像が映り、写真や絵、フランスの印象派の音楽と共に、モネの生涯を紹

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【Mülheim/ミュールハイム】モネの庭1

【Mülheim/ミュールハイム】モネの庭1

インスタでたまたま見た広告。ドイツ国内の各都市移動型のイベントがあるという。
「モネの庭」を再現、じゃなくて、プロジェクションマッピングで動かしつつ、モネの庭の絵をご紹介。印象派の音楽とともにお楽しみください、というもの。
特にモネのファンというわけではないけれど、この企画がちょっと気になり、日帰りできる開催地での期間に行ってみた。

ミュールハイムという町はここから片道1時間ぐらい。

最寄駅前

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【Boppard/ボッパルト5】カルメリテン教会 

【Boppard/ボッパルト5】カルメリテン教会 

ローマ法王庁がカトリック教徒の火葬を認可してから早50年。
カトリックが多いがイスラム教徒も少なくないフランスでは、(宗教に関わらず)亡くなった方全体の40%程度が火葬、主にカトリックとプロテスタントがざっくり同比率で多いドイツでは50%強が火葬、ということだそう。

埋葬場所の問題もあり、今後ますます火葬は増えるんだろう。
肉体がないと復活の際に困る、ということで土葬もされているけれど、
土地面

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【Boppard/ボッパルト4】教区教会 

【Boppard/ボッパルト4】教区教会 

教区教会(Pfarrkirche)というのは、各地域にあるキリスト教の活動拠点で、
宗教活動に限らず地域の活動にもいろいろ貢献しているという感じの、
宗教色薄く言ってみるなら 半官半民 に少しは近い感覚なんだろうか。
教区の単位は、市政の単位と似てそうだもんな。

で、この町にもあるわけです、教区教会。
上記説明のとおり、町(村)広場といった場所にそびえ立っておりました。

真ん中(祭壇へ通ずる通

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【Boppard/ボッパルト3】町(村?)巡り

【Boppard/ボッパルト3】町(村?)巡り

そこかしこにブドウのつるが伸びている。
食べられるのはどれくらいあるんだろう?
もちろんインテリアとしてもステキだけれど。

ドイツの古い家は、木組みが外に張りだしてあり、
白と茶のコントラストと共に、とにかく美しい。
目立つ柱には装飾。なんなら白壁に絵やレタリング文字が描かれている場合も。

そしてお店のウィンドウには、味のあるオブジェ。
精密さや繊細さにこだわらず、さり気なさやそっけなさ、

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【Boppard/ボッパルト2】隠れた名所、「蛇行するライン川」に向かう。

【Boppard/ボッパルト2】隠れた名所、「蛇行するライン川」に向かう。

急に曇ってきた。
グレーな雲は、人のことなどお構いなしに行ったり来たり。

そして着きました、リフト乗り場。

ご老人夫婦が前に。二人乗りなんだコレ。
一人で乗るとバランス悪くてグラグラ揺れてコワい。
急な誘いかけにも関わらず快諾してくれた同行者がいてくれて、
ホント良かったと思う私。(←ビビり)

さて、わたしらの番がやってきた。
ここで突然同行者がポツリ、「…私、揺れるのダメなんです…」
…な

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【Boppard/ボッパルト1】川と山のワイン村

【Boppard/ボッパルト1】川と山のワイン村

さて、ここからボッパルト編。
前回のコブレンツとこのボッパルトは、1時間に1本の電車で15分。
バスでも移動化。
ホテルをここで取っていたので、要塞から下界を見下ろした後(言い方)、
夕方にコブレンツから移動してきました。
モーゼル川もそうだけど、ライン川の岸に沿ってブドウ畑がたくさんある、白ワインの産地。

近くの建物の壁。ワインボトルの黒板なのに、書いてあるのは料理名(笑)

ホテルにあった、

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【Koblenz/コブレンツ5】聖母教会へ。 

【Koblenz/コブレンツ5】聖母教会へ。 

ヨーロッパを巡っては見学したくなる、教会。
特に何の信仰があるわけでなくとも、
様々な建物の形式、天井の模様、ステンドグラス、像、絵、祭壇、オルガン、などなど、
ただただひと目見るだけでも、一つの大きな芸術、それに絡む政治、宗教、社会の歴史、が垣間見え(勉強苦手なので深くは追究しませんがw)、
それが一つの町に複数あるだけでも感慨深いのだ。

十字架、ではない形での磔刑。
この奥のステンドグラスが

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【Koblenz/コブレンツ4】市庁舎広場と市教会

【Koblenz/コブレンツ4】市庁舎広場と市教会

さて、教会巡りです。
特にキリスト教徒ではないが
(特別な仏教徒でもなければ何かのアンチでもなく)、
それでもヨーロッパの教会は、
見るだけで圧倒されたり感慨深いものが多く、
歴史も文化も民族の根底の何がしかも、
いろいろ含まれている気がして、
あとは(特にカトリック系の)荘厳で華美な造りに
ただただ感動する、というところもあり。

見つければ入ってみたくなるのだ。
(本来ビジターお断りな場所も多

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