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過去の成果との決別
隔離療養生活もあと残り2日。
出勤できるのが待ち遠しいです。
そんな中、毎年恒例の年度始めに開催される方針発表会がありました。
各社代表の方針発表の後には、前年度の優秀会社への表彰があります。
今回は、ありがたいことに、私が担当していた会社が優秀賞と最優秀賞を獲得しました。
比較的コロナ禍の影響が少ない地域であったというのも僥倖でしたが、何よりも幹部はじめ現場のスタッフの皆さんがお客様に寄り添ってケアをしてくださったおかげです。
リモート開催ではあったのですが、本来であれば本社出勤でしたので代わりにトロフィーを受け取れたものの、隔離中の身ということで、目と鼻の先のオフィスで開催しているのを知りながらも、ただ眺めているだけでした。
それでも、次を担う人に繋がりましたし、皆にも私自身にも大きな励みとなりました。
思えば、今回の転勤に際して初日を迎えるまでに余計な力みがあったような気がします。
普段自然体で働いていたつもりなのですが、余計なことを沢山考えていたのかもしれません。
それが、出社初日からはしごを外されたことで、今はいい意味でその力みがすっかり抜けてしまっています。
とにかく、働きたい。
現場の皆の役に立ちたい。
そういう思いが強く湧き出ています。
そんな中、リモートの会議において上司から稲盛さんのエピソードを聞かされました。
日本航空再建の際のエピソードです。
個別の案件について提案させていただいた時のことは、いまも忘れられません。
そこで名誉会長が見ておられたのは、説明の内容よりも、それを説明する我われの「心意気」でした。
これ以上聴く必要がないと判断されれば、最初の5分で「もう帰りなさい」と。
君の話には魂がこもっていない。
本当に認めてほしいなら、私と刺し違えるつもりで来なさい。
その気迫のない者は去りなさいと。
ですから5分、10分、なんとか持ち堪えようと懸命に説明をする。
30分聴いていただいてホッと胸をなで下ろしました。
もちろんその上で判断が下るわけですけれども、そういう「真剣勝負」の場を毎日毎日過ごさせていただいたことは本当に大きかったですね。
「真剣」という言葉が鍵なわけですが、稲盛さんは同じく以下のようなことも述べられています。
人生はドラマであり、一人一人がその主人公です。大切なことは、そこでどういうドラマの脚本を描くかです。
運命のままにもてあそばれていく人生もあるかも知れませんが、自分の心、精神というものをつくっていくことによって、また変えていくことによって、思いどおりに書いた脚本で思いどおりの主人公を演じることもできるのです。
人生というのは、自分の描き方ひとつです。
ボケッとして生きた人と、ど真剣に生きた人とでは、脚本の内容はまるで違ってきます。
自分というものを大事にし、一日一日、一瞬一瞬をど真剣に生きていくことによって、人生はガラッと変わっていくのです。
自分自身の在り方の問題でもありますし、その在り方に周囲の人たちは反応し環境に反映されていきます。
古武術の研究家である甲野義紀氏も次のように述べています。
「人は目の前の人の『思い』に感応している」
凄い営業マンの話に引き込まれるのはそのため
出されたパンチを見るのではなく、その人の中でどのくらいにパンチを置いているかという、その内観に引き込まれて反応する
週明けからいよいよ新たな環境での勤務のスタートです。
好きな次の言葉を胸に刻み、一緒に働く人たちに向き合っていきたいです。
自分の燃やした情熱の分しか相手は反応しない
思いがけずに、入社して以来の長いお休みをいただくことなったのも、何かの巡り合わせと受け止めて、余計な肩の力を抜いて、自分に求められた機能と役割を謙虚に、そして着実に発揮していきたいと思います。
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