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無責任な発言をする人

責任とは何か。

辞書には、次のように記載されています。

これから起きるであろうことあるいはすでに起きたこと、それに対して応答、対処する任務や義務のこと。

それでは、反対に無責任とは何か。

責任がないこと。責任を負わないこと。
責任観念が乏しいこと。責任を重んじないこと。また、そのさま。

責任感が薄い人は、上記の思考がそのまま言動に反映されます。

責任をとりたくない、やりたくない。

やり甲斐を感じていないから、根気もないし、モチベーションも上がりません。

自信がないからやりたくないというのもありますが、やらないから自信にもつながりません。

いずれにしても、「これは自分の役割や仕事ではない」と向き合うであろう物事に対して他人事のような見方や姿勢で臨むのが無責任な人の特徴です。

そして、上記で「言動」と述べましたように、行動だけではなく発言にも無責任な思考は反映されます。

自分の言葉に責任を持たない人間は、その発言さえもが意識しているのか無意識なのか分かりませんが、第三者を利用します。

その人の意見でいいはずなのに、語尾に「~と言われました」とか「~が言っていました」と誰かの見解や誰かに言われたことをただそのまま伝えてきます。

まあ、会社なので流石にこういうケースは少ないでしょうが、子供が「お母さんにそう言えって言われました」というパターンですよね。

無能な上司が、上からの指示を部下に伝えるときに、その指示内容の意図や目的に触れずに、「上から言われたから」と丸投げの発言をして部下たちから軽蔑されるのも同じパターンです。

いずれも伝書鳩ですから、当人の意志はそこにはありません。

また、例えば現場で起こっていることの報告や、上司に上申しないといけないようなことについても、「皆がこう言っています」とか「誰々さんにこう言われました」という枕詞をつけて報告してくるスタッフ。

これも子供の主張ではないですが、「皆」って果たして何人なんでしょう。
そして、具体的には誰と誰なのでしょう。

おもちゃなどを「クラスの皆が持っているから、私も欲しい」、こう言われて確認をしてみると、大抵数人だったり、多くてもクラスの人数の半分以下だったりします。

誰かが言っているのなら、その誰か自身が言ってくればいい話であり、間に第三者を挟んだ伝言ゲームは話が歪曲します。

そんなことよりは、「あなたはどう思っているのか」「どう感じているのか」、あなたの意見や主張を聴かせてください、ということです。

無責任な発言をする人は、本来自分の意見や主張を持っているにもかかわらず、誰かのせいにしようとします。

他人を利用するような人間の発言は軽んじておけばいいですし、そんな噂話レベルの内容は取り上げる必要もありません。

もし、本当に話を取り次いで欲しいのであれば、その旨だけを第三者に依頼すればいいです。

大人になってまで、中高生の告白のように「誰々ちゃんが、あなたに興味があるって言ってるよ」みたいな内容含めて取り次いでもらうといった、自分の想いを誰かに委ねる愚行をする必要はないはずです。

上長が耳を傾けるのは「自らの発言に責任を持つ人」の言葉であり、無責任な発言をする人には、わざわざ責任ある向き合い方をする必要はないのではないかと思っています。

今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。

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