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闘病と生活

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統合失調症やその他の闘病生活について綴ったものをまとめています。
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私と統合失調症

私と統合失調症

私は10年近く、統合失調症と付き合ってきました。

ですが、2023年の今、症状が良くなるどころか、悪くなっていると身近な人から指摘されました。
自分が症状の悪化に気付いたのではなく、他者から言われて、ハッとさせられました。

症状として詳しくは別のnoteに記したいとは思いますが、情緒不安定、他者から注視されている感覚、聴覚過敏、軽躁状態、自己罪悪感...。
細かく挙げたらキリがないです。

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「健忘」が生む信仰、「信仰」から生まれる「信頼関係」

「健忘」が生む信仰、「信仰」から生まれる「信頼関係」

私は今、「健忘」という症状に悩まされています。
それが、統合失調症の症状から出たものか、お薬の副作用かは不明です。
とにかく、物忘れがひどいです。

このことに気付いたのは、今年に入ってからでした。
まず、会話中に単語をド忘れすることが急に増えたような気がしました。かなり長い時間考えても、話の内容に適切な単語が思い浮かばず、単語を思い出すことを諦めることが多くなりました。

次に、家族との記憶にす

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統合失調症を発症した時

統合失調症を発症した時

……なんだか周りの人たちが私に怒っている。

突然、私は職場でそう思い始めた。
周りの人たちがたてる音が私への怒りのように感じたのだ。
人間の笑顔が張り付いたもののように思えて、怖かった。
街行く人たち皆が私を指差して笑っているように思った。

それを一日我慢して、疲れて、また次の日にホームで電車を待った。
電車が来る直前、私にあるテレパシーが伝わってきた。

「———こっちに行ったら楽になれるよ

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私がキリストを信じて整形をしたくなくなった理由

私がキリストを信じて整形をしたくなくなった理由

今回のテーマとなるみことばはこれです。

私は中学生の時から8年ほどにわたって、「容姿が悪い(もちろん人の好みはあります)」という理由でいじめを受け、同級生からは忌避されてきました。

「私は顔のある部分が醜いから、こんなに人生が苦しいんだ、人々から蔑まれるんだ」と自分自身を呪って、整形のためにお金を貯めようとしていた時期がありました。
これは、私がキリストを信じる前の話です。

他にも、ピアスが

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破壊された人格の回復

破壊された人格の回復

今日は少し思索を巡らしてみようと思う。

考えていくテーマは破壊された人格というものだ。
学校でのいじめ、職場でのパワハラ・モラハラ、家庭内での暴力・機能不全など、様々な環境的要因で人はいとも簡単に壊れていく。

私は学校でのいじめと機能不全の家族の中で育った生育歴があり、残念ながら、精神障害を患ってしまった。
苦しい中で、我慢していったせいで人格と価値観が破壊され尽くしてしまったのだ。

破壊さ

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『「心の病」の脳科学』まとめ①

『「心の病」の脳科学』まとめ①

たまには、自分の病気のことも勉強してみようと思って買ったのが、タイトルの新書です。

詳細は、

『「心の病」の脳科学』・林朗子、加藤忠史編・講談社出版

の新書となります。

昨年出版された本で、新しい研究内容がまとめられています。
Amazonでも販売されているので、ご興味のある方はどうぞ。
高校の「生物基礎」レベルの知識があれば読めると思います。

では、まとめに移ります。

現在の脳科学研

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自分が子供の頃は考えなかったけど、

「人生は短い」

だから、大人になってから、体調が悪くて何も出来ないのが、自分の時間を自分の思うように使えないのが辛く感じる

本当はそういうところも、信仰で乗り越えるべきところなんだけどね

障害の受容

障害の受容

今回は短文でまとめた文章です。
私が生きていく中で学んだ、自分の特性を受容することの重要性を説きます。

犯罪事件が起きたとして、刑事裁判で犯人が統合失調症で責任能力がなく、無罪になった場合、私は同じ病を患う人には「しばらく自分の病名をSNSの中でエゴサーチしてはいけないし、無罪判決というトレンドを覗いてはいけない」と言いたくなるほど、第三者の人たちの酷い差別の言葉が飛び交うことを何度も見てきまし

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統合失調症の症状体験①

統合失調症の症状体験①

なんとなく、Twitter等では呟かない私が患っている統合失調症の症状を書いてみようと思います。

一応、言っておくと、統合失調症の症状や苦しみを全面的にTwitterのキリスト教アカウントのプロフィールや呟きで書いてしまうと、結構まずい方々に目を付けられて、フォローされたりするので、教会からアドバイスをもらってやっていませんでした💦

今ある症状で、困っているのが一つ。
距離感覚の喪失です。

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統合失調症の症状体験②

統合失調症の症状体験②

統合失調症を発症した年度のことです。

私はとある企業に1日4時間程の短時間でインターンシップ生として受け入れていただきました。

そこで私が体験したのは、突然集中が切れて仕事のパフォーマンスがガタ落ちしたことです。

私は珠算を学んできた過去があるので、集中力にはそこそこの自信がありました。

インターンシップ先で働いて3日、4日くらいは作業も捗っていました。

しかし突然、機械の電源が切れたか

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訪問看護を受けることになりました

訪問看護を受けることになりました

私の症状の悪化に伴い、訪問看護が必要だと家族で話し合って、主治医に相談し、訪問看護を受ける流れが確定しました。

どこの訪問看護ステーションにするかも決まっております。
精神科訪問看護では自立支援医療を受給していると、自己負担が1割になるので、精神障害がある場合は自立支援医療を申請し、受けた方が良いと思います。

まだ、訪問看護ステーション側との話は直接していませんので、どのような看護師さんが来ら

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嘆きと悔い

嘆きと悔い

今日は私の悔いている心を表現しようと思います。

さっそくですが、私は統合失調症を患っています。
統合失調症を発症する前までは、当たり前に一人で行動でき、当たり前に友達と仲良く話し、当たり前に勉強していました。
そして、当たり前に将来は就職して、結婚して子供を産むんだと思っていました。

統合失調症になると、その当たり前が全て瓦解しました。

まず、友達がいなくなりました。
これは、私自身が統合失

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自分語りをしてみます

自分語りをしてみます

いつも同じような内容を書いている気がするので、今回は少し自分語りをしてみようと思います。

どこから語るかは大学生活くらいからですね。

色んな記事で書いていると思いますが、私は大学在学中に統合失調症になりました。

統合失調症になった時、ネットで様々な統合失調症に関する情報を集めました。
統合失調症は何で病気が悪化するのか、
精神障害に対して、就職に関するサポートをしている事業者はあるのか等そう

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依存の中で生きていくこと

依存の中で生きていくこと

この記事を開いた皆さんは「依存」という言葉をどう考えているでしょうか?
「依存」をする人をどう思うでしょうか?

「依存」という言葉を見聞きして、真っ先に思い浮かびそうなのは、「アルコール依存症」「ギャンブル依存症」「他人への依存」等……。

悪いイメージが付きまとう言葉だと思います。

私はつい最近、私のことを昔から知っている人から、あることを言われました。

「あなたは○○さん(私の血縁の人)

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