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統合失調症の症状体験②

統合失調症を発症した年度のことです。

私はとある企業に1日4時間程の短時間でインターンシップ生として受け入れていただきました。

そこで私が体験したのは、突然集中が切れて仕事のパフォーマンスがガタ落ちしたことです。

私は珠算を学んできた過去があるので、集中力にはそこそこの自信がありました。

インターンシップ先で働いて3日、4日くらいは作業も捗っていました。

しかし突然、機械の電源が切れたかのように、急に作業に集中出来なくなり、疲労感だけが残って、休みたいという思いが頭を占めるようになりました。

そんな時に、集中の出来なさから作業が疎かになり、職場の人から「気を付けてください」と注意されるくらいまで仕事が出来なくなりました。
もちろん、私は頭を下げて「すみません」と謝罪しました。

ついでに、その職場の人は見るからに私よりも年下の子で、そういった人に頭を下げることは初めてで、罪悪感をすごく残したまま、その日はインターンシップを終えました。

そのように、急に集中力が切れて仕事が出来なくなるので、それは自分でもコントロール出来ず、私はまともに仕事が出来ないことを悟りました。

その後、フレックスタイムをとっている企業でアルバイトを週2日、1日2〜3時間程度働かせていただきました。

しかし、そこでも集中が切れることがあり、それでも頑張って働こうとした結果、統合失調症が悪化して倒れ、アルバイトを辞めざるを得ませんでした。

フルタイムで働いている方がすごいと思えるほど、自分には仕事をする力が失われていました。

それは、現在でも続いています。
統合失調症を患って10年ほどでも、社会復帰には至らず、むしろ病気が悪化しています。

今回は集中力の喪失を書きました。
他にも統合失調症を患った人で何も出来ない人もいると思います。

ですが、決して焦るべきではないと、私は過去の経験から考えています。
焦って社会復帰しようとした結果、私は倒れて薬の量も増えました。

障害者手帳の階級も上がってしまいました。
だから、無理は絶対にしてはいけないです。

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