【中小企業から大企業に転職】SES→SIerに【3社目→4社目】
どうも、しんのすけです。読んで頂きありがとうございます。ゆっくりしていって下さい。
少し時間が空いてしまいましたが、3社目の仕事内容と4社目への転職について、書きたいと思います。
今回、仕事内容に関しては、あまり読んでもしょーもないことが多いので、広義でのIT業界のことに加え、私のように、異業種から飛び込んでくる方に向けて、記事を書こうと思います。
私がIT業界に入った時には、中小企業で未経験者でも入社可能な会社に入社しました。理由は、入社しやすいからです。
私が入社した企業は、学歴不問ですので、高卒〜院卒まで様々な方がいました。
他のSESビジネスを生業とする企業の求人も同様に、学歴不問、未経験可、低賃金、資格を在職中に取得すれ涙目程度の手当てがある点は似たり寄ったりかと思います。
SESは、ピラミッド式でプライムベンダー、ビジネス部門側のシステム部もしくは子会社を頂点に自分たちも含め様々な下請け企業の社員と一緒に働き、顧客のオフィスが勤務先となることが多いです。
プログラミングのプの字もよくわからない人は、マニュアルに沿ってPCのセットアップ、カスタマーセンターで電話対応、システム保守の夜勤などエンジニアっぽくないただの事務みたいなこともあります。私自身はそうでした。
個人的に異業界から来た私が驚いたことを箇条書きにしてみますので、いくつか共感できた方は、私と同じIT土方の方かと思います。
・そもそも自社開発とSIer、SESのことがわかっておらず、なんで客先で働かないといけないのかしばらく疑問であった。
・下請けをBP(ビジネスパートナー)と言わないといけない雰囲気がある。
・商流上、自分の会社の下にいる会社からアサインされた60歳後半のおじさんに仕事を教える。(これが年功序列と関係ない実力主義のIT業界か!と勘違いする)
・近くの席に座っている人がどこのだれか知らない。
・仕事中もしくはアサイン時の面談で、自己紹介する時に、自分がよく知らない商流が上位の社名を名乗る。
・かつての35歳定年説なんざ陰謀論だと思うほど、おっさんの割合が多い。
・逆に一緒にアサインされた男の子が20歳と言われ、若さに圧倒される。
・自社の人間や営業担当者とは勤怠など事務的なやり取りに集約され、現場の人と仲良くなる。
・自身も含め、自社への帰属意識がない。もしくは興味がない。
・自社の自分に対する評価にも興味がなくなる。(どうせ実際の仕事ぶり見てないやろの精神)
・人月工数という義務教育の算数や高校数学で習わない謎の邪悪な単位を知る。
・マイナーなシステムを扱う案件が終わり退場した後、同じような技術を必要とする別の現場にアサインされると、前の現場と顔ぶれが変わらないことがある。
・埃ぽい部屋に長机とパイプ椅子、パソコンが敷き詰められてそこで、隣に座っている人の手の温もりを感じる。
・有識者という巨大システムのことをずっと面倒みてきたおじさんが何故か下請け企業にいる。(逆ベンダーロック現象)
さて、箇条書きにしたのは、冒頭でも書いた通り、実務としては事務的なことが多く、どの案件もどこか物珍しさがない、退屈であったからでございます。(もちろん、次の会社で基盤系の仕事をする時に、大いに役立った経験もございます。)
仕事としては、業界の特色を知ることが大きな収穫でした。
1年ほどで3社目は退職し、4社目のSIerに入社いたしました。
4社目は、リクナビネクストから応募し、書類選考、面接(1回)で内定をいただきました。同業界・同業種での転職の面接は、ほぼこぎつけのようなエピソードを捻り出す辛さはなく、多少ラクであったと感じています。また、最初に応募した1社目で内定をもらったのも精神的に良かったと思います。
この時、恐らく私は20代後半、内定が出ても他の企業も受けて多少待遇が良い企業に行くような慎重さも生意気ながら意識し始めます。また、履歴書に書く社数が増えているため、そのことも面接官から突っ込まれはじめたのもこの頃でした。そのことについては、まだ今度別の記事で書きたいと思います。
次は、4社目の仕事内容について書きたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。