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2023年3月の記事一覧
寺町幸枝:台湾の映像制作チームが描く「アート+歴史」 日本統治時代の画家を辿った『タッタカの思出』公開
台湾でアートにまつわる映像作品を通じ、次世代に多様な歴史観を伝えようという取り組みが行われている。台湾南部にある高雄市立美術館は、開館25周年を記念して昨年まで3年にわたって「《South Plus: 大南方多元史觀特藏室》」という企画展を公開。なかでも近現代の絵画とドキュメンタリー映像をインスタレーションした「タッタカの思出」は一枚の絵画から歴史を追った企画の一つ。プロジェクトに関わった若手映画
もっとみる原 美和子:韓国政治、カルチャーレポートダイジェストfrom NewSphere
「スラムダンク」「ポケモン」に見る韓国人の日本アニメへの熱い思い「一緒に育った」今、韓国で日本のアニメが熱い注目を集めている。そのなかでも特に話題を呼んでいるのが、バスケットボール漫画「スラムダンク」を新たにアニメ映画化した『THE FIRST SLAM DUNK』である。1月初旬に公開され、初登場でトップ3入りを果たし、口コミでも好評を得ていた。そして、1月30日までの累計観客動員数は195万8
もっとみる中東生:ファビオ・ルイージ 美を語る #4 美と音楽〜芸術は鏡
2022年9月、NHK交響楽団は首席指揮者にファビオ・ルイージを迎えます。各国の一流オーケストラに客演するだけでなく、数々のオペラハウスでも実績を重ねるなど、交響曲とオペラの両輪で活躍し、その豊かな経験に裏打ちされた瑞々しい演奏は、世界中のクラシックファンを魅了しています。そして、音楽はもちろんのこと、文化や芸術、ファッションなどさまざまなカルチャーにも深い知見を持っているところもファビオのユニー
もっとみる谷口輝世子:大谷翔平とベーブ・ルースをつなぐ、マックス・スタッシ捕手のファミリーヒストリー
米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平は2022年8月9日のアスレチックス戦で2桁勝利を記録し、ベーブ・ルース以来104年ぶりとなる同一シーズンでの2桁勝利、2桁本塁打を達成した。
大谷はメジャーリーグに移籍してからベーブ・ルースと比較され、そしてベーブ・ルース以上のことを成し遂げた唯一の存在といってもよいだろう。今、大谷を観ている私のような中年は、生きているうちに彼のような選手に巡り合えないかもしれ
岩澤里美:世界初、プラスチックやアルミごみがゼロ 「コーヒー玉」カプセル式コーヒーメーカーが登場
<年間10万トンの廃棄物が出るというコーヒーカプセルを、土に還る素材にした>
インスタントでもドリップ式でもない、カプセル式のコーヒーメーカー「ネスプレッソ」はコーヒー業界に一大革命をもたらし、今や81カ国で販売されている。ネスプレッソは、スイスに本社を置く巨大食品メーカー、ネスレグループのブランドだ。地元でもネスプレッソの販売は浸透している。ネスプレッソが初めて市場に出回ったのは、1986年の
岩下慶一:持続可能経営の先駆者 米インターフェイス物語
米国アトランタに本拠を置くタイルカーペットメーカー、インターフェイス。1994年に地球に与える影響をゼロにする目標「ミッション・ゼロ」を掲げるなど、米国のサステナビリティ経営のトップランナーの一つだ。同社のエリン・ミーザンCSO(チーフ・サステナビリティ・オフィサー)に話を聞いた。(オルタナ編集委員・岩下慶一 )
インターフェイスの歴史は1973年に遡る。いまや、サステナビリティ経営の第一人者
斎藤淳子:北京ゼロコロナレポート:72時間以内PCR常態化
日本ではビザなし観光の門戸も開かれ、世界的にもコロナ対策は緩和の一途だが、中国は今もってゼロコロナを堅持している。北京市内の新規感染者数は多くても十数人で、長い間1桁台で推移してきた。感染の心配がないのは有り難いが、そのためのコストは大きい。中でも、陰性結果不保持者の排除を前提としたPCR検査の常態化は「中国の特色ある」コロナ対策だ。過去半年に急速に導入された同システムについて北京からレポートする
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