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本棚(フェイバリット)

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My本棚。素敵なクリエイターさんたちの話をまとめています☆
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#生きづらさを感じている方へ

とにかく「話す」

とにかく「話す」

初めてカウンセリングに来られた方の多くが、こんなことを言われます。

「やっと話せました」
「今まで誰にも話せなかったけど、意外と話してみると気持ちが楽になるんですね」

こんな風に言っていただけるのはこちらとしても嬉しいんですけど、そもそも「誰にも話せない」まま独りで抱え込んでしまう部分を何とかしないとね、とも思うんです。

この「誰にも話せない」に元にある想いって「こんな事、恥ずかしくて誰にも

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「正しく知る」事の大切さを改めて

「正しく知る」事の大切さを改めて

昨日「まちづくりライブ」なるトークイベントを観に行ってきました。

私はこのようなイベントに足を運ぶことはあまり無いのですが、そのトークテーマに興味を持ったのでちょっと覗きに行く、という感じでの参加でした。

先日もまた「夫からDVによって妻が亡くなる」事件や「児童相談所から引き取った我が子を虐待死させた母親」のニュースが報じられました。

このような虐待やDVによる悲しい事件を減らすためには、地

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まず「動く」

まず「動く」

カウンセリングを受けに来られる方には様々なお悩みがあって、それをどう扱ったら良いかが分からなくなってしまい、分からないから不安が増してそれがストレスとなり、さらに迷いが深くなる…という負のループにどっぷり嵌まり込んでしまっている方が多くいらっしゃいます。

何でこうなってしまうのかと言えば、まず自分の「アタマの中」だけで考えて答えを導き出そうとしているからです。

このような方は基本的に自己否定感

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子育てと感情のコントロール

子育てと感情のコントロール

カウンセリングに来られる多くの方は「出来ない自分」探しが得意です。

幼い頃に親から認められた経験が乏しく、否定されたり無視されがちだったため「自分はダメな人間・何も出来ない、役に立たない人間」という間違った思い込みが刷り込まれてしまうからです。

一方でこういう方ほど「幸せな家庭」に憧れて、比較的若いうちに結婚し、家族を作ろうとします。
ですがこういう方はそのパートナーにも自分と同じような相手を

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機能不全家庭を増やさないように

機能不全家庭を増やさないように

明日は成人の日。
昨年からでしたか、成人年齢が引き下げられて18歳を以て成人とするとなりこれまで「成人式」として行なっていたのも「はたちのつどい」などと名称を変えて開催されるようですね。
ですのでここでは「二十歳を迎えた皆さん、おめでとうございます」とお伝えするのが良いのでしょうか?

あと3年もすると私は3回目の成人と迎えるのですが、私が二十歳の頃から何となく言われていたのが、日本の人口減少です

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初詣と潜在意識

初詣と潜在意識

今日辺りから世の中、通常営業となっているようですね。
今朝はいつもより車の量も多く、道路が混んでいました。

お正月、皆さんは初詣に行かれましたか?
私は毎年正月のルーティンとして、元日には近所の氏神様へ、3日には市内で最も賑わう神社にお参りすることにしています。

そこで昨年のお礼と今年もよろしくお願いしますという挨拶と共に、願い事をお祈りしています。

以前、私は不可知論者であるというお話をし

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「自分を大切にする」が分からない

「自分を大切にする」が分からない

アダルトチルドレンの方々は、まさにこれが分からないと言われます。
これまでにもお伝えしている通り、アダルトチルドレンは「自分」を意識することがほとんどありません。
自分が何をしたいのか、自分はどうしたいのかが分からず、自分で「自分」のことを決められず、その答えを他人に求めることから「共依存」という関係性に陥りがちになってしまいます。

これは子供の頃、自分が「大切」にされて来なかったことからこのよ

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ヤングケアラーに支援の手を

ヤングケアラーに支援の手を

昨日、下野新聞に「ヤングケアラー支援へ条例案、県議有志が来年3月提出へ」という記事が掲載されているのを見ました。
(下野新聞とは、栃木県の地域新聞社です)

それに先立って県が初めて小、中、高生およそ5万人を対象にその実態調査を行なったようですが、いずれの割合も国の調査結果を上回ったそうです。
またこの調査では明らかに出来ていない、潜在的なそれも考えるとその数は相当数に上ることも想像出来ます。

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甘える・頼るを考える

甘える・頼るを考える

「アダルトチルドレン」なんて言っても、それって社会に適応出来ない自分を正当化させて、甘えてるだけなんじゃないの?

20年以上前、アダルトチルドレンに関するホームページを運営し様々な方々と交流していた頃、こんなことをよく言われました。

あの頃は「アダルトチルドレン」というコトバが一部のメディアでサブカルチャー的な取り上げ方をされ、その実態も良く知られないまま「アダルトチルドレン」というコトバが独

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イワシの頭も…

イワシの頭も…

とあるカルト宗教団体が問題となっている昨今、先日カウンセリングに来られた方はこの団体ではありませんが、やはり問題のある団体に今も在籍されている方でした。
(以下の情報はご本人から公開の承諾を得ています)

20代の女性、ご両親共にこの団体の信者でありご本人も物心つく頃からその教えに接し、その団体の中で過ごされて来ました。

現在も在籍されているのですが一連の報道を観て、自分が抱えている「生きづらさ

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