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機能不全家庭を増やさないように

明日は成人の日。
昨年からでしたか、成人年齢が引き下げられて18歳を以て成人とするとなりこれまで「成人式」として行なっていたのも「はたちのつどい」などと名称を変えて開催されるようですね。
ですのでここでは「二十歳を迎えた皆さん、おめでとうございます」とお伝えするのが良いのでしょうか?

あと3年もすると私は3回目の成人と迎えるのですが、私が二十歳の頃から何となく言われていたのが、日本の人口減少です。
それが予想に反して早いペースで進んでいるとのことで、慌てて東京都では子供一人に付き5,000円を給付する「大胆な」改革を行なうとか、国は「異次元の」子育て支援を行なうとか言い出しています。
今更って感じもしますし、異次元という割に出ている柱はどれもこれまでやって来ていることばかりで、どこが異次元なんだ?って感じてもいるのですが。

こういう子育てに関する問題を書く時、私は子育て経験もなければ出生率を下げている一人として偉そうなことを言って良いモノか…と葛藤もするのですが、アダルトチルドレンのカウンセリングをする者としてやっぱり一言いいたい部分もあるんです。

子育てにはお金も大切、環境整備も大切、それは分かるんですけどさらに細かなソフト面の強化を希望したいんです。
敢えて子供を作らない、その理由は様々ですしそれぞれの夫婦の事情や価値観があるのでそこは言わないようにしましょう。

ですが一方で毎年、虐待死する子供のニュースも流れています。
これは子供を設けてはいけない夫婦に子供が出来てしまうことによって、このような悲しい事件が後を絶たないわけです。

このような事件を無くすためにも、虐待の早期発見と早期介入が出来るような法整備とか、里親制度の拡充によって虐待する親から子供を引き離し、本当に子供が欲しいと願うような里親の元で育てられるような制度も作って欲しいと思っています。

また虐待をする親については子供と引き離した上で、カウンセリング等を行うことで親としての自覚が出来るように再教育を含めて学ばせることも必要だと考えます。

かなり過激で乱暴なことを言っていると自分でも思っていますが、機能不全家庭に生まれた命も、大切な命です。
その命をつないでいくことも人口減少を食い止める上で必要なのではないか、と考えています。

そのためにも児童相談所の人員拡充や民間カウンセラーの導入による相談支援のなどの窓口を増やす、地域社会との連携による情報共有、それら一連の制度を変えていくことで虐待を減らし、機能不全家庭を減らすことでその連鎖が断ち切っていく、異次元というのならそこまでして欲しいモノだと思いました。

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