終末京大生日記

京都大学で情報学を勉強していました。大学生活・社会人生活の記事など。 大体平日夜か休日…

終末京大生日記

京都大学で情報学を勉強していました。大学生活・社会人生活の記事など。 大体平日夜か休日に更新してます。 面白いと思ったらぜひいいね・フォローお願いします🙇 最近ネット掲示板作りました。https://colorful-wall.com/board/boards/

記事一覧

固定された記事

楽しいことを探すのって結構難しい【終末京大生日記26】

 今回は趣味について書こうと思う。大学院というのは常に孤独と共にある場所である。我々は小学生から大学生の時には友人と公園で遊んだり、部活動をしたり、少なくとも5…

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本音と建前【終末京大生日記73】

 会社に入社してからというもの、想像してはいたがやはり建前が多いことに気づく。例えば、新入社員である私にはよく雑用が飛んでくる。そして、私がそれに嫌気がさしてい…

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誰とご飯を食べるか【終末京大生日記72】

 今日は食事の話をしようと思う。私が昔から考えていたことだ。私は中高生のころ、一人でごはんを食べるのは寂しいことだと思っていた。そう考えている人はおそらく少なく…

大人になったその先の異性【終末京大生日記71】

 小学校3年生くらいまでは異性を容姿の美しさで判断することはなかった。同じ小学校に通っていた子たちに対しては、おおむね大きくなってからもおおむね同じ印象で、中学…

高校同期と飲んだ【終末京大生日記70】

 今日は統計検定2級を受け、60点合格のボーダーぴったりで合格することができ、気分が良い。そして、夜からは高校の同級生と飲み会があり、新橋と新宿でそれぞれ飲み会を…

受験本番の思い出【終末京大生日記69】

 受験生時代の話も4回目となった。今回か次で最後にしようと思う。京大の工学部はセンター試験は一日目の文系科目しか計上されないため、基本的には理系科目は対策しなく…

浪人時代の思い出【終末京大生日記68】

 今回で受験生時代の話は3回目となる。2回目は1回目よりも反応が落ちていたため、noteという媒体で続き物の話をするのはよくないのだろう。いちおう断っておくが、以前…

霞が関の官僚【終末京大生日記67】

 ついさっき、NHKのクローズアップ現代で霞が関特集をやっていた。官僚になった友達は周りにはいなかったが、学生時代に勉強ができた同級生たちはどんな大人になっていく…

受験生時代の話でもしようかな2【終末京大生日記65】

 確か、合格発表の前に高校の卒業式があった。私は行かなかった。もともと、最後のほうは学校も休みがちになっていた。いま、調査書を開くと高3の時の出席しなければなら…

受験生時代の話でもしようかな【終末京大生日記64】

 最近、スケールの大きいことを書き続けてきたため、今回は個人的な話でもしようと思う。私が京大出身だという特性を生かして、シンプルに受験生時代の思い出を語るなんて…

サラリーマンにプライド感じたらおしまい【終末京大生日記63】

 私の家は個人事業主の家系で、親戚は大体自分の店を持って商売をしていた。客商売で、私や兄弟が騒がしくしていると、「お客さんが来なくなって家がつぶれる」などとよく…

日本は変わる?少子化問題について【終末京大生日記61】

 大学に入学して以来、私は周囲の人に対して、「こいつずれてんな~」と思うことが多くなった。それはおそらく、私が人口の少ない地方の公立高校出身であるため、大体都会…

東京について日本について【終末京大生日記60】

 今日、日本の2023年の合計特殊出生率が1.20で過去最低だったことが分かった。さらに、東京の合計特殊出生率はとうとう1.0を下回り、0.99になってしまった。とんでもない…

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京大生の英語力はどのくらい?【終末京大生日記59】

 前回はかなりパッションを込めて書いたが、そんなに反響がなかったので、おとなしく京大ネタをこするとしよう。やっぱ書きたいことを書くことも大事だけど、求められてい…

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ボーイズビーポリティカル【終末京大生日記58】

 さっきたまたまテレビをつけると"映像の世紀~バタフライエフェクト~"がやっていた。NHKの映像の世紀シリーズが私は昔から大好きで、大学生のころなんかは、吉田南図書館…

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書くという嘘【終末京大生日記57】

 昨日、「書くこと」は「遺すこと」だという話をしたばかりだが、今回は書くことを別の側面からとらえて話をしていきたいと思う。  私が以前から考えていることではある…

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楽しいことを探すのって結構難しい【終末京大生日記26】

 今回は趣味について書こうと思う。大学院というのは常に孤独と共にある場所である。我々は小学生から大学生の時には友人と公園で遊んだり、部活動をしたり、少なくとも5人くらいの単位の同い年の人と毎日交流する機会があったはずだ。ところが、大学院にもなるとそうはいかない。まず、研究室に所属する同い年の学生というのは2, 3人程度しかおらず、そもそも1人になりやすい。また、研究の忙しさは人によって違うし、バイ

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本音と建前【終末京大生日記73】

 会社に入社してからというもの、想像してはいたがやはり建前が多いことに気づく。例えば、新入社員である私にはよく雑用が飛んでくる。そして、私がそれに嫌気がさしていると、決まり文句で「これも成長につながる」とのこと。私はそうは思わない。

 私が世の中を斜めから見ることを覚えたのは小学校高学年のころだ。覚えている記憶によれば確か、遠足か何かのレクリエーションをした後に先生が「今日楽しかった人ー?」と聞

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誰とご飯を食べるか【終末京大生日記72】

 今日は食事の話をしようと思う。私が昔から考えていたことだ。私は中高生のころ、一人でごはんを食べるのは寂しいことだと思っていた。そう考えている人はおそらく少なくないはずであり、だからこそ便所飯という言葉が生まれるのだろう。(便所飯ってほんとにやっているひといたのかな。少なくとも私の通っていた学校では見たこともないし噂も聞いたことがない。)しかし、私のその考えはコロナ禍で跡形もなく消え去った。

 

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大人になったその先の異性【終末京大生日記71】

 小学校3年生くらいまでは異性を容姿の美しさで判断することはなかった。同じ小学校に通っていた子たちに対しては、おおむね大きくなってからもおおむね同じ印象で、中学生になってから「あの子、かわいいよね」と同級生の男が幼馴染の女子に対して言っているのを聞くと「そうか・・?そう見えるか、、見た目に劣っているかと言われるともちろんそんなことはないだろうが、特別魅力的かと言われるとよくわからない・・」といった

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高校同期と飲んだ【終末京大生日記70】

 今日は統計検定2級を受け、60点合格のボーダーぴったりで合格することができ、気分が良い。そして、夜からは高校の同級生と飲み会があり、新橋と新宿でそれぞれ飲み会をした。

 高校の同級生と最後に会ったのは5年前だったため、私はとてもなつかしい思いを感じた。まず、序盤のアイドリングトークは、どこに住んでいるのか、どこに努めているのかなどをお互い尋ねる。なるほど、石川県で一番の進学校出身だけあってみん

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受験本番の思い出【終末京大生日記69】

 受験生時代の話も4回目となった。今回か次で最後にしようと思う。京大の工学部はセンター試験は一日目の文系科目しか計上されないため、基本的には理系科目は対策しなくてもよい。そのうち、国語50点・英語50点・社会100点で、合計200点満点だった。私は現役時代に国語で170点をとっており、これまでのセンター形式の模擬試験でも160点を切ることはなかったため、あまり対策をしてこなかった。しかし、センター

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浪人時代の思い出【終末京大生日記68】

 今回で受験生時代の話は3回目となる。2回目は1回目よりも反応が落ちていたため、noteという媒体で続き物の話をするのはよくないのだろう。いちおう断っておくが、以前の知識をそこまで必要とはしないので、どこから読んでもらっても構わない。

 現役時代に無事、京大と北大に落ちてしまったわけだが、私は特に自分の努力不足を反省したりすることはなかった。代わりに、大枚はたいて中高一貫校に進学し、効率的なカリ

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霞が関の官僚【終末京大生日記67】

 ついさっき、NHKのクローズアップ現代で霞が関特集をやっていた。官僚になった友達は周りにはいなかったが、学生時代に勉強ができた同級生たちはどんな大人になっていくのか私には非常に関心があった。そのため、Twitterでこの番組の予告が流れてきた時には私は家に早めに帰り、テレビの前に10分程度待機するほど楽しみにしていた。

 本番組は、官僚は夜遅くまでの残業が常態化しているかについてまとめており、

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受験生時代の話でもしようかな2【終末京大生日記65】

 確か、合格発表の前に高校の卒業式があった。私は行かなかった。もともと、最後のほうは学校も休みがちになっていた。いま、調査書を開くと高3の時の出席しなければならない日数は全部で185日あったが、そのうち34日を欠席していた。噂では20%以上欠席がかさむと留年するといわれていたため、私はそのぎりぎりを狙って高校を休み続けた。なぜなら、高校は決まったカリキュラムを集団授業で行うが、私はそのやり方が好き

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受験生時代の話でもしようかな【終末京大生日記64】

 最近、スケールの大きいことを書き続けてきたため、今回は個人的な話でもしようと思う。私が京大出身だという特性を生かして、シンプルに受験生時代の思い出を語るなんて言うゆるい企画も挟んでいきたい。

 さて、私が地方公立高校出身だというのは書いたと思うが、地方公立高校は大体浪人する人の割合が多い。しかし、私は地方公立の高校生が都会の高校生に比べて劣っているとは思わない。うまく戦えないのはカリキュラムの

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サラリーマンにプライド感じたらおしまい【終末京大生日記63】

 私の家は個人事業主の家系で、親戚は大体自分の店を持って商売をしていた。客商売で、私や兄弟が騒がしくしていると、「お客さんが来なくなって家がつぶれる」などとよく言っていたのを覚えている。

 そんな親の元で育った私は無事、大企業に就職した。大企業で二か月働いてみた感想は「非常につまらない」ということである。何がつまらないか具体的に記述する。まず、仕事がつまらない。今やっている仕事はアポ取りや雑用な

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日本は変わる?少子化問題について【終末京大生日記61】

 大学に入学して以来、私は周囲の人に対して、「こいつずれてんな~」と思うことが多くなった。それはおそらく、私が人口の少ない地方の公立高校出身であるため、大体都会の私立あるいは公立高校出身の人と価値観が異なるためだろう。

 少しエピソードを紹介しよう。例えば、京都の私立中高一貫校出身の大学の同級生が、「公立出身の人って3年しか勉強してなくね?」とナチュラルに言っていたのは「ずれすぎだろこいつ」と思

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東京について日本について【終末京大生日記60】

 今日、日本の2023年の合計特殊出生率が1.20で過去最低だったことが分かった。さらに、東京の合計特殊出生率はとうとう1.0を下回り、0.99になってしまった。とんでもないニュースである。ちなみに人口を維持するためには合計特殊出生率は2.06 ~ 0.07必要なので、ものすごい勢いで少子化・高齢化が進んでいることが分かる。

 このニュースを見て、Twitterで「東京は人口のブラックホールだ。

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京大生の英語力はどのくらい?【終末京大生日記59】

 前回はかなりパッションを込めて書いたが、そんなに反響がなかったので、おとなしく京大ネタをこするとしよう。やっぱ書きたいことを書くことも大事だけど、求められているものを書くこともまた必要ですよね。

 はい。今回は京大生の英語力について話していきたいと思う。京大生は大学に入学した際、TOEFL itpという、マーク式のペーパーテストを受けることになる。受験直前に受けさせられるそのテストで英語力が分

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ボーイズビーポリティカル【終末京大生日記58】

 さっきたまたまテレビをつけると"映像の世紀~バタフライエフェクト~"がやっていた。NHKの映像の世紀シリーズが私は昔から大好きで、大学生のころなんかは、吉田南図書館の視聴覚室で、夏休みの一月をかけて映像の世紀のDVDをすべて見たほどだった。

 ここで、映像の世紀を知らない人のために軽く解説をする。19世紀の末に開発された、映像技術により、20世紀はあらゆる日常や歴史的事件が映像によって記録され

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書くという嘘【終末京大生日記57】

 昨日、「書くこと」は「遺すこと」だという話をしたばかりだが、今回は書くことを別の側面からとらえて話をしていきたいと思う。

 私が以前から考えていることではあるが、何かを書くとき、人は何を書くかを選択しながら文字に起こしていく。「これは書いたほうがいいな」とか、「この出来事は恥ずかしいから書かなくていいかな」とかあるいは「この言い方だとあまりよくないから、こっちのほうの表現にしておこうかな」など

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