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シャワーオンザヘッド
このまえ会った友達の友達の名前はなんだっただろうかとか、明日必ず出してと言われていたデータの定義が足りないだとか、しんしんと降り落ちる水の中で思い返すことはどの箱に入れるかも決める以前のテーマばかりである。頭上で雑多に浮いているそれらが水滴と共に脳みそに落ちてきて、そしてそれを流れに任せるように受け止め消化していく。自分でも思いがけないようなテーマを与えられて、足元が冷たくなっているのにいつまでも
もっとみる空飛ぶクリームソーダ
驚くことはない。往路では22分だったにも関わらず復路の今は1時間と44分が経過しても尚、目的地に着かず電車の中にいるというだけのこと。無論、電車はなんの問題もなく通常運行している。こうなっているのはあくまでも私の方に問題があるからだ。
最初の頃は毎度毎度ギョッとしていたのだけれど、もうあまりにも毎度毎度こうだからそういう自分にも慣れてきた。要はこうである。行きは地図も見るし電車の乗り換え案内も守る