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あまねく紡ぐ次代の民藝=「萬画(ミリオンアート)」の世界

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2019年6月の記事一覧

株式会社スピカワークス、始めました。

皆さんを大変驚かせてしまったようですが、一つ前のエントリーで書いた通り、2019年5月31日をもって講談社を退職しました。そして、6月3日に新会社を設立しました。

新しく作った会社の名前は

『株式会社スピカワークス』です。

会社名は散々考え悩んだものの答えが出ず、嫁さんの直感からもらいました。直感といっても、僕が乙女座で、ずっと少女漫画作ってきたからという非常にシンプルな理由ですけどね(笑)

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令和時代の漫画家たちはどう生きるか -原稿料、印税に次ぐ第三の収益源は何か-

令和時代の漫画家たちはどう生きるか -原稿料、印税に次ぐ第三の収益源は何か-

最近は、「令和時代の漫画家たちはどう生きるか」というテーマで漫画家さんのこれからの生き方について考える機会が増えた。

僕が取締役をやっているナンバーナインという会社でも電子書籍配信代行サービスや漫画家限定確定申告代行サービスなど、「漫画をつくる」以外の領域において漫画家たちの強力な武器になるような事業を展開していることから、自然と漫画家の立場に立って物事を考えることが癖になっているのだと思う。

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世界は常に主観で成り立っている。

世界は常に主観で成り立っている。

読みながら、そして読み終わったときでさえも、身体の芯から震えの来るような作品を読みました。

ぼくは、学校という小さな社会の中にある、こうした世界をよく知っている。
この物語はフィクションかもしれないけれど、この世界はフィクションではなくて、どこにでもある日常の一コマだったりする。
こうした世界は誰の視点に立つかで見え方が180度変わってしまう。主人公の女の子のような視点なのか。転校生の子の視点な

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