タクヤコロク(ナンバーナインCXO)

1985年兵庫の宝塚生まれ。関西学院大学→求人広告制作→Webメディア編集→schoo…

タクヤコロク(ナンバーナインCXO)

1985年兵庫の宝塚生まれ。関西学院大学→求人広告制作→Webメディア編集→schooディレクターを経て、 「すべての漫画を、すべての人に。」をMissionに掲げるナンバーナインに取締役CXOとして参画。※アイコンはトミムラコタさん作

マガジン

  • 令和時代の漫画家たちはどう生きるか

    • 24本

    電子書籍市場が紙のコミックス(単行本)市場の売上を上回り、目下大転換点を迎える漫画業界において、漫画家が知るべき情報や考え方について書いたnoteをまとめていきます。 中の人は、株式会社ナンバーナインの取締役CXOであるタクヤコロクですが、できるだけバイアスを省いてフラットな目線でコンテンツを提供できるようにしたいと思います。

  • ナンバーナイン役員のnoteマガジン

    • 95本

    デジタルコミックエージェンシーの株式会社ナンバーナイン役員陣が更新するnoteをまとめました。ナンバーナインに興味のある方や、漫画家さん、企業の方々にオススメのマガジンです。

  • ナンバーナインの働く価値観「9 Values 2.0」

    • 8本

    ナンバーナインで働く上で大切な価値観について書かれたnoteをまとめたマガジンです。ナンバーナインで働くことに興味のある方は、ぜひご一読ください。

最近の記事

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令和時代の漫画家たちはどう生きるか

5月7日、漫画家のおおひなたごう先生よりご依頼を受けて、京都精華大学の新世代マンガコース3年生に向けて「デジタル時代の漫画家たちはどう生きるか」というテーマの授業を行ってきた。 大学で学んだことはほとんどきっちり大学に青春と共に置いてきた側の人間だったので、そんな僕が大学の教壇に立つなんて世も末…と言いながらも、心中穏やかでなく、とても興奮していた。話したいことならいっぱいある。 東村アキコ先生、山科ティナ先生、トーチ編集部など、錚々たる方々がゲスト講師として登壇している

    • WEBTOON宣伝の最適解を探したらエスカレーターにたどり着いた話

      先日7月18日(火)に、ナンバーナインのオリジナルWEBTOON(縦スクロール×フルカラー漫画)第5弾となる『ラッシュナイト』(池田ルイ)の連載が始まりました。 初日のview数は現在ナンバーナインで人気ナンバーワンの『神血の救世主』の17万を超える26万viewを記録。そして、新着ランキング(総合/女性)1位、ヒューマンドラマランキング(総合/女性)1位、すべてのランキングで総合9位、女性6位と、ありがたいことにたくさんの方に読んでいただけたようです。 (※すべて7/19

      • 「WEBTOONに作家性は不要」というのは本当か

        2023年、ますます盛り上がりを見せるWEBTOON今日のnoteは、コーポレート本部責任者としてではなく、一人の編集者としての仕事について書きます。 2023年は、昨年からの盛り上がりを受けて引き続きWEBTOONに注目が集まっています。2021年に20社程度だったWEBTOONスタジオも、2023年2月には69社に膨れ上がりました。ここまで急速に参入する企業が増えてくることは誰が想像できたことでしょうか。 日本におけるWEBTOON制作のトレンドといえば、原作・ネーム

        • 会社説明会では話さない新卒採用の真実

          今週は一泊二日で福岡にある専門学校3校へWEBTOONクリエイターの24年度新卒採用説明会へと伺ってきました。昨日は昨日で、代々木アニメーション学院さんでオフライン/オンラインのハイブリッド型で説明会を行いました。ここ最近はオンライン説明会が続いていたので、対面での説明会は学生の皆さんのリアクションも見えて楽しいです。 ナンバーナインでは昨年から新卒採用の強化を行っており、2年目の今年はおかげさまでエントリー数も800名を超えました。説明会の参加者を含めると1500名以上の

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        記事

          創業から7年で社員数75名になったスタートアップのバックオフィス体制の変遷

          こんにちは、筆が不精過ぎてもはや筆不精の武将に出世しかけているころくです。そうこうしているうちに、ナンバーナインはこの4月に8期目を迎えました。みなさまいつもありがとうございます。 7期は中途採用の強化と新卒採用の本格的に開始した結果数十名のメンバーが新たに加わり、5月末時点でインターンを含めたメンバーは75名となりました。ナンバーナインはもともと少数精鋭の志向が強かったので、一年でこれだけたくさんの人が増えるのは初めての経験です。 組織規模としては、メガベンチャーと比較

          創業から7年で社員数75名になったスタートアップのバックオフィス体制の変遷

          映画館は都会のオアシス

          僕はG-SHOCKが好きだ。 24.97トンのトラックに踏まれても壊れず、世界一のタフさを誇るG-SHOCK。いつでもどこでもどんな時でも時間を刻むことだけは止めなさそうな、不器用な存在だ。 普通に生きてて25トン近いトラックに踏まれることなくない?とか、水深何十メートルまで潜る必要ある?とか、思うところは色々あるものの、Apple Watchなんか視界に入らないくらい、好きだ。Apple Watchを買うくらいなら、スマートウォッチタイプのG-SHOCKを買いたい。でも

          リアルとリアリティは、現実とファンタジーくらい違う。

          昨年末、ふと思い立って「アウトレイジ」三部作のDVDを購入し一気観しました。 「アウトレイジ」に関わらず、北野映画はどれも配信で観ることができないのでDVDを久しぶりに買いましたが、最高でしたね。あの冷たく乾いた極道の世界に男のロマンを抱いてしまいます。 激しいドンパチとは一生縁がないと思いますが、こうした世界線が実在すると考えるといまの境遇に感謝せざるを得ません。2023年の僕は、大友の背中を追いかける一年にしたいと思います。 しかし一方で、昨今のヤクザ映画の潮流とし

          リアルとリアリティは、現実とファンタジーくらい違う。

          「相談しても何も解決しない」とよく言われる僕に、なぜ変わらず相談が来るのか考えてみた

          「ころくさんと話しても、結局何も解決しないんですよね」 はじめてそう言われた時は、脳天に稲妻が駆け抜けたような衝撃がありました。 僕のところに悩みを吐露しにきてくれる人はいるし、僕としてもある程度いい方向に向かうように考えて対話していたという気持ちでいたので、最初その話を聞いた時は軽くショックでした。 でも、時間が経つにつれて、「たしかに、あんま何も解決してへんな」と思うようになってきました。何なら、解決したい気持ちはあるんだけど、具体的な解決の提案を諦めてるフシすらあ

          「相談しても何も解決しない」とよく言われる僕に、なぜ変わらず相談が来るのか考えてみた

          採用計画から紐解く漫画系スタートアップのブループリント

          採用は、事業計画実現の第一歩ナンバーナインは、2021年に入ってから過去最高レベルで採用を強化しています。 今年から本格化した2023年度入社の新卒採用では、おかげさまで多数のご応募を頂いた結果、当初の採用計画を上回る方に内定を提示し、承諾をいただくことができました。 そして、今年は中途採用も大絶賛強化中です。特にここ3-4ヶ月くらいは採用計画が上方修正に次ぐ上方修正で大変にカオスです。 しかし採用は事業計画を実現させるための第一歩。採用を通じて初めてプラン実現に向けた

          採用計画から紐解く漫画系スタートアップのブループリント

          新しい取り組みに対する批判との向き合い方

          ナンバーナインでは、一年に5-6本くらい大小様々な新しい取り組みを行っています。 これはスタートアップの宿命ですが、時代の真芯を捉える、または少し先の未来を形に落とし込むためにもリスクを取ってどんどん新しい挑戦を行う必要があるためです。 しかし、新しい取り組みを行うと、大なり小なり批判の声が上がります。 ナンバーナインがデジタル配信事業を始めた時も、漫画×クラウドファンディングを始めた時も、マネジメント業務を始めた時も、漫画家養成プログラム「アクセルナイン」を始めた時も

          新しい取り組みに対する批判との向き合い方

          漫画系スタートアップが実践する人事チームの作り方

          採用って、大変だ。ナンバーナインは、現在目下採用強化中でして、今年は現時点で13名が新しくジョインしてくれました。ここから来年3月まで、新卒採用と中途採用合わせて20名近く募集をしており、粛々と採用活動を続けています。 採用って、大変ですね。 良し悪しは置いとくとして、スタートアップのおもしろいところに突然変異的に大きく方針転換するところがあります。ナンバーナインも、採用計画は半年に一度くらいの頻度で見直していて、その都度新しいポジションの採用を検討したり、採用人数が増え

          漫画系スタートアップが実践する人事チームの作り方

          転職活動をせずにスカウトされるために心がけるべき、いい仕事の四鉄則

          今回のnoteは、たまたま見かけた #わたしの転職体験 という企画に乗っかってみます。そして、言いたいことはタイトルに詰め込みました。 僕が最初に勤めたのは、2008年4月にキャリアデザインセンターという人材業界4番手5番手くらいの会社です。そこで、契約社員として入社し、1年後に正社員として登用いただいてから2013年の6月ごろまで働きました。 その後Schooというオンライン動画学習サービスを運営するベンチャー企業にジョインし、2016年末にナンバーナインを友人らと起業

          転職活動をせずにスカウトされるために心がけるべき、いい仕事の四鉄則

          終身雇用はもはや幻?いまの就活生が持つべきマインドセットについて考えてみる

          今年の僕の会社での役割の多くは、採用です。22年度の中途採用で20名ほど、23年4月入社の新卒採用で6名ほどの受け入れを目指しています。 7月に入ってからは、本格的に新卒採用活動が始まりました。 超早期化新卒採用が昨今のトレンドになっており、すでに就活している大学生たちの内定率が7月1日時点で83%にのぼる中での新卒採用は、完全に向かい風です。世間的にはだいぶ遅いスタートとなってしまいましたが、そこは人気の漫画・出版業界。おかげさまで、非常にたくさんのご応募をいただいてい

          終身雇用はもはや幻?いまの就活生が持つべきマインドセットについて考えてみる

          ワキ汗は何歳になってもかいたほうがいい

          みなさん、最近ワキ汗かいてますか? 今回のnoteでは、「チャレンジは死ぬまでやったほうがいい」ということを書きたいと思います。 チャレンジと言うとフワッとしてしまいますが、例えば今までやったことのない新しい仕事に挑戦することもそうだし、まったく違う業界・立場・環境にいる人と話すこともチャレンジと言えます。行ったことのない土地に足を踏み入れることも、チャレンジの一つとして捉えてもいいです。 僕の中でのチャレンジの定義は、「自分の知らなかったことを知ったり、やったことのな

          ワキ汗は何歳になってもかいたほうがいい

          京都精華大学の講義を4年前の内容と比較したら真逆のことを言っていた

          4年連続4回目の京都精華大学ゲスト講師に呼ばれてきました去る2022年6月8日(木)に、京都精華大学の新世代マンガコースに在籍する大学一年生を対象とした講義を行ってきました。 2019年にお声がけいただいてから足掛け4年。「デジタル時代の漫画家サヴァイヴ論」というテーマで毎年1-2回、90分2コマ前後のボリューム感の講義を展開してます。 今年も張り切って2コマ180分用の資料を準備していったのですが、「今年は1コマでお願いします」という依頼を完全に見落としていたことに講義

          京都精華大学の講義を4年前の内容と比較したら真逆のことを言っていた

          『映画を早送りで観る人たち』に嘆いている暇はない

          Podcast、はじめました。みなさんこんにちは。アウトプットの機会を増やすというのを心がけている2022年ですが、最近はnoteでの執筆に加えて新しいことをはじめました。 はい、Podcastです。 この番組では、メディアやエンタメコンテンツの現在地点、それから少し先の近未来について語り合うというのをコンセプトに、あれやこれやと楽しくおしゃべりしています。 エンタメ業界はここ数年の変化がとても激しく、誰も正解を持っていないことも少なくないので、「未来はこうなるぜ」とか

          『映画を早送りで観る人たち』に嘆いている暇はない