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WEBTOON宣伝の最適解を探したらエスカレーターにたどり着いた話

先日7月18日(火)に、ナンバーナインのオリジナルWEBTOON(縦スクロール×フルカラー漫画)第5弾となる『ラッシュナイト』(池田ルイ)の連載が始まりました。

初日のview数は現在ナンバーナインで人気ナンバーワンの『神血の救世主』の17万を超える26万viewを記録。そして、新着ランキング(総合/女性)1位、ヒューマンドラマランキング(総合/女性)1位、すべてのランキングで総合9位、女性6位と、ありがたいことにたくさんの方に読んでいただけたようです。 (※すべて7/19 0:00時点での計測)

とはいえ連載が始まったばかりなのでこの先どうなるかがわからないので、よりたくさんの人に興味を持ってもらうための宣伝についてもチームで議論を続けました。

今回はその中でも、今後のWEBTOONプロモーションの有効打になるかもしれない媒体を見つけたので皆さんにお知らせいたします。

それは、エスカレーター広告です。

WEBTOONの広告媒体に必要な要件は、ひたすら縦に長いこと

今回『ラッシュナイト』を配信するにあたって、デジタル広告以外の手法で物理的にプロモーションするための手法を考えようとなりました。

そこで注目したのが、WEBTOONの特徴である、縦にめちゃくちゃ長いという点。ちょうどその時期に、マクドナルドの広告で『ONE PIECE』の赤葦のゼフのコック帽がひたすら長い看板広告が出ていたので、そのノリで考えました。

「縦にめっちゃ長い広告、おもろいやん……」

本当にそれだけです。安直です。ですが、WEBTOONはコマを縦に組まれているのでものすごく縦に長く、特にTwitterとかInstagramとかのようなサイズ感の画像では魅力を伝えきれないので、宣伝や拡散の方法に関する悩みとしては結構深刻でした。

赤葦のゼフのようなビルの看板広告、学校でよく見る「全国大会出場」とかの垂れ幕、乗り物のラッピング広告(これは横長)、電柱の広告……会議の中でいろんなアイデアが出ましたが、結論として選んだのがエスカレーター広告です。(ちなみに電柱広告は道案内的な役割を担う必要がある&地域によってルールが違うんですが、東京はかなりレギュレーションが厳しかった)

今回協力いただいたのは、UDエスカレーターさん。

「エスカレーター 広告」とかで出たらすぐに出てくるんですけど、問い合わせをするとすごい速さで返信や電話が来ました。

「僕も漫画とエスカレーター広告は絶対相性がいいと思っていたので、お問い合わせいただけて嬉しいです!」

本当にそんな感じでテンション高めのお若い担当さんがついてくださり、その熱意と高いコミットメントに胸を打たれてトントン拍子で話が進みました。

撮ったあと見たら速すぎてブレてた。

余談ですが、そもそもエスカレーターの手すりに広告をつける理由というのがエスカレーター事故をゼロにするため(興味を引く広告があることでエスカレーターの手すりに掴まって歩かなくなる=事故がなくなる)だそうです。実際、手すりに広告がついてるエスカレーターは事故が飛躍的に下がっているというデータも見せていただきました。

現時点でエスカレーター広告を掲載できる基体は限られているらしく、その分野を研究・開発・販売しているのがUDエスカレーターさんなのです。同社の理念が「エスカレーター事故0を目指す」というもので、実は社会貢献ベンチャーだと仰っていたのが大変興味深かったです。知らない世界があるもんだなぁ。

世界初!エスカレーターで漫画が読める「ハンドレールコミック」爆誕

このエスカレーター広告に漫画(WEBTOON)を掲載するということ自体、おそらく世界初だそうです。スーパーニッチですが、何にしても「世界初」は気持ちがいいですね。(テンションが上がってファクトチェックが甘々ですが、、もし「これのほうが先だ」というものがあればご教示くださいませ)

世界初ということでナンバーナイン社内でテンションが上った結果、『ラッシュナイト』だけでなく、いまStudio No.9のWEBTOONで最も人気のある『神血の救世主~0.00000001%を引き当て最強へ~』の広告も出向することに。

結果、最初は5枠だけだったエスカレーター広告が30枠に拡張され、上りエスカレーターの両面をナンバーナインのWEBTOONでジャックすることになりました。

左が上りエスカレーターで、全部ナンバーナインのWEBTOON!これはテンションが上がります。

これはもう、広告媒体ではなくWEBTOONを読む物理媒体だということで、勝手に名前をつけちゃいました。「ハンドレールコミック」です。(別に特許も何もないので勝手にお使いください。むしろ使ってくださいお願いします)

ただし、実機を見て、実機に乗ってみて気づいたのが、読めないということ。エスカレーターって結構速いんですよ。企画倒れじゃん…そんなことをツイートしたらありがたいことに結構反響をいただいたので、まぁ良しとしましょう。

掲載場所は、マルハン新宿東宝ビル店さん。TOHOシネマズ新宿があるビルなので映画の行き帰りに立ち寄るもよし、東急歌舞伎町タワーも近いので観光がてら立ち寄るもよし、マルハンさんにパチンコしに行くもよし。7/20(木)から半年間掲出しているので、ぜひ実物を見に来てください。

ということで、WEBTOONの広告として「ハンドレールコミック」が増えたらいいなぁというお話でした。エスカレーター事故も減ったら嬉しい。

そして改めてになりますが、池田ルイさんと一緒に作っている『ラッシュナイト』もStudio No.9第一弾WEBTOON『神血の救世主~0.00000001%を引き当て最強へ~』も本当に面白いので、ぜひLINEマンガさんでちゃんと読んでください。何卒、よろしくお願いいたします。

最後に、パシャパシャ撮った「ハンドレールコミック」写真集を載せておきます。(店舗、UDエスカレーター側の許諾済み)

このコピーからパチンコ店に入るのはどうなんだって話はなくもないですが…いいコピーです。
両サイドをWEBTOONに囲まれます。
速すぎてブレる。
速すぎてブレる。
いいシーンなのに、ブレる。
強そう。

最後に…ナンバーナインは採用強化中でございます

ナンバーナインは、漫画家さんの創作支援と日本一のWEBTOONスタジオを目指して一緒に頑張ってくれる仲間を募集中です。もし興味をお持ちいただけましたらWantedlyを覗いてみてください。


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