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ワキ汗は何歳になってもかいたほうがいい

みなさん、最近ワキ汗かいてますか?

今回のnoteでは、「チャレンジは死ぬまでやったほうがいい」ということを書きたいと思います。

チャレンジと言うとフワッとしてしまいますが、例えば今までやったことのない新しい仕事に挑戦することもそうだし、まったく違う業界・立場・環境にいる人と話すこともチャレンジと言えます。行ったことのない土地に足を踏み入れることも、チャレンジの一つとして捉えてもいいです。

僕の中でのチャレンジの定義は、「自分の知らなかったことを知ったり、やったことのないことをやってみたりすること」と言えます。やったことあることの難易度を上げてみるのも、チャレンジと言っていいですね。

毎年のように仕事が変わるスタートアップの取締役

スタートアップの経営をしていると、毎年のように仕事が変わります。起業直後は役割があってないようなもので、ボードメンバー全員でMission / Vision / Valueの策定を行ったり、SNSを開設したり、椅子やテーブルを作ったり、プレスリリースを書いたり何でもやっていました。はじめてのプロダクト(マンガアプリ)ローンチ後はマンガアプリの編集長業務を行っていました。

その後事業の方向転換をしてデジタル配信サービスを始めるにあたっては、漫画家さんや企業さんとの交渉や電子コミックスの制作をやっていた時期もありました。毎日キンコーズに通って原稿をスキャンしていたデジタル配信サービスの最初期が懐かしいです。

2019年頃のナンバーナインはまだまだ社員数が少なく、取締役だろうが誰だろうがやれる人がやれることをやる空気があり、まさに全員野球をやっていた時代です。

そこから漫画編集の仕事をやり始めたり、大学で教鞭を執ったり、漫画家さん向けのトークイベント「漫画家ミライ会議」を始めてみたり、常に新しいことをやっている気がします。

そして昨年後半から本気を出して取り組んでいるのが、「採用」と「組織人事」の強化。昨今の電子コミック市場の隆盛という後押しもあり業績も好調で、さらなる事業拡大と成長を目指して採用強化を行ってきました。

おかげさまで頼もしいメンバーが増え、社員数は内定承諾してくれている方を入れると40名以上に。業務委託やインターンで関わってくださる方々を含めると70名近く在籍することになり、なんやかんやで一年前の倍くらいの人数規模になったのではないでしょうか。

新しいことをやるときは、だいたい居心地が悪い

編集長も漫画編集もイベントプロデュースも人事も、ましてや会社経営なんてナンバーナインを起業するまではまったくやったことがありませんでした。

新しいことに挑戦する時、だいたい居心地が悪いです。とても緊張します。なぜなら、成功するかどうか分からないし、失敗したらどうしようというネガティブな感情が脳内を侵蝕するからです。

「漫画家ミライ会議」のイベント当日を迎えるまでは毎日吐きそうな気分になっていたし、本番は本番でいい感じにワキ汗を垂れ流します。

初めて編集を担当させていただいた漫画を作家さんのTwitterアカウント上で公開した時も、どんな反応が来るかドキドキして吐きそうでした。

遡ると、2013年に漫画レビュアーとして初参戦したマンガHONZという漫画のレビューサイトでは、毎月堀江貴文さんやコルクの佐渡島庸平さん、CC2の松山洋さんといったエンタメ・ビジネス・スタートアップ界における圧倒的強者たちとの定例会があったのですが、参加して半年くらいは爪痕一つ残せず、存在ゼロのモブとして片隅に鎮座していただけの時期がありました。

あの時の僕は「オレに話を振らないでくれ…」と心で叫びながらも、「でもいつか爪痕を残さないと…」という気持ちでいたなぁと思い、懐かしくも甘酸っぱい気持ちが蘇ります。ものすごく居心地が悪かったですし、当然ワキ汗もかいてました。

その後数ヶ月して僕が書いたレビューが月間16万PVくらい獲得して存在を認知され始め、最終的にそこで出会った人たちと漫画業界で起業し、東京マンガレビュアーズ(旧マンガHONZ)の編集長を担うことになるとは誰が想像したでしょうか。

チャレンジがもたらす「寛容の心」

余談ですが、最近毎日朝と夜に化粧水と乳液をつけています。夜は化粧水をつける前に美容液もつけます。今年に入ってVIO脱毛や全身脱毛(医療脱毛)を始め、ニキビ跡や毛穴を塞ぐダーマペンもやり始めました。37歳という年齢になって、もっとお肌をいたわってあげようという思いが芽生えてきたわけです。

7月に入ってからは、日焼け止めクリームを塗り始めました。日焼け止めクリームなんて生まれてはじめて使っています。なかやまきんに君が「若さを保つためにやるべきことの一つ」として紫外線対策を挙げていたのがきっかけです。きんに君は信頼できる。

「日焼け止めクリームとか意味ないっしょ」と小馬鹿にしていた器の小さい自分がこうも簡単に変わるのかと、少し驚いています。ワキ汗は一ミリもかいていませんが、これも新しいチャレンジ。いまではお肌の手入れをしているすべての方に尊敬の念を抱いてます。

日焼け止めクリームを塗る前の僕がそうだったように、人間は知らない世界のことを否定・拒絶することで自分を肯定しようとする習性があります。でも、それってその世界のことをただ知らない(知ろうとしない)だけで、知ったらその世界の奥深さに魅了される可能性もあると思うのです。

つまり、チャレンジが寛容の心をもたらし、自分以外の人を受け入れられるようになると僕は考えました。

経営者が挑戦しなくなったら、その会社は終わる

会社が成長するにつれて、役員陣はどんどん現場を離れ経営や頭を使う仕事にシフトしていく必要性を感じますし、主役を一人ひとりのメンバーに譲っていかなければいけないなとも思っています。

その一方で、現場から離れたとしても、一個人として新しい取り組みや人との出会いについては積極的に行っていきたいなと思うのです。

漫画家ミライ会議も、毎年イベント終了後には二度とやりたくないなと思ったりするのですが(イベント自体はとても楽しいし大好きですが、本当に大変なので…)、気づいたら「今年はどうしようかな」と次のイベントのことに思いを巡らしていたりします。何なら、「ちょっと新しい取り組みもやってみようか」と内容のアップデートすら考えています。あんなに大変なのに。

きっと今年の年末もワキ汗をかいたり、吐きそうになったりすると思います。しかしそれは挑戦している証であり、寛容の心をもたらしてくれるだろうとポジティブに捉えて取り組んでいきたいです。

NewsPicks Studios CEO・金泉俊輔氏がゲストで登場!新卒採用イベント「ミライのニナイテ」開催

ナンバーナインでは、7月1日より2023年4月入社の新卒採用を本格的に開始しました。7月は、一人でも多くの学生さんにナンバーナインのことを知っていただくべくオンライン会社説明会を実施します!

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漫画制作ディレクター / エンジニア / WEBTOON編集者 / 日南デジタル漫画ラボスタッフ

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