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世界は常に主観で成り立っている。

読みながら、そして読み終わったときでさえも、身体の芯から震えの来るような作品を読みました。

ぼくは、学校という小さな社会の中にある、こうした世界をよく知っている。
この物語はフィクションかもしれないけれど、この世界はフィクションではなくて、どこにでもある日常の一コマだったりする。
こうした世界は誰の視点に立つかで見え方が180度変わってしまう。主人公の女の子のような視点なのか。転校生の子の視点なのか。その他の生徒なのか、先生なのか。そして、恐ろしいことに視点が違えば世界はまったく違って見える。

だから、この世界がすぐ目の前にあることに気が付かなかったりする。
こんなのはフィクションの中のできごとなんだと、思ったりする。

ここまでのことは、さすがに滅多にないだろうと、思ってしまったりする。

でも、実は自分のすぐ身近なところに鬼の世界は存在しているのだ。

世界は常に主観で成り立っている。

だから、自分の目に移らない世界はフィクションにしか見えない。
だけど、自分には見えないところでそのフィクションは現実として存在している。
それはまるで、パラレルワールドみたいに思える。

そうした気持ちを、思い起こさせる漫画だった。
まったく気持ちのよくない、胸をざわつかせる漫画だけど、もしよかったら読んでみてください。

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今日も、見に来てくれてありがとうございます。
17歳の作者は、どんな気持ちで、何を思って、この漫画を作ったんだろうな。審査員のコメントにもあるように、この漫画からは言いようのない怒りを感じました。
ぜひ、明日もまた見に来てください。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました! スキ・フォロー・シェアなどしてもらえたらとっても嬉しいです。 ぜひまた見に来てください!!