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遊び場と匣の向こう側:ビデオゲームと少年少女たち

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「ゲームとは、芸術の一形態であり、プレーヤーと呼ばれる参加者が目標達成を目指して、ゲームトークンを介して資源管理のため意志決定するものである」(グレッグ・コスティキャン)  「… もっと読む
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2022年10月の記事一覧

メタバースの本命と呼ばれる、フォートナイトとEpic Gamesの凄さ

メタバースの本命と呼ばれる、フォートナイトとEpic Gamesの凄さ

Facebookグループが、Meta社に社名変更することを発表してから一躍脚光をあびた「メタバース」ですが、最近は一時の異様な注目は一段落して、少し落ち着きを見せているようです。

ただ、そんな中、メタバースの本命の一つといわれるフォートナイトにおいて、日本の起業家をモデルにしたゲームが、約100日間で100万人にプレイされてちょっとした話題になっているのをご存じでしょうか。

もちろん、いわゆる

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ゲーム業界で40年ヒットをつくってきた男がいま、Web3.0に挑む理由

ゲーム業界で40年ヒットをつくってきた男がいま、Web3.0に挑む理由

「岡本さん、このゲームを面白くしてほしいんです!」

ぼくにそう訴えかけてくれた、Fracta(フラクタ)の加藤崇さんとの出会い。これは人生の転機になるかもしれない。直感しました。

加藤さんは、Googleにヒト型ロボットを売却した唯一の日本企業として有名なSCHAFT(シャフト)の創業者。現在は、AIや機械学習に基づく水道管等のインフラ劣化予測のソフトウェアを開発する会社を立ち上げ、それを全世

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渋谷PARCOで自作ゲームを展示すると何が起こるのか

渋谷PARCOで自作ゲームを展示すると何が起こるのか

「渋谷PARCOさんのカルチャーイベント「P.O.N.D.」にゲームクリエイターを送り込もうと思っているんですが、じーくさんを紹介していいですか?」と、IGNの今井さんからお話を頂いたのは今年の6月頃でした。

「PARCOに自分のゲームを展示できる……?」

と、一瞬ワクワクしたものの、まぁ9割5分流れる話だろうと思って正直真に受けてませんでした。

でも「PARCOのカルチャーイベント担当者」

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好きなものを作ればいいという無責任

好きなものを作ればいいという無責任

「そもそもなんでこんなゲームジャンルを選んだんですか?だってそうでしょう?いくらこういった作品を作ったところで企業は誰もあなたのことを評価しませんよ?なぜこれでいいと思ったんですか?」

これは先日訪問した専門学校で講演を実施した後に行った作品講評会で実際に学生さんが作ったゲーム作品を見て(あまりにもズレていて酷かったので)思わず私自身が口にしてしまった言葉です。

学生さんからはこんな答えが返っ

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