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52歳の田舎のおばさん留学記

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2017年頃に留学奨学制度を使って留学した経験を、生活面を中心に振り返っています。
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#留学

アメリカに馴染むために、シカゴの歴史博物館ツアー<実費のみ>、に参加することにしてしまった(52歳の田舎のおばさん留学記20)

アメリカに馴染むために、シカゴの歴史博物館ツアー<実費のみ>、に参加することにしてしまった(52歳の田舎のおばさん留学記20)

私がシカゴで泊まったのは、Hi Chicago Hostelというところです。8人部屋や10人部屋で大丈夫な人なら、一泊3000円代でシカゴの中心に泊まれます(朝食付き!)。
私は、入院する時も「できれば大部屋」が良く、寝る時以外はカーテンを勢いよく開け放して、隣のベッドの人とも多少は交流したい、と思うタチでしたので、一人で1室のホテルより断然こっちの方が好みでした。

予約は、Booking.c

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劇的環境変化の緩衝材;アムトラックの利用(52歳の田舎のおばさん留学記17)

劇的環境変化の緩衝材;アムトラックの利用(52歳の田舎のおばさん留学記17)

自分では、歳のわりには「環境変化に強い」「馴染みやすい」と思っている。そう、心構えとしては、新しい環境は全くウェルカムなのである。が、繊細さと、やはり年齢?のゆえなのか、いやいや、新幹線も通っていないような陸の孤島的田舎で、しかも、子育てと介護と自宅敷地内の仕事だけしてきたような人が、単身外国に行くんだから当たり前でしょ?的な、新天地に対する「おそれ」が、現地到着前にあった。

この奨学財団が指定

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成田空港行きの切符を間違えられる? (52歳の田舎のおばさん留学記16)

成田空港行きの切符を間違えられる? (52歳の田舎のおばさん留学記16)

「成田空港行きの切符」
そうです。JRです。
JRの成田空港行きの切符を、思ったように買えなかった、という、アメリカ行きののっけから動揺しまくる(でも動揺しないようにコントロールした)出来事が起こった話です。ありえないのですが、田舎✖️おばさんという式の前には「あるかもしれない」出来事でした。

本当は、このnoteで、アメリカ渡航出発前の健康診断や、メンタルの整え、家族や知人の激励ぶり、顔合わせ

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塾生に自分の背中を見せる(つもり・・・)(52歳の田舎のおばさん留学記14)

塾生に自分の背中を見せる(つもり・・・)(52歳の田舎のおばさん留学記14)

(写真はo-danサイトより借用)
二つ前の記事で、不特定多数の前で自分のことを英語で話すのは初めて、と書いたが、そういえば、その1ヶ月ほど前に、自分が運営していた学習塾の生徒の前で、自分が留学するつもりである、というのを、易しい英語で説明していたことを思い出した。

私の塾は中学3年生専門塾という変わった形式で、毎年生徒が違っていた。3月の公立高校受験が終わった翌日が、「卒塾式」で、翌年度には全

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同期のガールズの見分けがつかなかった件(52歳の田舎のおばさん留学記13)

同期のガールズの見分けがつかなかった件(52歳の田舎のおばさん留学記13)

(写真は、私がフリー素材を切り貼りして作ったものです)

消滅可能性都市とは、出産適齢期の女性の増減から考察して、30年以内に人口減少により税収が減り、破綻する可能性のある自治体のことだそうです。

私が住んでいる地域も、しっかりはっきり入っております。
人口10万人以上にもかかわらず、破綻する可能性のある都市として、全国ベスト10に入ったこともございます。

それは、つまり、若い女性が少ない(都

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不特定多数の前で英語で自己紹介するのが初めてな、留学前の52歳(52歳の田舎のおばさん留学記12)

不特定多数の前で英語で自己紹介するのが初めてな、留学前の52歳(52歳の田舎のおばさん留学記12)

(写真は、Canvaからいただいたもので、実際の写真ではありません。でも、イメージはかなり近い)
4月上旬。
アメリカへの出発2ヶ月前。
奨学制度財団の最終合格者が東京に集められて、説明会が行われた。
日本人20数名である。
九州や北海道から来る人もあり、本当にご苦労なことだ。
と、
思っている場合ではないのだよ、私!
アメリカの保険屋とドタバタして、ようやく決着がついた朝、私は希望と、緊張で強ば

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5年越しのthanks letter(52歳田舎のおばさん留学期;番外編)

5年越しのthanks letter(52歳田舎のおばさん留学期;番外編)

次回予告;ドトールのミラノサンドAは、アメリカへのドアノブ

留学記はまだ続くのだが、前回の「保険屋トラブル」のことを書いたら、なんだか、憑きものが取れたようになり、
ずーっと5年間書けなかった、留学時代にお世話になったリンダに手紙を書いた。
そして、今日、プレゼントと一緒にそれをアメリカへ送った。
(去年の1月から、アメリカに物を送るときは、手書きで住所書くのはダメになったんですねー!!電子デー

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保険会社の担当者に翻弄された〜意味不明で死んだ〜(52歳の田舎のおばさん留学記11)

保険会社の担当者に翻弄された〜意味不明で死んだ〜(52歳の田舎のおばさん留学記11)

写真は、忘れもしない2017年の東京某地女性用カプセルホテル。「近未来みたーい」とかなんとか、ちょっぴりはしゃいだ気分で撮ったものでしょう。
ここで、深夜と早朝に、52歳のおばさんは挫けそうな心と戦いながら、英文メールを打ってアメリカの保険会社とやりとりしてました・・・。忘れられない・・・。

当時のメールのやりとりを読み返すと、今でも胸が痛む。おばさん(私)カワイソス。

健康保険申し込みの期間

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おばさんがそこそこの期間留学する時の健康保険〜私には難しすぎて死んだ〜(52歳の田舎のおばさん留学記10)

おばさんがそこそこの期間留学する時の健康保険〜私には難しすぎて死んだ〜(52歳の田舎のおばさん留学記10)

この健康保険については、「ザ!アメリカ!」を体験した出来事だった(アメリカだけではないかもしれないけど)。2回に分けて書く。
今日は、健康保険プランを決めるまでの苦労について。

noteを書くにあたり、なるべく正確に書こうと思って、当時の資料を引っ張り出したり、メールを見てみたりしたのだが、やっぱり健康保険のことはよくわからない。感覚的に当時のままだ。当時は、とにかくアメリカに行かなきゃいけなく

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地方銀行は、英文証明書出すのに時間がかかる、可能性がある。(52歳田舎のおばさん留学記9)

地方銀行は、英文証明書出すのに時間がかかる、可能性がある。(52歳田舎のおばさん留学記9)

(写真は、当時出してもらったCERTIFICATE OF BALANCE OF YOUR DEPOSIT ACCOUNTダス)

「まーみさんて、地方ですよね? 地元の銀行に残高証明書出してもらうの、時間かかりました?」
渡米後、アメリカのワシントン大学のキャンパスを歩いているときに、奨学プログラムの同期にいきなり聞かれた。
「かかったよ!! 対面式の席に通されて、ずーっと手続きで、そこに4時間座

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オファー受け入れ決断の決め手 下〜いわゆる「50歳は現役の折り返し地点」がキタ(52歳の田舎のおばさん留学記8)

オファー受け入れ決断の決め手 下〜いわゆる「50歳は現役の折り返し地点」がキタ(52歳の田舎のおばさん留学記8)

(写真は、留学前まで自宅敷地内の”小屋”でやっていた”中3専門塾”の様子。)

アメリカの大学で学ぶチャンスがあなたのものに!
というキラキラ光る通知がやってきて、濃いモヤの向こうの光がオイデオイデと、私を手招きしていた。
同時に、様々な取るに足らないような小さな状況の変化が、束になって私を上に押し上げてもいた。

塾を止めることは、今回の奨学プログラムを見つけるより前に決めていた。

10年運営

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オファー受け入れ決断の決め手・上(52歳の田舎のおばさん留学記7)

オファー受け入れ決断の決め手・上(52歳の田舎のおばさん留学記7)

2月上旬。ついに決断の時が来てしまった。5日以内にこの大学を受け入れるかどうか返事をせよ、ただ、断った時、次のオファーが来る可能性はゼロだからね・・・ってー、書き方ではなかったが、そうとしか受け取れない英文がやってきた。

とりあえず、奨学金の検索するだけならいいよね。
とりあえず、説明聞くだけならいいよね。
とりあえず、書類出すだけならいいよね。
とりあえず、せっかく受かったから面接行ったってい

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「引き際」はあるのかないのか(52歳の田舎のおばさん留学記5)

「引き際」はあるのかないのか(52歳の田舎のおばさん留学記5)

(写真は奨学プログラムに応募したときの英文エッセイの一部。今、仕事にしているようなことを、この時(6年前)何やら書いている)

「闘うだけが正しいわけじゃない! 時に休め、時に逃げろ!」
という命題が、全人類に必要な昨今、
歳を重ねますと、「無理したらアカン!」も、ここに強い戒めとして加わります。Do! or Don't?

年齢が30代40代でも自称「おじさん」「おばさん」と名乗れる中、正真正銘

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50代で得られる留学奨学金(52歳の田舎のおばさん留学記2)

50代で得られる留学奨学金(52歳の田舎のおばさん留学記2)

私が、50代でも受け取れる”奨学金”に気がついた経緯を書いてみます。
(写真は、「説明会」のために東京に「おのぼり」した時に撮った写真。東京駅のトイレとかも撮ってた。完全なるおのぼりさん)

このシリーズでは、「52歳で、田舎に住んでて、主に子育てと介護で”表社会”からは隔絶されていたおばさんが、突然アメリカ留学すると何が起こるか?(ちなみに途中脱落帰国)」ということを、英語学習面ではなく(それも

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