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2020年7月の記事一覧

悪気なきジェンダーギャップを避けるために

悪気なきジェンダーギャップを避けるために

こちらの記事の中で、ふと気になった言葉がありました。

「実力を伴わない数合わせの女性登用には私も反対です。女性管理職を増やすには管理職になり得る能力と実績・経験のある女性が増えなくてはいけません。本来の資質に男女差がないのに結果的に差を生んでいるのは、先述したとおり、鍛えられる機会が女性は少ないからです。性別にかかわらず、重要な仕事を任せることが第一歩です」

私が代表を務めるデザインカンファレ

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なぜ、女子サッカー選手は「"女子"サッカーの魅力」を考えなければいけないのか。

なぜ、女子サッカー選手は「"女子"サッカーの魅力」を考えなければいけないのか。

「女子サッカーの魅力ってなんだと思いますか」

今まで死ぬほど聞かれてきたこの質問。聞かれるたびに、うまく答えられずに困ってしまう自分がいた。

「ひたむきな姿ですかね」
「まっすぐに頑張ろうとする姿勢だと思う」
「男子よりも繊細で気が効くプレーかな」

「女子サッカーの魅力ってなんですか」の質問に対して、よくこんな回答を耳にしてきた。どれも間違っていないと思う。むしろ、正しい。けど、他の選手や指

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「多様性ある」表現の一様化について

「多様性ある」表現の一様化について

ここ数年、広告においてジェンダーに関わる表現は炎上の火種になりやすい。
女性をある特定の年齢で「市場価値がなくなる」という表現を使った広告は多くの抗議の声で、謝罪とともに取り下げられた。
炎上が多い中でもいまだにコンプレックスを煽る広告が後を絶たない。

広告やプロダクトの顔となるクリエイティブに求められ、できるだけ不正解を回避できるものは「多様性」がキーワードになっている。

フェミニズムと広告

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伝える仕事をする人間として複雑さから逃げない

伝える仕事をする人間として複雑さから逃げない

情報自体が希少だった時代は終わり、情報は飽和してしまってそれ自体に価値はなくなっています。むしろ、ノイズを減らすために受け取る情報を減らす、コントロールするための手法などが流通するようになりました。

そんな状況において、メッセージを届けるために「ストーリー」の重要さが語られる場面も増えています。ストーリーの定義は、物語や筋書きですが、情報発信やマーケティングの文脈においては、人々の「共感」を得る

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思考を広げるメタ・ノートのススメ

思考を広げるメタ・ノートのススメ

はじめにTwitterで情報発信していると、自分の思考がどんどんストックされていきます。そのストックのおかげで、たくさんの「自分の言葉」を持つことができました。「これが普段やっていることのほとんどすべて」なので、リーダーとしても、チームのメンバーに想いを伝えやすいです。

ただ、ストックといっても、どんどんタイムラインに流れていく自分のツイートをあとで探すのは大変です。そこで、自分が何をツイートし

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