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[読書メモ] 暇と退屈の倫理学
このごろ退屈がしんどいと感じることが増えた気がする。夜遅くに寝ようとするときにしばしば退屈が襲ってくる。それで眠くなってくれればいいのだが退屈を凌ぐためにスマホを見てしまったりして余計眠れなくなる。
そういったしんどさはずっと前からあるのだが、その辛さを「暇」とか「退屈」とかいう言葉で認識してこなかった。去年この本を読んで以降「これは退屈しているんだな」と思うようになった。
でもこの退屈にどう
[読書メモ]脳は世界をどう見ているのか(ジェフ・ホーキンス)
ジェフ・ホーキンスこの人の経歴が興味深い。
大学で電気工学を学んでインテルに就職した頃にフランシス・クリックの小論を読み、人生を脳の研究に捧げることを決める。
しかし、脳が知能を生み出すメカニズムを解明するという野心的な研究テーマはMITでもUCバークレーでも受け入れてもらえず、二年間大学の図書館で神経科学の論文を数百本読み独学する。
その後、変化が必要だと感じて産業界に戻る。タブレット型コ
ミケル・バルセロ展@東京オペラシティ
このあいだポンペイ展で高度な絵画や彫刻や装飾品の数々を見たとき、人が創作をするモチベーションというのはどこから出てくるのだろうかと思った。ただの遊びなのかもしれないし、進化心理学的に創作活動の有用性を説明することもできるのかもしれない。だけど、暇な人だけが趣味でアートをしているわけでもなく、経済的に困窮しようとも誰からも承認されずとも絵を描き音楽やモノをつくる人は数多くいて、2000年前でさえ多く
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