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【親友回顧録】幸運なり我が人生③
わたしとジヨンは本当に似ていた。食べ物や身に着けるもの、身近に置いておくものの好みだけではなく、生きるペースや思いつく内容とそのタイミング、朝起きてから仕事に取り掛かるまでのルーティンといった、わたしたちをわたしたち「たらしめている」ことの諸々が似ていた。
わたしたちは明るさよりも暗さの目立つ子どもだった。アジア人であり、女であり、職業を持っているわたしたちには、いつだって「差別」が身近で、それ
【親友回顧録】幸運なり我が人生②
アパートのポストはドアに直接開いた穴で、手紙が投函されれば玄関の三和土にハラリと落ちるようになっていた。
そこにすべり落ちたジヨンからの手紙は、何通あったのだろう。旅先からハガキをくれることも多かったが、異国の香りをそのまま染め付けたような、味のあるハガキを選ぶ人だった。ある時はベルリンから、ある時はパリから、またある時は帰郷したソウルから。何度も何度も手紙をもらった。
わたしもまた、ジヨンに
日本手話とドイツ語が似てる①
こんにちは。
言語の勉強が好きで色々な言語を学習しています。英語、ドイツ語、ときて現在は日本手話をやっています。広く浅く、ではなく一つずつ深く、というのがわたしのスタイルです。時間はかかりますが、とても好きなことなので人生きっとこれに捧げるのだろうと思っています。
自身の突発性難聴がきっかけで日本手話を学び始めて、1年が過ぎました。
週に1回、2時間という限られた学習ですが、自分なりに学習を重ね
目で見るまで決めない強さ
うわさ話や、想像だけで「ああだ」「こうだ」と悩んだり困ったり、恨んだり嫌ったりすることってありませんか?対象がモノであれ、人であれ、概念であれ、まだ自分の目で見ていないのに判断してしまうことが。
冒頭の写真は、日本を歩いて確かめて、その形=地図を浮かび上がらせた人物「伊能忠敬(いのうただたか)」さんの像です。一歩69センチで日本中を歩き、測量し続けた方です。
この方の伝記にあり、思い出すと気持
和製英語というけれど
「和製英語」という表現を皆さんは使うことがあるだろうか。
ハンドルとか、フロントガラス、バックミラーなど車の部分名称が
よくその例に出され、英語でこれらを話題にする際に「そのままだと
通じませんからご注意ください」のように扱われている。
いわばカタカナ語と同一のような気もするが、専門家じゃないので置いといて、いずれにせよ私がここに申し上げたいのは「和製英語」と呼ばれる言葉の数々は決して「和製」の
翻訳するフリーランス&3児の母の日常
自分がフリーランスになって、翻訳をやろうと立ち上がった時、
「翻訳、フリーランス、育児、両立…」といった検索ワードを並べて敵を知ろうとした。
流れがわかると、少しは安心してスタートが切れるはずだと思って。
この先、そういう方が立ち上がる時、わたしのルーティンが少しでも安心材料になったらうれしい。そんな気分で書いてみる。
【朝】
夫が先に起きて、乾燥機終了後の洗濯物を片付ける
息子が起きて、学校