DOODLIN' BARBER SHOP

埼玉県所沢市三ヶ島で床屋をやっております

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記事一覧

そのザワザワに用がある

十数年ぶりに映画『ダイ・ハード』を観ました。 放送予定を番組表で見つけたときには心が躍理、迷わず録画予約をしましたよ。 公開年は1988年、私は高校2年生。 映画界で…

人は多分それを忘れない

相変わらず、時間を見つけては散歩に繰り出している。 道中、カブトムシやクワガタが捕れそうな樹をチェックするのがクセになってて、昆虫採集にシーズンインした今、あち…

全てが良い塩梅

以前からその存在は知っていて、いつか読みたいと思っていた本が文庫化されたという情報を入手し、これはナイスな切っ掛けだぜと早速手に取ってみた。 で、読み始めたのだ…

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学んでも 学んでも

今読んでいる本の舞台が北海道の“増毛町”というところなのですが、どうにもこの町名が覚えられないのです。 増毛町で“ましけちょう”と読むのですが、何度も聞いたこと…

やっぱり人生は面白い

“VIDEOTAPEMUSIC” の新譜が出ると聞き、胸が踊ったのも束の間、何とテープのみでの販売だとのいう。 絶対レコードで欲しいアーティストだけに、いやちょっとそれは………

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何となくな日々

最近どうにもレコードを聴いてても音が抜けない。 何ともなしに くぐもる感じがして、どうにもスッキリしない日々が続いていたのである。 さすがに針がもうダメなのかと、…

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サーチアンドデストロイな日々

思わず胸がズキズキワクワクするような、とびきり熱い話が舞い込んで来たのです。 当店の北側、某学校の農園芸グラウンドの向こう側の土地にですね。 どうやら縄文時代の…

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それでいい

あれは四十数年前にもなるのか。 少年テッペーが、初めて作った戦車(正確には対戦車自走砲)のプラモデル、それがこのタミヤの1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ 『ドイツ…

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新しい夜明け

本日、まことに有難いことに私の誕生日でございまして。 どうにか無事にさりげなく五十三歳になれました。 ありがとうございます。 そんな目出度い日和なので、今日の店内…

グッドバイからはじめよう

毎年、この時季になると我が家周辺をツバメが飛び交うのです。 軒下まで入ってくるし、一度は店内に入って来たこともある。 専門家ではない無知男なりに推測するに、これ…

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気分と思い込み

おはようございます。 この二週間ほど、レコードが聴けませんでした。 耳障りなノイズが目立ち始めたので、あ〜これはとうとうレコード針が駄目になってしまったのだなと…

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そういうテンション

小5息子と “プラモデルあるある” について語り合った。 「組み立て中、左右、上下、中か外かで迷ったとき……迷いに迷った果ての選択が必ず間違っているんだよね〜」 …

その世界には終わりがない

鳥山明先生が逝ってしまいました。 あまり言ったことないですが、実は『Dr.スランプ』のコミックを全巻持っていました。 アニメも観てました。 リブギゴやキャラメルマン…

この世で一番カッコいいのは……

今さっき読み終えた本の中にあった一節 「この世で一番カッコいいのはリラックスしてる人ですよ……」 が何故か何故だか響きまくっている。 何がどうなってこんなにも響…

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第三次音楽革命

長らく敬遠していたサブスクリプションに手を出したのが四ヶ月前。 「Apple Music が良いぜ!」と風の噂で聞いたのでナイスチョイスしてみたのでした。 で、今。 まさに…

old man’s wisdom

久しぶりに息子が作ったマスクを着用してみた。 これを装着すると何故だか気持ちが高揚する。 不思議な力を持つマスクである。 で、この私が掲げているレコードは“CHO CO…

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そのザワザワに用がある

十数年ぶりに映画『ダイ・ハード』を観ました。
放送予定を番組表で見つけたときには心が躍理、迷わず録画予約をしましたよ。

公開年は1988年、私は高校2年生。
映画界ではまだ無名に等しかったブルース・ウィルスを一躍スターに押し上げた大傑作であります。

見始めてすぐ「むむ?」となりました。
ココ最近のアクション映画やSFスペクタクル大作などでお約束となりつつある、オープニングからの「ドドーン!ドン

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人は多分それを忘れない

相変わらず、時間を見つけては散歩に繰り出している。

道中、カブトムシやクワガタが捕れそうな樹をチェックするのがクセになってて、昆虫採集にシーズンインした今、あちこちでその黒光する勇姿を見かけるのだが私は捕らない。
近づいてゆっくり眺めた後、溢れ出る樹液の匂いをクンカクンカしてから立ち去るのだ。

小6となった息子は昆虫に対する興味を急速に失ってしまったようだ。
私が採って帰っても、あんまり喜んで

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全てが良い塩梅

以前からその存在は知っていて、いつか読みたいと思っていた本が文庫化されたという情報を入手し、これはナイスな切っ掛けだぜと早速手に取ってみた。

で、読み始めたのだがチンプンカンプン。
まずイメージが湧いてこないし、登場人物の名前が覚えられないし、物語が入って来ない。
かと言って、決してつまらないわけではなく、その独特な語り口と世界観にはビリビリ来るのだが「あ〜これは今の自分には手に負えないな〜」と

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学んでも 学んでも

今読んでいる本の舞台が北海道の“増毛町”というところなのですが、どうにもこの町名が覚えられないのです。

増毛町で“ましけちょう”と読むのですが、何度も聞いたことあるし、その度に「覚えよう!」と決意するのですが、ちょっと経つと「あれ?あれれ?」と失念してしまうのだから人間って不思議です。
いや、オレって低脳。

で、さすがに今これを書いてて、さすがに覚えたんジャマイカと思います。
もう忘れないぜ、

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やっぱり人生は面白い

やっぱり人生は面白い

“VIDEOTAPEMUSIC” の新譜が出ると聞き、胸が踊ったのも束の間、何とテープのみでの販売だとのいう。

絶対レコードで欲しいアーティストだけに、いやちょっとそれは……と尻込みしたのだが、その曲目リストを見て瞠目した。

多摩湖……

私の実家のすぐそばにある人造湖“村山貯水池”の通称である。
それが一曲目のタイトルなのだ。

今まで、多摩湖をフィーチャーしたアーティストがいただろうか?

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何となくな日々

最近どうにもレコードを聴いてても音が抜けない。
何ともなしに くぐもる感じがして、どうにもスッキリしない日々が続いていたのである。
さすがに針がもうダメなのかと、交換してみるのだが、それでとやはりモッキリしない。

そうこうしているうちに、レコードを回す機会も減り、流行りのサブスクとやらをBluetoothとやらで飛ばして「うむ、こういうのも悪くないね!うふふ」などと嘯いていたのだが、ハッと思い立

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サーチアンドデストロイな日々

思わず胸がズキズキワクワクするような、とびきり熱い話が舞い込んで来たのです。

当店の北側、某学校の農園芸グラウンドの向こう側の土地にですね。
どうやら縄文時代の竪穴式住居跡などの遺構があるっつーことで、埋蔵文化財発掘調査が行われるっつーんだからロマンティックが止まらないわけです。

ほんの数十メートル離れたところに、そんなもんがあったっつーことは、ひょっとして我が家の下にも?まさか?パードン?

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それでいい

それでいい

あれは四十数年前にもなるのか。

少年テッペーが、初めて作った戦車(正確には対戦車自走砲)のプラモデル、それがこのタミヤの1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ 『ドイツ マーダーII 』だった。

その側面に描かれたヒゲオヤジのマスコットに強く惹かれたのを覚えている。
しかし、作り始めたらそのあまりの難しさに早々にギブアップ。
さっさと放り出してしまったんだった。

それが巡りに巡って、再び作る

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新しい夜明け

本日、まことに有難いことに私の誕生日でございまして。
どうにか無事にさりげなく五十三歳になれました。
ありがとうございます。

そんな目出度い日和なので、今日の店内BGMは、ひねもすクルアンビンをナイスチョイス。

こんな音楽が似合う店にしたい。
そんな店に相応しい床屋のオッサンになりたい。

そんな願いがこもった選曲でございました。
リリースされたばかりのクルアンビンの新譜も言わずもがな最&高。

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グッドバイからはじめよう

グッドバイからはじめよう

毎年、この時季になると我が家周辺をツバメが飛び交うのです。
軒下まで入ってくるし、一度は店内に入って来たこともある。

専門家ではない無知男なりに推測するに、これはもしや巣を作る場所を探しているのでは?どう?

で、まだ巣が作られたことはないので、彼らのお眼鏡にかなわなかったのでは?どう?

と考えているのです。
今、この駄文を書いてる最中も、ツピッピさえずりながら、軒下を偵察していやがって、なん

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気分と思い込み

気分と思い込み

おはようございます。

この二週間ほど、レコードが聴けませんでした。
耳障りなノイズが目立ち始めたので、あ〜これはとうとうレコード針が駄目になってしまったのだなと悟りましてね。

何が“とうとう” だったかと言うと、私が使用するカートリッジM44G専用の針を製造しているメーカー“SHURE”がフォノ製品の生産を終了して6年が経ちまして。
私がストックしていた針も、とうとうこれにて終了だったっつーわ

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そういうテンション

小5息子と “プラモデルあるある” について語り合った。

「組み立て中、左右、上下、中か外かで迷ったとき……迷いに迷った果ての選択が必ず間違っているんだよね〜」

と私が言ったら、くぅ〜スゲーわかる!と息子。

「パーツを落としたとき、こっちに落ちたはずと探しても全然なくて、まさかそっちじゃないよな〜ってところに落ちてるよね!」

と息子。
わかる、わかるぜ、息子よ。

ん?待てよ。
これって人

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その世界には終わりがない

鳥山明先生が逝ってしまいました。

あまり言ったことないですが、実は『Dr.スランプ』のコミックを全巻持っていました。
アニメも観てました。
リブギゴやキャラメルマン1号のプラモデルも作りましたよ。
あのカッコよくも可愛らしい独特の鳥山ワールドに少年テッペーは魅せられまくってましたね。
つまりファンだったのです。
確か私が中一の夏に連載が終了しまして、それからすぐに『ドラゴンボール』が始まったので

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この世で一番カッコいいのは……

今さっき読み終えた本の中にあった一節

「この世で一番カッコいいのはリラックスしてる人ですよ……」

が何故か何故だか響きまくっている。
何がどうなってこんなにも響くのかわからないのだけれども、これは最早私の人生における「福音」や「啓示」レベルの言葉だったのではないか……ちょっと大袈裟か?いや、そのくらいだよ!ってなくらいの響き具合なのである。

この言葉を発した主人公はこうとも言う。

「この世

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第三次音楽革命

長らく敬遠していたサブスクリプションに手を出したのが四ヶ月前。
「Apple Music が良いぜ!」と風の噂で聞いたのでナイスチョイスしてみたのでした。

で、今。

まさにこれはオレ的 “第三次音楽革命!” だと実感、否、痛感しているのです。

まう手始めに、THE WHO の『四重人格』を聴いてみました。
高校時代、あんまり話したことない石田くんが、このアルバムをCDウォークマンで聴いている

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old man’s wisdom

old man’s wisdom

久しぶりに息子が作ったマスクを着用してみた。
これを装着すると何故だか気持ちが高揚する。
不思議な力を持つマスクである。

で、この私が掲げているレコードは“CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN” の1stアルバム『tradition』。
最近どっぷり聴いている傑作である。

相変わらず息子は日々創作に励んでいる。
それは絵だったり、アニメ制作アプリだったり、プラモデルだった

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