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#経営

経営者の解像度を高くするために、経理が「可視化」すべき3つの項目

経営者の解像度を高くするために、経理が「可視化」すべき3つの項目

今回の記事は、会社の状況に関する経営者の解像度を高めるために、経理が「可視化」すべき項目についての話です。

言うまでもなく、会社経営では、日々あらゆる意思決定が行われていますが、事業環境の不確実性が高ければ高いほど、一定の仮説を立てる必要があります。

そして、より良い仮説を立てるためには、経営者が必要な情報を必要な時に把握できる状態をつくることが重要です。

仮説⇔検証のループ経営者は、全社的

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実はあまり理解されていない?!SaaS企業が赤字をだしてでも売上高成長スピードを優先した方が良い理由

実はあまり理解されていない?!SaaS企業が赤字をだしてでも売上高成長スピードを優先した方が良い理由

今回は、SaaS(software as a service)についてです。ソフトウェアをサブスクリプションで提供しているような企業を想定しています。

よくSaaS企業はマーケティングコストをかけて赤字になってでも、マーケットシェアを取ったほうが良い場合がある言われます。

SaaS企業にはいわゆる「40%ルール」があり、年間の売上高成長率+営業利益率(又はEBITDAマージン)が40%以上であ

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海外事例から学ぶ
SaaS企業の基本的なPL構造

海外事例から学ぶ SaaS企業の基本的なPL構造

今回は、SaaS企業のPL構造についてご説明します。

PL構造といっても、売上高は、ストック型の売上高(Subscription)とそれ以外の単発の売上高の2つで、特に追加で説明不要かと思うので、コストをメインで説明します。

SaaS企業のコスト(営業費用)は4つに区分されます。

一つは売上原価です。これはサービス提供に直接関連する費用で、一般的な売上原価とそこまで変わりません。SaaS企業

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なぜあなたは競合分析をするのか

なぜあなたは競合分析をするのか

はじめに新規事業を立ち上げる時、中期経営計画を策定する時、成長戦略を考える時、事業再生を行う時等、様々なシーンの中で「競合分析しといて」と依頼される、また「とりあえず競合調べなきゃ」と思う時はありませんでしょうか。

なんとなくのルーティン業務になりつつある競合分析を本日取り扱います。なお、マーケティングのための競合製品・サービス・ブランド分析ではなく、競合企業そのものの分析を対象とします。

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YMのピッチ資料をチラ見せ!素人でも出来る資金調達資料の作り方

YMのピッチ資料をチラ見せ!素人でも出来る資金調達資料の作り方

こんにちは、久保 拓也(@takuya__kubo)です。
明けましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願いいたします。

年始1週目も怒涛の様に過ぎ去っていきましたね。
緊急事態宣言の発令によって判断や対応を迫られた方も多かったのではないでしょうか?

こういった揺り戻しが続く中での事業運営は難易度がどんどん上がっていきますが、だからこそ今までにないやり方を通じて非線形成長を生み出してい

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数字でドライブする経営(前編)

数字でドライブする経営(前編)

皆様、こんにちは!
テックタッチ株式会社のCFOの中出 昌哉(なかで・まさや)です。(@masaya_nakade)

最近、色々な経営者の方と数字を経営にどう活かしているかという意見交換をしたり、テックタッチ社内での経営の舵取りの際も、数字を使った経営判断をすることが多くなってきているので、「数字でドライブする経営」についてのナレッジシェアを目的に、今回noteを書くことにしました。

日本だと

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PMFまでの引き算の経営

PMFまでの引き算の経営

PMFに集中するための”引き算”スタートアップを起業したらまず向き合うPMF(プロダクト・マーケット・フィット)という深い深い闇。

そのもがき苦しむ過程で生まれた経営スタイルについてこんなTweetをしました。

スタートアップの起業では、初期はPMFだけが大切とさえ、よく言われます。
世の中はPMFに至るためのノウハウで溢れており、かくいう私自身も、必死に書籍やWeb記事を読んだものです。

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