数字に強くなるための勉強ノート

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数字に強くなるための勉強ノート

Hayato Yana|公認会計士|LayerX PMM<-フリーランス←海外スタートアップCFO←国内上場企業執行役員←大手監査法人 ■記事の内容:ビジネスモデル(SaaSなど)の分析、決算書の分析など ■数字に強くなりたい!と思っている方に役に立つようなnoteを目指します

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経理だけの問題ではない?!インボイス制度で「経費精算」が一番大変な5つの理由

インボイス制度開始までいよいよ2ヶ月をきりました。 インボイス制度は、事業者の消費税負担額の増加という金額的な影響もありますが、実は企業における様々な業務にも影響があり、経理はもちろん、従業員・役員の負担も増える可能性があります。 インボイス制度に向けた対応準備は、請求書等を発行する側の立場と、受け取り側の立場に分けられます。適格請求書を発行できる事業者(適格請求書発行事業者)は、法律の要件を満たした適格請求書(インボイス)を交付しなければならないため、多くの会社は発行側

    • 令和5年度税制改正大綱 経理が押さえるべきポイントまとめ💡

      12月16日に令和5年度(2023年度)税制改正大綱が出ました。 電子帳簿保存法やインボイス制度などの改正案が含まれており、事業会社の経理実務上も影響があることから、今回の記事では、電子帳簿保存法やインボイス制度に関して、経理の方が押さえておくべきポイントを解説していきます。 なお、税制改正大綱では、NISAなどの個人所得税に関する改正もありますが、本記事や資料は経理担当者向けのため、対象としていません。また、現在公表されている税制改正大綱のみでは解釈が難しい箇所もあるた

      • インボイス制度で経理実務が大変になる3つの理由&よくある勘違い

        こんにちは、yana(Q_Finance_)です。 本日は、制度開始まで1年を切った「インボイス制度」について、経理実務が大変になる理由と、よくある勘違いをご紹介します。 事業会社の経理の方はもちろん、個人事業主の方にも是非一読いただければ幸いです。 ※2022年11月20日現在の最新の情報をベースに記載しています。2022年12月の税制改正大綱等の情報は含められておりませんが、新しい情報がでたら適宜アップデートしていきます。 消費税やインボイス制度について、だいたいは知

        • リスクへの備えには「組織文化」が重要だという話

          こんにちは、yana(Q_Finance_)です。 ※これまでは匿名でこちらのnoteを書いていましたが、今後は内容に責任を持つためにもきちんと名乗って発信していきたいと思います。 今回は「組織文化」についての記事です。 本題に入る前に、ざっくり自己紹介です↓ これまでは、新卒で監査法人に入った後、事業会社でいわゆる管理部門にどっぷり浸かって仕事をしてきました。 どの会社も周りの方々に恵まれて、多くの機会を頂きながら色々な経験をさせてもらいながら楽しく仕事をしてきまし

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          サイボウズの決算書を見て、改めてすごいと思った理由

          サイボウズは、パッケージソフト販売からクラウドベースのSaaSへとビジネスモデルを転換し、さらなる成長を遂げている会社として有名です。 1年以上前のものですが、その成果を象徴しているこちらのグラフは何度見ても衝撃的です。 (サイボウズ株式会社「2019年事業説明会 配布資料」より抜粋) そんな、日本版マイクロソフトのようなサイボウズについて、改めて決算書を中心に調べてみると、すごいなと感じた点がいくつかあったのでまとめます。 クラウド売上成長率は26%。2021年末の

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          なぜSaaS企業のバリュエーションは高いのか

          SaaS企業の株価が堅調です。 ラクスは時価総額が8,000億円を超え、フリーやマネーフォワードも4,500億円を超えています。 売上高や現状の利益水準からみると、バリュエーションが非常に高いようにも見えますが、こうしたSaaS企業はなぜ高く評価されるのでしょうか? 今日はそのからくりについて説明します。 SaaS企業のバリュエーションが高い理由結論、SaaS企業のバリュエーションが高いのは大きく2つの理由があると思います。 SaaS企業のバリュエーションが高い理由

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          経営者の解像度を高くするために、経理が「可視化」すべき3つの項目

          今回の記事は、会社の状況に関する経営者の解像度を高めるために、経理が「可視化」すべき項目についての話です。 言うまでもなく、会社経営では、日々あらゆる意思決定が行われていますが、事業環境の不確実性が高ければ高いほど、一定の仮説を立てる必要があります。 そして、より良い仮説を立てるためには、経営者が必要な情報を必要な時に把握できる状態をつくることが重要です。 仮説⇔検証のループ経営者は、全社的な観点で中長期的な成長のために、筋の良さそうな仮説に限られた資源をどれくらい投下

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          【Sansan, freeeから学ぶ】効率よくお金を回すことのメリット

          今回の記事では、運転資本(ワーキング・キャピタル)の効率化について、Sansanを例に説明したいと思います。 Sansanは非常に効率よくお金を回しているSansanの2021年5月期の売上高は161億円で、前年同期比21%増加(前年同期は133億円)。一方で、営業利益は前年と同じ7億円でした。 営業利益は、レンジで出していた予想数字よりもわずかに下回っただけですが、業績発表後は「順調な収益拡大を期待して買いついていた個人投資家には失望感が広がって」いたようで、株価は大き

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          SaaS企業 直近のARR・PSRランキング(ARR50億円以下の会社編)

          こんにちは、今回も前回の記事同様SaaS企業のARR・PSRの比較ついて取り上げます。 対象企業はこちらです↓ 【対象企業】 ❶ 直近ARRが50億円以上(100億円程度)の会社(←前回の記事) サイボウズ、sansan、フリー、マネーフォワード、ユーザベース、ラクス ❷ 直近ARRが50億円未満の会社(←今回の記事) AI inside、カオナビ、スマレジ、チームスピリット、Chatwork、HENNGE、プレイド、ヤプリ、ユーザーローカル 前回は、直近ARRが10

          SaaS企業 直近のARR・PSRランキング(ARR50億円以下の会社編)

          SaaS企業 直近のARR・PSRランキング(ARR100億円程度の会社編)

          こんにちは、今回はSaaS企業のARR・PSRについて取り上げます。 日本でもSaaS企業の売上高(ARR)と時価総額の相関関係が見られるようになってきましたが、これらの指標の現在の比較と過去1年でどう推移したのかをざっくり見ていきたいと思います。 【対象企業】 ❶ 直近ARRが50億円以上(100億円程度)の会社(←今回の記事) サイボウズ、sansan、フリー、マネーフォワード、ユーザベース、ラクス ❷ 直近ARRが50億円未満の会社(←次回の記事:3/6(土)公開

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          プレイドの「成長可能性に関する説明資料」が素敵すぎる3つの理由

          今回は、昨年12月に上場した株式会社プレイド(以下、プレイド)に関する記事です。 プレイドは上場の際に「成長可能性に関する説明資料」を公表しています。資料自体は昨年の12月にリリースされてたものなので、新しいものではないですが、この資料が素敵すぎるので紹介させてください。 プレイドの資料が素敵すぎると思う3つの理由 ❶ 欲しい情報(要素)がすべて入っている ❷ 初めて見ただけでプレゼンできそうな論理構成 ❸ 洗練されたデザイン ❶ 欲しい情報(要素)がすべて入っている1

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          スライド1枚で完結?!納得感のある事業計画書が持っている要素とは?

          ぼくは会社の「事業計画書」や、IPOの際にリリースされる「成長可能性に関する説明資料」を読むのが好きです。 この手の資料を作るのも好きで仕事でも試行錯誤しながら度々作成してきました。 最近は開示資料でも、洗練された資料が増えてきている印象がありますが、一方で、やってることは良さそうなのに、これだと全然伝わらない、、、とか、この情報が欲しいのにないな、、、と思うことも多々あります。余計なお世話ですが。 そこで今回の記事では納得感のある事業計画が持つべき要素を紹介します。

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          経理こそ”会社の成長に貢献する”という”意思”が必要だと思う理由

          みなさん、”経理”ってどんなイメージですか? 偏見かもしれませんが、一般的には、ちょっと地味で真面目で少しお堅いイメージでしょうか。もしかしたら保守的で融通が利かないイメージもあるかもしれません。 また、「バックオフィス」とか「コストセンター」とか「間接部門」いう言葉からも、なんとなく会社の中でも脇役感や縁の下の力持ち感がある気がします。 ためしにGoogleで「間接部門」を調べると、思った以上に世の人の不満がたまっていそうです。。。 もっとも、経理の代表的な業務は、

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          超スマートな freeeの決算説明資料を分解してみた

          先日、freeeの2020年6月期の決算が発表されました。 決算内容は、年間売上高が前年同期対比で52.7%増の68億円、来期は40%増の96億円の予想とのことで、引き続き非常に高い成長率であり、来期末にはARR100億円も見えています。 決算自体に特段のサプライズはなかった一方、あらためてfreeeの資料がめちゃくちゃわかりやすく、スマートにまとめられていると思ったので、今回の記事ではその要因をさぐりたいと思います。 freeeの資料がわかりやすい3つの理由 ❶ 伝え

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          会社のIR資料について勉強するサークルをはじめます

          こんにちは! 今回は人生初「告知」です。 コロナと暑さを言い訳に少しサボり気味だったので一念発起「サークル」をやってみようと思います。一緒に勉強してくださる方募集です! こんな方募集します! サークルをはじめようと思った理由❶ オープンな記事では言いにくい本音ベースでの発信&議論をしたい 正直誰が見るかわからないなーと思うと、書きたくてもかけなかったり、書いてもオブラートに包む感じになって歯がゆいことがあるので、最初から本音も含めて話すクローズドな場が欲しいなと ❷ 

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          巣ごもり需要で大躍進!任天堂の最新決算まとめ

          今回は、グローバルの巣ごもり需要の影響を直に受けた、任天堂の決算分析を行います。 この記事では、任天堂の決算書を見たことない方でも、任天堂の特徴がわかる「重要な数字」を用いて解説します。 今回の記事の構成 ・2021年3月期 第1四半期(4-6月)決算のサマリー ・任天堂を理解する上で「重要な数字」の紹介 任天堂株式会社の2021年3月期 第1四半期決算が8/6に発表されました。 売上高は前年同期比で約2倍の3,581億円、営業利益は5倍超の1,447億円と、コロナの影

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