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親愛なる私たちに向けた言葉

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「完璧」だから、愛したわけじゃない

「完璧」だから、愛したわけじゃない

たくさんの人が、「完璧」を追い求める。

容姿も、運動も、勉強も、仕事も。

私達は欲張りだから、何でも出来る強い人になろうと無理をする。

そうじゃないと、なんだか置いて行かれてしまう気がするから。

でも、「完璧」なんて無理だよ。

人だもん。

得意も不得意も、好きも嫌いも、出来る出来ないも。

その人の個性だよ。

嫌いな事は嫌いと言えばいいし、出来ない事は出来ないって言えばいい。

それ

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どうしようもなく辛い日に

どうしようもなく辛い日に

泣きたいほど辛い思いをした時、その感情を押し殺して気丈に振る舞おうとすることを、私は自傷行為だと思う。

笑うことなんていつでもできる。
楽しいと思った瞬間、幸せだと思った瞬間、可愛いと感じた瞬間、恥ずかしいと感じた瞬間。
その時々に、勝手に表情が緩むものだから。

私たちは笑顔を制御しようなんて日常生活において考えた事は殆どないはずだ。

それなのに、悲しいときにはその感情を制御しようとするのは

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後悔しない選択なんてない

後悔しない選択なんてない

これから春を迎えて、人生の選択を迫られる局面に立つ人も多くいるだろう。

私もその一人だ。

高校へ進学する人

大学へ進学する人

社会人になる人

転職をする人

沢山悩んだ末に、新たな道に進むことでしょう。

ここで一つ大事なのは、選んだ進路で後悔をするのは、当たり前だということを頭の隅に置いておくことだ。

新しい環境に馴染めない。
前の方が楽しかった。

そう思うのは仕方のない話だ。

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愛した人と結ばれない理由

愛した人と結ばれない理由

1番好きな人は結ばれない。

結婚するのは2番目の人が良い。

そんなことが囁かれるようになったのはいつからなんだろう。

なぜ私たちは、1番好きな人と結ばれないのでしょうか。

こんなにも相手を想い、張り裂けそうな胸の痛みを抱えているというのに。

私はこう思うんです。

邪魔をするのは、1番大切だと思う気持ちなんじゃないかと。

傷つけたくない、嫌われたくない。好きだと言ってほしい。

だから

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今日も貴方を忘れられない

今日も貴方を忘れられない

「大好きだった彼を忘れられないんです」

そう言われて振られたことが、一度だけあります。

なんで今目の前にいる私を見てくれないんだろう。

当時の私は、そんなことを思っていました。

きっと、当時の彼女は、精一杯頑張っていたんだろうね。
前に進まなきゃいけない。忘れなきゃいけないって。

でも私はね、忘れようとする行為は、思い出す行為と同じだと思う。

前に進もうとして、実は後ろを向いて立ち止ま

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世間を騒がせる愛と寂しさの話

世間を騒がせる愛と寂しさの話

寂しさの正体寂しさとはなんだろうか。

私はそれを、「他人の愛でしか満たされない器」だと思う。

人間にはそれぞれ、他人に与えることが出来る「愛」の量と、
他人にしか埋めることの出来ない「寂しさ」の器があるのだ。

莫大な量の愛を与えられる人もいれば、わずかな愛しか与えられない人もいる。
反対に、途方もない量の愛でしか、寂しさを満たせない人もいれば、数滴の愛で満たされてしまう人も存在している。

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価値観に寄り添うな

価値観に寄り添うな

価値観の相違は、さまざまな局面で起きる。

ランチの値段はいくらが許容範囲とか、異性の好みのタイプとか、パン派かご飯派かとか、HIPHOPは歌なのかとか。

あらゆる物事に対して、私たちは意図せず衝突をしてしまう。

これだけ人間がいれば、価値観が完全に一致する人間を見つけることの方が難しいから至極当然の話だ。

そんな時に、相手の価値観に寄り添おうとしなくてもいい。
なぜなら価値観は「理解」する

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たった一人に愛されれたいなら

たった一人に愛されれたいなら

たった一人に愛されたいなら、誰からも愛される努力をした方がいい。

私たちが求めている、たった一人の愛すべき相手は、その他大勢の一人に過ぎないからだ。

笑わない。喋らない。自分を表現しない。

それで誰かに理解してもらいたいなんて傲慢他ならない。
出会いなんて一生訪れはしないだろう。

得体の知れない人間に構っていられるほど、世の中は退屈していない。

愛されたいなら、私はここにいると、世界に宣

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「自分らしく」を作る

「自分らしく」を作る

「自分らしくってなんですか?」

「どうしたら私は私らしく生きられますか?」

そんな事を聞いてこられた方がいました。

質問者はまだ17歳の高校生です。

何をするにも学歴は大切。
高卒は社会では役に立たない。
結婚は正義。

好きな事より、結局は安定が1番だ。

今まさにコロナ禍で不安定な世の中で、そのような思想は加速の一途を辿っている気がします。

一方instagramやTwitterを開

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