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記事一覧
This is startup - 契約はプログラムのようなものだ。
【要約】
はじめに僕の専門は今でも「特許」であるが、スタートアップにジョインしてからは契約に触れる機会が激増した。
特許を見ない日はあっても、契約を見ない日はない。
これは至って自然なことである。
スタートアップには技術アセットがないのであるから、業務委託契約や雇用契約まで含めて考えると、契約を起点として技術開発が進む。
そのため、知財家が契約を見ることのROIが大企業のそれよりも大きくなり易
This is startup - IPランドスケープはスタートアップに何をもたらすのか?
【要約】
はじめに2024年度から2年間にわたって、INPIT(独立行政法人 工業所有権情報・研修館)が行う「IPランドスケープ支援事業」の委員を拝命した。
正直に言うと、僕は、「IPランドスケープ」という言葉を避けてきた。
少なくとも「その言葉」の必要性を今もなお感じていない。
一方、情報の調査と分析は、スタートアップに限らず、事業活動に貢献するための最重要スキルであることは間違いない。
This is startup - 「キングダム」 with 「ドラえもん」~そもそも”知財”とは何だ?~
本記事は、「知財系 Advent Calendar 2023」(2023/12/24号)です。小川さん、バトンを確かに受け取りました。
【知財のバトン】
(2023/12/23号)小川徹さん「知財が好きという話」
↓
(2023/12/24号)木本「This is startup - 「キングダム」 with 「ドラえもん」~そもそも”知財”とは何だ?~」
↓
(2023/12/25号)Kenj
This is startup - 名もなき弁理士の知的カフェ
番組概要【番組名】
イレブンミュージック[弁理士永沼よう子の「知的カフェ」]
【番組概要】
パーソナリティ 永沼よう子 弁理士
放送局 レインボータウンFM 88.5MHz
放送日時 2023/12/18 11:00-12:00
ポッドキャスト Spotify
はじめに本記事は、友人でもある永沼よう子弁理士がパーソナリティを務めるFMラジオ番組「イレブンミュージック[弁
This is startup - 契約も知財だ!
【要約】
はじめに前回投稿した記事で「広義の知財」という言葉を使った。
「知財」という概念にとことん向き合った結果として、概念の拡張が必要であるとの結論に至った。
その結果、僕は「自分が価値をつけたい情報が知財である」と考えるようになった。
「売りたい(つまり、価値をつけたい)」と強く願って進める業務の代表例が契約業務だ。
すると、契約も知財であることが見えてくる。
契約とは何か法務
This is startup - 広報も知財だ!(後記「企業内弁理士が知財と広報を「兼務」して見えた一致点&相違点~知財はマラソン、広報は100m走!」(Toreru Media))
【要約】
はじめにToreru Mediaさんからオファーを頂き、「企業内弁理士が知財と広報を「兼務」して見えた一致点と相違点~知財はマラソン、広報は100m走!」というテーマで記事を執筆させて頂いた。
僕は、「広義の知財」というポジションを取っている。
「広義の知財」とは、企業内に存在するできるだけ多くのものを「知財」に含めて捉える考え方ようにしている。
それは、「知財」を再定義したい(そ
This is startup - 言葉の定義
【要約】
はじめに言葉の定義は重要である。
言葉の定義のズレが認知されないままなされる会話には、オチがない。
いつからか僕は、このような会話を「日本人にスワヒリ語で語りかけているようなもの」と例えるようになった。
最もやっかいなのは、会話が成立していないことに気づかずに、全員が「わかった顔」をしてしまうことだ。
これらのボトルネックは、未定義の言葉にあると思っている。
本記事では、言葉
This is startup - 「パーフェクトオールラウンダー」(「ワールドトリガー」)
要約(Chat GPT4)はじめにスタートアップの中に入って、一般的な知財業務だけでなく、様々な業務を経験した。
知財業務と同質の業務もあれば、異質な業務もたくさんあった。
異質な業務であればあるほど、怖さもあるし、緊張もする一方、レベルアップを体感しやすい。
知財業務を続けることが「専門領域の深掘り」であるならば、知財業務の外に身を置くことは「専門領域の横展開」と言える。
僕は、この専門領域の
This is startup - 「ONE PIECE(モンキー・D・ルフィ)」~「海賊王になる」ということ~
はじめに都内某私立中学校の受験説明会に参加した。
その学校の教育理念は「リーダ教育」(リーダを育てること)である。
何人かの生徒(中学生)から話を聞いた。
全員に熱量があった。
あどけない顔、言葉足らずの説明。
中学生の顔をしていた。
しかし目力は変わらない。
とても中学生とは思えなかった。
その後、中学2年生の女子生徒に学校内を案内してもらい、そこで彼女の夢を聞いた。
彼女の答えから