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救国の予言講演1973~74年 7 国際勝共連合会長 久保木修已氏 自由世界は団結し、共産主義の陰謀を打ち砕こう!
共産主義以上の宗教的理念を
問題は何か。彼ら以上の理念を持たなければなりません。思想を身につけなければなりません。いかに国民一人一人が立ち上がって、共産主義以上の宗教的な理念、精神的なバックボーンを持つことができるかどうか。これが問題であります。その宗教的な理念は、彼らの言うような独善的なものでなく、普遍的なかおり高い、格調高い、しかも、それは一国だけに通用するような限界のある理念ではなくて、世
救国の予言講演 1973~74年 5 国際勝共連合会長 久保木修已氏 唯物史観を壊滅せよ!
カゲでほくそえむ共産党
このようにして、あれをとり、これをとりしてみても、実に深刻な問題がある。日本人自身であるならば、この問題は誰もがこれをなおざりにすることができないはずであります。本当に真剣に考えなければならないのでありますが、この日本人の中に、そういう状態になってくることを、極めて歓迎し極めてほくそえんでいる、そして“天運到来”とか“よき時がきた”とこのように考えつづけている一部分の人
救国の予言講演 1973~74年 4 国際勝共連合会長 久保木修已氏 信義外交は日本の生命
各国の日本に対する不信感
このようにして、日本は中共と手を握り合ってしまったが、今言ったように、中華民国と国交を断絶してしまったのです。果せるかな、東南アジアを頂点とする世界各国は、この日本に対して、とくに東南アジアは、ただちに日本に対する不信感を増していったことは、皆様方がご存知でございます。「日本人というものは何を考えているのか分からない」と、東南アジアの人々は口をそろえて言いました。
「あ
救国の予言講演 1973~74年 3 国際勝共連合会長 久保木修已氏 怨みに酬いるに徳をもってなす
今日の日本の繁栄は蔣総統のお蔭
皆様も御承知のように、大東亜戦争で戦ったそれぞれの国のトップの人々-スターリン、ヒットラー、チャーチル、ルーズベルトなどはもうこの世にはおりません。しかし、八十才の蔣総統閣下おひとりだけは、その当時の世界の出来事を一番よく知っておられる『歴史の生き証人」ともいうべき方です。閣下は御高齢でもありますし、なかなかお会いすることがかなわないと思いましたが、再三お話し
救国の予言講演 1973~74年 2 国際勝共連合会長 久保木修已氏 忘恩背徳の民になるな
世界を知らない幸せ者
二年ほど前、私がしばらくワシントンに滞在していた時、世界の国々の大使と国際情勢について意見の交換をしたことがありました。当時、駐米韓国大使閣下のご自宅をうかがい極東問題について対談したとき、大使は「久保木さん、日本の方々は幸せな境遇を歩んでこられたから、われわれ韓国民族の特殊な心理状態はなかなかご理解いただけないことでしょうね」と言われ、そしてこんなことを話されました。
占領指令によって失われた国家への忠誠義務を求める -言論の自由と国家秘密- 江藤淳氏
江藤淳(東京工業大学教授)
<プロフィール>
昭和7年生れ。慶應義塾大学在学中に「夏目漱石」を発表、一躍脚光を浴び、文芸評論家として立つ。以後、ロックフェラー財団の招きで米プリンストン大学研究員、客員助教授を経る。「1946年憲法その拘束」(文芸春秋)、「占領史録・全四巻」(講談社)など、占領政策と検閲問題を中心に戦後史の正確な掘り起こしを行っている。「終戦史録」復刻解説により第7回吉田茂賞受賞。