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ホッケはカーキ色

北海道に来て初めての魚釣りだったんですけど。一投目でいきなり釣れるというビギナーズラックに恵まれて。引き上げてみると迷彩柄のカーキ色の魚が暴れ狂いながら登場。

「おお!ホッケじゃん!」と道民達が沸いているんですが、ちょっと何言ってるか分からない。どこがホッケやねん。

・・・いやホッケってこれで合ってんのか。俺が知ってるホッケじゃない。てか考えてみたらホッケの生きている姿、マジで初めて見たなと。だいぶ思ってたんと違う。いや、思ってたこと自体が無い。この世には生前のホッケのデータがあまりにも不足してる。

そのことに気が付いたとき、僕はこのカーキ魚に哀愁を感じだしていた。こいつめっちゃ美味いのに、生きてるところ全然知られてないやんと。ホッケ=料理名だと思われとる。

ちょっと考えてみた。他にこんな動物いたかと。
マグロ、カニ、タコ、ホタテ、イカ。
牛、豚、鶏。キャベツ、ニンジン、ナス、ピーマン。
採れたての瑞々しい姿が浮かぶ食材。枚挙に暇がない。

ホッケ

思い浮かんだホッケのイメージ図

いや無理だ。絶対にこれしか浮かばん。

堤防で暴れ狂うカーキ魚。ごめんな。でもお前、なんでこれをエサだと思ったんやと、仕掛けた側の僕ですら不思議に感じるほど鮮やかなイエローのワームを外してあげた。

分かった。この姿を僕は目に焼き付けよう。
ホッケはカーキ色。これを僕の最初の投稿にしよう。そしたら僕のnoteがバズった時に、たくさんの人がこの記事を見てくれる。ホッケはカーキ色という事実が浸透していく。もう誰も生前の姿を知らないまま食べるなんてことがなくなる。僕のnoteのモチベーションはそこにしよう。

はじめまして。
埼玉県で生まれ育ちました。が、ここ3年は北海道でお仕事をしております。希望でも何でもない「営業」に配属されたのですが、当然、例外なく詰められ続けて正直参っているところです。営業ってしんどい。

ただ一つ、営業でよかったと思えることは報告書が多いこと。あることないこと書きながら、そこに整合性を持たせなけらばならない。どうやら私はその才能だけは確かなようで、周囲の同僚からは「SF作家」と呼ばれていて、意外と嬉しかったり。

そんな毎日を過ごしていたら、この北海道での日常で感じたことを、誰にもチェックされることなく書き綴れたら、ただただ嬉しいなと思って、早速投稿してみた、という次第です。

カーキ色のホッケを見てみたい人は是非検索してみてください。ちなみに北海道の大体の水族館では生きたホッケが見れます。是非お越しを。気まぐれに投稿します。別にホッケのことばかり書くつもりはありません。

自分の書きたいという欲求を満たすためだけに投稿していきます。今後ともよろしくお願いいたします。

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