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芸術の部屋

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芸術・創作に関してのまとめです。 有名作家の作品から無名の方々の作品まで、その実績に関わらず心に響いた作品&作家さんを集めてみました。 絵画も立体造形もハンドメイド作品も、あくま…
運営しているクリエイター

#アート

人生 もうひと勝負 もうふた勝負だ!!

人生 もうひと勝負 もうふた勝負だ!!

F4号の画面いっぱいにカラフルな頭骨が描かれています。

ドリッピング技法を使いハートマークや花柄を描いています。
このアクリル画教室では 
フイルムケースや小さな紙コップにジェッソ(アクリル下地剤)と
アクリル絵の具に水を混ぜて
少しゆるくした絵の具を画面上部から落下させて形を描いています。
乾燥後に余白の部分に彩色します。

作者もこのドリッピングに
初めは少しためらいがあった様ですが描き

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細かな観察が行き届いた写実作品

細かな観察が行き届いた写実作品

自宅の庭先に生えていたコナラの木の1本が
木喰い虫に侵され
切り倒されてしまいました。
幹や枝葉は処分され切り株だけが残っています。
その切り株も日に日に朽ちて
やがて土に還るのだと思います。

この切り株の背後にもう一本幹が
描かれているのが見えます。
おそらく二本同時に芽生え共に成長し
天に向かって枝葉を伸ばし互いに
支え合って生きて来たのでしょう。

ところが或る日、片方の体の一部に病気が

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作者が願うのは只々 平和な社会です

作者が願うのは只々 平和な社会です

作品はS60号の画面全体に国連の旗が描かれています。
平和のシンボルである
しなやかで優しい木の葉に包まれた地球の姿です。
そのきれいな旗が誰かに依って刃物の様な物で切り裂かれ
荒れ果てた場所もダンボールを無造作に破り
それをコラージュして表現しています。
更に核兵器を保有する国やミサイルをたくさん所持する国も
描き込まれています。

21世紀に入った今でも世界各地で争い事が絶えません。
現在5

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2024年 生徒作品新作発表会1

2024年 生徒作品新作発表会1

 

 

「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、
スキ・コメント・フォローなど頂けますと創作活動の励みになります。
よろしくお願い致します!」

2024年 生徒作品新作発表会2

2024年 生徒作品新作発表会2

「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、
スキ・コメント・フォローなど頂けますと創作活動の励みになります。
よろしくお願い致します!」

縄文に今の自分を重ねて・・・

縄文に今の自分を重ねて・・・

屋久島を訪れたお嬢さんが撮った縄文杉のウィルソン株と
テレビで紹介された縄文時代の土偶が
作品のモチーフになっています。

この作品は紙ヤスリや段ボールを使った技法で
作業をしていますが 最初これらの素材をどう利用すれば
よいのかなかなか理解できずに居ました。
考えあぐねた末
次の世代に繋げる意味を込め縄文杉の古木と比べると
驚く程ひ弱な自分自身だったのでしょう。

描き進めていく内に
次第 次第

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現代的なアレンジでモダンな仕上がりに

現代的なアレンジでモダンな仕上がりに

ステップ⑦は マチエール(絵肌)創りを学習するコーナーです。
この画面から和紙に描かれた作品を
イメージするかも知れませんが
今回のマチエール創りはティッシュペーパーを利用しています。
支持体はキャンバスボードF4サイズを用いて
ティッシュペーパーをジェッソで貼り付けています。

まず最初に2重になっているティッシュを1枚に剥がし
巾3cm程度の短冊状にしておきます。
キャンバスボードにジェッソ

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複雑にからみ合って・・・

複雑にからみ合って・・・

画面を縦横に走る線は幾重にも重なり
複雑にからみ合っています。

作者は何をこの画面に織り込もうとしたのか?
からみ合う線をそれぞれにたどって行くと
その先に幾何学形態の円や三角形が現れて来ます。

それは世界の人種や国家かも知れません。
更にもう少し小さな単位で考えると
家族の中の人間関係を表しているのかもしれません。

それぞれに違った年齢や性別や思いを持って
ひとつの屋根の下に暮らす事は

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全てが静寂の中にある

全てが静寂の中にある

イギリス北西部の湖水地方を訪れた折
古い石橋が作る風景に魅了され
カメラのシャッターを押したひとコマなのでしょう。

人影もまばらな田舎町に清き小川が流れています。
全てが静寂の中にあるのでしょう。
石橋のたよりない手摺りも
歴史を感じさせてくれます。

遠景の山肌の明るい緑と青い空が川面に映り
ゆっくりと流れる川の様子を伝えてくれます。

誰もが無口になりこの空気の中に
じっと身を置きたくなる

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美容室からアートをお届け

美容室からアートをお届け

第1回 Amasアート展開催のおしらせ芸術の秋となりました。国立新美術館では11月26日まで
「日展」が開催されています。

ここ神奈川県平塚市では 新しいギャラリーで新たな公募展が開催される
運びとなりました。

美容と芸術を融合させた
湘南のアートシーンが活気づく場所でありたいと願うGallery Amasと
美術活動を通じ地域の文化振興と発展向上を願い広く
交流と親睦を深めたいと願う画材&ギ

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迫り来る自然の驚異に感動して

迫り来る自然の驚異に感動して

岩手県宮古市の陸中海岸国立公園内に
浄土ヶ浜が有ります。
リアス式海岸の代表的な陸中海岸は変化に富み
1955年に国立公園に指定されました。
浄土ヶ浜は岬の外海の荒波に削られた奇岩と
波静かな内海の浜辺が対照的な景勝地です。
作者はその地を訪ね 迫り来る自然の驚異を
感じ取ったのでしょう。

この作品はP30号(91.0×65.2)㎝の中型の作品ですが
掛かれている岩肌の様子や迫力が50号以上の大

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キラキラと輝く水面と 底知れぬ深き知性の泉

キラキラと輝く水面と 底知れぬ深き知性の泉

こんこんと絶える事なく湧き続ける泉があります。
静かに静かにゆっくりと揺れながら長い年月を掛けて
地中から湧き出てきます。
清く澄んだ水は見る人の心をひきつけます。
泉の回りの草木を映すばかりか 
はるか彼方の宇宙をも映し取り
悠久の時を刻んでいます。
きれいなこの泉には小魚も住みついていて
雄大な空に遊ぶ未来の子供達の様です。
作者も何人かのお孫さんが居ます。
その子達への思いも重ねて
この絵を

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南の風に乗って今年もやってきた・・

南の風に乗って今年もやってきた・・

今年も春がやってきた。
温かな風に春を感じた時

優しくなる春
心はずむ春
芽吹きの春
宴の春
話がはずむ春
陽気に心躍る春
出会いが嬉しい春

南の風に乗ってフワフワ 遠くまで飛んでゆきたい・・・

ワイワイ ソヨソヨ 聞こえて来るような 
小さな綿毛の おしゃべりに歌に笑い声 
どこまでも続く・・・

自分の居場所は見つかるのでしょうか?

繰りかえされる季節の中で・・・

うらら

「作品を

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自然が自然である様に・・・

自然が自然である様に・・・

大画面に挑戦する時は
誰もがワクワクドキドキすると思います。
この高揚感が創作の原動力になっているのかも知れません。
作者は マリンスポーツが好きで自宅からすぐの
湘南の海へ出かけてサーフィンをしたり
仕事柄 水難救助で出動したりと
海との関りを日常的に持っています。

作者が 海へ行くたびに強く思う事は
最近 特に海水の汚れや砂浜の浸蝕
それに漂着物など海洋汚染が進んでいると言う現実。

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