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私の旅行記録

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これまでに行った旅行の記録をまとめました。
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#一度は行きたいあの場所

◎山梨へのプチ旅◎:②中央本線に乗って勝沼へ旅する(後編:勝沼の街の楽しさ)

◎山梨へのプチ旅◎:②中央本線に乗って勝沼へ旅する(後編:勝沼の街の楽しさ)

大型連休期間中に訪れたプチ旅の記録。私の住む、東京都八王子市からだと、中央本線の各駅停車に揺られて約1時間で到着できる、山梨県甲州市(もとは勝沼町)の勝沼ぶどう郷駅。笹子峠を越える鉄道のスイッチバック跡ならびに、トンネルを利用した旧線路の遊歩道など、楽しい施設を紹介しました。(前回の記事はこちら)

今回は、大日影トンネルの遊歩道を歩いたあとで、谷を下り、勝沼の街を歩いた部分について書きたいと思い

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■新宿まちあるき■変わり続ける街を眺める(2024年5月)

■新宿まちあるき■変わり続ける街を眺める(2024年5月)

2022年の年末に、「まいまい東京」という街歩きを多く手掛ける団体から、土木系の街歩きガイドをお願いされ、2023年の5月に新宿の街をぐるりと回る街歩きのツアーを初めて実施しました。それに続いて、2023年9月に2回目を実施。そして、2024年6月16日に、3回目のガイドを実施することになりました。

同じコースを歩くというと、季節や時間帯で少し雰囲気が違うだけ・・のような気もしなくはないですが、

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▼北陸への旅▼④:富山の2つの「はいせん」を歩く

▼北陸への旅▼④:富山の2つの「はいせん」を歩く

富山市内に滞在しています。前日に、神通川の馳越線を歩き、その後待つ川沿いを少し散策して、とても楽しかったので、次の朝、出かける前に松川散策の続きをしようと思いました。(前回の記事はこちら)

松川は、神通川の「廃川(はいせん)跡」です。あと、富山駅の北側には、昔のJR富山港線が富山ライトレールになった際の「廃線(はいせん)跡」がはったはず。ということで、富山駅周辺にある2つの「はいせん」跡を散策し

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▼北陸への旅▼③:富山市内の神通川の今昔

▼北陸への旅▼③:富山市内の神通川の今昔

3月末に、富山県の黒部川流域に訪れる所用を済ませ、その後西に向かってぐるっと回る旅を続けています。前回は、富山市内にある、富岩運河の環水公園や、船に乗るクルーズを楽しみました。(前回の記事はこちら)

今回は、そこから、これは神通川を見なきゃ、と思って、夕暮れの神通川沿いを歩き始めたので、そのもようをお伝えしたいと思います。

■神通川と「馳越線」のものがたり

ここで、今回歩いている神通川(じん

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【おすすめ散策コース】東京スカイツリーから浅草駅まで徒歩→東武博物館へ

【おすすめ散策コース】東京スカイツリーから浅草駅まで徒歩→東武博物館へ

いよいよ春本番、晴れの日は日中とても暖かく、ウォーキングするのが楽しい季節になってきました。今年は少し遅めの開花だった桜も、そろそろ散り始めてきた感じです。そんな中で、ちょっとした散策をしてみたいと思います。

■今回の散策コース

◎スタート:①都営地下鉄浅草線・東京メトロ半蔵門線 押上駅 → ②京成橋 → ③北十間川(隠れた地下構造物探し) →④生コンクリート発祥の地 →⑤東武橋 →⑥東武線高

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▼北陸への旅▼①:黒部川扇状地付近を旅する

▼北陸への旅▼①:黒部川扇状地付近を旅する

土木学会で、現在、黒四・新黒三というような、「黒部川発電プロジェクト」のアーカイブを行うようなプロジェクトに参画中です。今回は、そのプロジェクトの一環として、北陸地方に遠征してきた際の記録です。

■旅のはじまり

■富山県・黒部川流域へ

まずは、本来のミッションを遂行するために、黒部川流域に行きました。

黒部川の電源開発プロジェクトに当時携わった方が、入善町にいまもご健在なので、行って話をお

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★ドボクスキーの北海道冬ごもり紀行 ⑤:タウシュベツ川橋梁に会いたい

★ドボクスキーの北海道冬ごもり紀行 ⑤:タウシュベツ川橋梁に会いたい

2月に旅行することになったきっかけは、ずばり会社のお休みが何とか取れそうなタイミングがあったこと。そして、家族からのリクエストで、「さっぽろ雪まつりに行きたい」という要望が出たので、北海道に行くことが決まりました。そうしたら、後半ひとり旅になった際に、「冬の北海道で行ってみたいところは?」と自分に問いかけてみたら、ずばり、

タウシュベツ川橋梁を見に行きたい!

となりました。ということで、今回の

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▼京都・伏見の鉄分高め散策▼②:伏見区内踏切を愛でる街歩き(前編:JRと近鉄)

▼京都・伏見の鉄分高め散策▼②:伏見区内踏切を愛でる街歩き(前編:JRと近鉄)

お正月の京都帰省の際に歩いた伏見区内。実はあまり行先を決めずに散策していたのですが、今回は踏切を歩くのが楽しくなってしまい、「踏切を愛でる」ことが、一つの目的になってしまいました(笑)。それ以外にも、前回の記事で紹介した、複雑な路線の変遷なども興味深いです。(前回の記事はこちら)
では、踏切を愛でる街歩き、楽しんでいきましょう。

■JR奈良線(桃山→JR藤森間)の踏切を愛でる

【JR-①:大手

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▲群馬・栃木への旅▲⑨碓氷峠・旧信越本線アプトの道を歩く(後編)

▲群馬・栃木への旅▲⑨碓氷峠・旧信越本線アプトの道を歩く(後編)

群馬県と長野県の県境にある碓氷峠。古くは中山道の峠道があり、明治時代に鉄道が開通し、鉄道もアプト式から戦後作られた峠越えの線路に変わり、今では北陸新幹線で越えていく形となります。道路も、国道18号の碓氷峠の旧道、碓氷バイパス、上信越自動車道と様々な形でこの峠を越えていますが、今も昔も難所であったことは変わりないと思います。

前回、廃線跡のアプトの道を歩き、トロッコ列車が走る複線線路の跡地部分を紹

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▲群馬・栃木への旅▲⑧碓氷峠・旧信越本線アプトの道を歩く(前編)

▲群馬・栃木への旅▲⑧碓氷峠・旧信越本線アプトの道を歩く(前編)

本来歩く予定だった碓氷峠の廃線跡のうち、平成になってから廃止された、信越本線の新しいほうの線路跡を歩くツアーは、残念ながら中止となり、この日に行くことができなくなってしまいましたが、さらに古いアプト式の旧線のほうは、遊歩道として整備されていて誰でも歩くことができます。今回はこの道を歩いた記録を書きたいと思います。
(前回はこちら)

まずは、前日の宿泊地・磯部から横川まで電車で移動します。妙義山が

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▲群馬・栃木への旅▲①旅の途中の乗換という道草

▲群馬・栃木への旅▲①旅の途中の乗換という道草

4月2日と3日の週末に、群馬県と栃木県を旅してきました。実のところは、群馬県を満喫しようと思い立って出かけた旅。行きたいと思った場所が、栃木県内だったので、気が付いたら両県を巡る旅になっていました(笑)。その旅の記録を書いてみたいと思います。旅のスタート地点は・・・、

JR宇都宮線の久喜駅です。あ、勿論地元である多摩ニュータウンからここまで来るのに、旅はすでに始まっているのですが、宇都宮線で久喜

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【旅の記憶】2019年11月 九州の思い出(最終日:上五島から福江島に渡る)

【旅の記憶】2019年11月 九州の思い出(最終日:上五島から福江島に渡る)

(前日の旅の模様はこちら)

会社の勤続20年の休暇を利用して訪れた2年前の九州旅行もいよいよ最終日。東京でみる風景とまるで違う美しい風景を毎日目にしていたため、かなりの長期間東京を離れていたような感じがします。職場復帰できるのか?みたいな不安も入り混じりながら(笑)、最終日を楽しみました。

上五島から福江島まで、途中にある島の世界遺産教会に立ち寄りながら半日かけて福江島に移動するツアーに参加し

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【旅の記憶】2019年11月 九州の思い出(第6日:小値賀島→上五島をめぐる)

【旅の記憶】2019年11月 九州の思い出(第6日:小値賀島→上五島をめぐる)

(前日の旅の模様はこちら)

1週間にわたる旅行も残すことあと2日。旅の後半は五島列島に渡って島を巡っています。この日は今いる小値賀島から、上五島に移動する日。船の出航まで時間があるので、それまでの時間、レンタサイクルを借りて小値賀島内を散策しました。

小値賀島は、大きな山などが無く、平坦な島です。島は昔2つの島でしたが、鎌倉時代に干拓され、一つになったとか。1枚目の写真の海岸の岩の上に、「牛の

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【旅の記憶】2019年11月 九州の思い出(第5日:小値賀島から野崎島に渡る)

【旅の記憶】2019年11月 九州の思い出(第5日:小値賀島から野崎島に渡る)

(前日の旅は、長崎・軍艦島を巡り、佐世保に移動し、小値賀島まで到着する旅でした。その模様はこちら。)

長崎県、五島列島。九州を旅する際に訪れてみたかった場所ですが、特に小値賀島とそこから渡航する野崎島は、是非とも行ってみたい場所でした。野崎島は、昔は3つの集落があったものの、今はその集落も廃村となってしまい、今は野崎島の宿泊施設・自然学塾村があるだけで、ある意味無人島に近い状態になっています。廃

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