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VivienneWestwood本社アトリエを経て、国産カシミヤニットブランドUTOに…

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VivienneWestwood本社アトリエを経て、国産カシミヤニットブランドUTOに勤務。 UTOのカシミヤニットが好きで、日本初の“ファクトリーハイブランド”を目指しています!

マガジン

  • Vivienne Westwood冒険記

    イギリスで一番有名なブランドVivienne Westwoodへ飛び込みで挑戦したところから始まる、波乱万丈の4ヶ月間のロンドン生活の記録

記事一覧

今旅館・ホテルを助ける為にできること

世界が一つになってコロナに向かってるので、土日の外出予定を全てやめて昔大好きだった地元(長野県)の郷土料理やしょうまを妻と作って久方ぶりに食べた、ここだけは真面目…

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4年前
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言葉のスキマ

人の外見の印象って顔回りでほぼ決まると思ったので、カシミヤニットの上品な帽子があったらいいなと帽子作りを始めた、極端な人間です。 さて、「言葉」のもつ制約の力は…

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4年前
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温度のエンターテインメント

仕事と関係なく、いつもカシミヤニットって素材の新しいいかし方を考えてます。 カシミヤニットって考えれば考えるほど特徴的な素材です。(厳密に言うと、今の人にとって…

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4年前
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物を売る時にストーリーは価値にならない

今(というか大分昔から)、物を売る為にはストーリーを伝えることが大事だと最近よく耳にします。 その理由は、機能性というのはコピーしやすいので、あらゆるものの機能性…

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4年前
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素材をワンランクあげるキーはアフターケア

UTOは品質、最高級のカシミヤニットにこだわったものづくりをしています。 20年続けてきた結果、素材は特一級品、それをいかす職人の技術もパリのトップメゾンシャネルや…

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4年前
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カシミヤの由来

「カシミヤ」という単語の由来。 大変マニアックな話ですが笑 ちょっとした物語 ローマの時代 インド・カシミールの首都スリナガールではカシミヤゴートが生息していて…

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4年前
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カシミヤってどんな動物の毛なの?

「カシミヤ」ってどんな動物の毛? そんな「カシミヤ」ってそもそも何ぞやというカシミヤの基本的なことの話、、 カシミヤは羊?やぎ?「カシミヤ」というと温かくてふん…

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4年前
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ボーッと過ごすほどすぐに老いてしまう

タイトルがぱっと見ヘビーになりましたが笑 今日「時間は存在しない」って最近でた本を読み終わったら、 「人って本能のままに生きてると生きてる時間が短くなってしまう…

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4年前
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雨・雪で濡れた時のカシミヤニットの手軽で正しいケア・お手入れ

会社は表参道の骨董通り沿いにありますが、2月半ばのそんな通り沿いにも花がちらほら。 これは山茶花だそうです。 椿との見分け方は地面に落ちるのが花弁だと山茶花、花…

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4年前
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Vivienne Westwood冒険記(後編)

後編はVivienneに招待され、ロンドンのラグジュアリーブランド「Vivienne Westwood」本社で仕事を始めたところからスタート。 こんな機会は2度とないと思い、格式あるアト…

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4年前
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Vivienne Westwood冒険記(前編)

服の専門学校を卒業してから、イギリスのラグジュアリーブランド「VivienneWestwood」本社アトリエで服作りの方の仕事をしていました。 学校時代は賞とは無縁で特に才能も…

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4年前
5

カシミヤは幸せのご馳走

はじめまして。 僕は今、国産の最高級カシミヤニットブランド UTOで企画・営業・撮影・EC等多岐に携わっている者です。 詳しいプロフィールはこちらのページに書いてます…

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4年前
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プロフィール

プロフィールページにお越しいただきありがとうございます。 このページでは ・このnoteについて ・プロフィール / 略歴 ・今の仕事 について書いています。 興味を持っ…

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4年前
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今旅館・ホテルを助ける為にできること

今旅館・ホテルを助ける為にできること

世界が一つになってコロナに向かってるので、土日の外出予定を全てやめて昔大好きだった地元(長野県)の郷土料理やしょうまを妻と作って久方ぶりに食べた、ここだけは真面目に生きている片山です。

コロナの感染力×致死率はインフルを上回っていて、生きてきた中で(といっても29年ですが)初めての大変な状況になりましたね。

日本でいうと、各国が外出しないように補助金を全国民に配るとか罰金にするとか対策を打つ中

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言葉のスキマ

言葉のスキマ

人の外見の印象って顔回りでほぼ決まると思ったので、カシミヤニットの上品な帽子があったらいいなと帽子作りを始めた、極端な人間です。

さて、「言葉」のもつ制約の力は、今人間にとってはつくづく強いと感じます。
「言葉」が生まれたからこそ、多くの人にとっての共通言語が生まれたと同時に、この世にあるあらゆるものの価値観が狭く決まってしまいました。

例えば、日本で代表的な感情と言われてる六情、喜怒哀楽愛憎

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温度のエンターテインメント

温度のエンターテインメント

仕事と関係なく、いつもカシミヤニットって素材の新しいいかし方を考えてます。

カシミヤニットって考えれば考えるほど特徴的な素材です。(厳密に言うと、今の人にとってのカシミヤって素材)
何よりも軽いし、温かいし、その上肌触りもいい。この3びょうしが揃ってるから、着けてるとその上安心感みたいなのもある。
機能性とか見た目とかそういう感じ方は他の素材にもあるけど、こんな身につけるだけで気持ちよさを感じる

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物を売る時にストーリーは価値にならない

物を売る時にストーリーは価値にならない

今(というか大分昔から)、物を売る為にはストーリーを伝えることが大事だと最近よく耳にします。

その理由は、機能性というのはコピーしやすいので、あらゆるものの機能性(品質)のグレードがあがって、そんな高い品質のものでどこにも溢れて、機能性で差別化するのが難しかったり、買う側もそんなに高品質なものが溢れてる中で情報処理するのがかなり難しいのが大きな理由です。

なので、差別化の一つの方法として、また

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素材をワンランクあげるキーはアフターケア

素材をワンランクあげるキーはアフターケア

UTOは品質、最高級のカシミヤニットにこだわったものづくりをしています。

20年続けてきた結果、素材は特一級品、それをいかす職人の技術もパリのトップメゾンシャネルやエルメスなどと同様かそれ以上で、品質は世界最高峰。

それでも、ヨーロッパならブルネロやクルチアーニのカシミヤの品質と同じで、国内でも近しい品質のブランドもあり、玄人でない限りこの微妙な差を感じとることはかなり難しいです。

そもそも

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カシミヤの由来

カシミヤの由来

「カシミヤ」という単語の由来。

大変マニアックな話ですが笑
ちょっとした物語

ローマの時代

インド・カシミールの首都スリナガールではカシミヤゴートが生息していて、その毛を手織りしたカシミヤストールがありました。

そのストールを当時の商人がシルクロードを通じてローマへ運び込み、
ローマの貴族(シーザなど)が愛好したのがきっかけで、
今ある「カシミヤ」という単語がうまれました。

ただ、それか

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カシミヤってどんな動物の毛なの?

カシミヤってどんな動物の毛なの?

「カシミヤ」ってどんな動物の毛?

そんな「カシミヤ」ってそもそも何ぞやというカシミヤの基本的なことの話、、

カシミヤは羊?やぎ?「カシミヤ」というと温かくてふんわり柔らかくて、とても軽い素材です。

じゃあ、そもそもその「カシミヤ」というのは、、

ヒツジの一種だと思っている人もいますが、実はヒツジではなくカシミヤゴートという山羊です。

このカシミヤゴートという山羊の毛が、洋服に使われてい

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ボーッと過ごすほどすぐに老いてしまう

ボーッと過ごすほどすぐに老いてしまう

タイトルがぱっと見ヘビーになりましたが笑

今日「時間は存在しない」って最近でた本を読み終わったら、
「人って本能のままに生きてると生きてる時間が短くなってしまう」って結論になりました。

最近読んだ2つの本、物理学と生物学(心理学)の本が合わさってたまたま思ったのですが、根も葉もない発想だけど面白いことだったので、なんでそう思ったかの考えを書きました。

皆さんの考えも聞いてみたいです。

人の

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雨・雪で濡れた時のカシミヤニットの手軽で正しいケア・お手入れ

雨・雪で濡れた時のカシミヤニットの手軽で正しいケア・お手入れ

会社は表参道の骨董通り沿いにありますが、2月半ばのそんな通り沿いにも花がちらほら。

これは山茶花だそうです。

椿との見分け方は地面に落ちるのが花弁だと山茶花、花丸ごと落ちていると椿だそう。
ポイントが落ち方なのが面白い

会社のある表参道付近は、今シーズンまだ1日しか雪が降ってません。
今年は雨ばかりの東京。。

雪が降ると東京は電車の遅延がひどいので、ちょっと有難い気候ですが笑

そんなこの

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Vivienne Westwood冒険記(後編)

Vivienne Westwood冒険記(後編)

後編はVivienneに招待され、ロンドンのラグジュアリーブランド「Vivienne Westwood」本社で仕事を始めたところからスタート。
こんな機会は2度とないと思い、格式あるアトリエにも関わらず控えることなく色々暴れ回って、そこから体験したこと・パリコレの裏仕事・Vivienneと一対一で会話を通じて教わったこと等を冒険記のように書いています。

温かい目でみていただけると嬉しいです。

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Vivienne Westwood冒険記(前編)

Vivienne Westwood冒険記(前編)

服の専門学校を卒業してから、イギリスのラグジュアリーブランド「VivienneWestwood」本社アトリエで服作りの方の仕事をしていました。

学校時代は賞とは無縁で特に才能もありませんでしたが、無鉄砲・前向きという武器と「デザイナーVivienneWestwoodの服作りを見たい」という気持ちだけで、本社のあるロンドンへ行ってポートフォリオ(学生時代の作品)と手紙を片手に「仕事させてください」

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カシミヤは幸せのご馳走

カシミヤは幸せのご馳走

はじめまして。

僕は今、国産の最高級カシミヤニットブランド UTOで企画・営業・撮影・EC等多岐に携わっている者です。

詳しいプロフィールはこちらのページに書いてます。

上のページにも書いておりますが、
このnoteでは「カシミヤニットという素材」や「UTO(日本のものづくり企業)の内部のこと・挑戦中のプロジェクトなど」を、
ただひたすらに、くまなく発信しています。

そこで最初の投稿は、

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プロフィール

プロフィール

プロフィールページにお越しいただきありがとうございます。

このページでは
・このnoteについて
・プロフィール / 略歴
・今の仕事
について書いています。

興味を持ってここへ来ていただいたのもなにかの縁なので、僕とこのnoteをより知ってもらえたら嬉しいです。

このnoteについてカシミヤニットという素材

肌触りが気持ちよくて、軽くて、温かくて、見た目も上品で、、

とても機能的で幸せ

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