温度のエンターテインメント

仕事と関係なく、いつもカシミヤニットって素材の新しいいかし方を考えてます。

カシミヤニットって考えれば考えるほど特徴的な素材です。(厳密に言うと、今の人にとってのカシミヤって素材)
何よりも軽いし、温かいし、その上肌触りもいい。この3びょうしが揃ってるから、着けてるとその上安心感みたいなのもある。
機能性とか見た目とかそういう感じ方は他の素材にもあるけど、こんな身につけるだけで気持ちよさを感じるような自分にとっての素材なんて他にないと思います。

だからこそ、この特異性は一つのエンターテインメントになるかと思ってます。

たとえば僕の考えるカシミヤエンターテインメントの一つは、温度を楽しむ、です。

イメージしやすいよう極端な話をすると、
真冬のめちゃくちゃ寒い外で、裸になって、25mプールくらいの面積があるカシミヤニットストールを贅沢に身につけるイベント。

足湯のあの得もいえない気持ちよさをイメージしてます。

これがダウン素材だと、寒さは遮断できますが気持ちよさは感じられないから、やっぱりカシミヤニット素材のあの気持ちよさがポイントになりそうです。

カシミヤの織物は、その点気持ちよさで劣るのでやっぱりニットは良いですね。

今年の夏にオープンするある高級旅館が、温度を楽しむを一つの大きなコンセプトにしているのですが、実はその旅館の企画に私も参加しています。
温度を楽しむ空間を作る為に、UTOのカシミヤニットをどう取り入れるか。

旅館業界としても、カシミヤ業界としても新しい試みになると思うので、本当に楽しみにしながら進めています。

ここから先は仕事上お話できませんので、オープンした際にまたお話しようと思います！

そんな楽しみな企画を進めてますが、
個人的にはもっと極端に進めて

UTOのカシミヤニット、特に天使シリーズの編み地は気持ちよさに特化してるので、

その天使の編み地を使いいかした
カシミヤニットの温泉、のようなものを将来作りたいと思ってます。

最後に少しだけ。

昔とは違い今はみんなが自由に使えるお金を得られる世の中に変わって、趣味に投下するお金が増えました。

それに合わせて、趣味の業界やエンターテインメント業界が盛り上がっています。
今を象徴するSNSやYoutubeが例で、また他の業界でもそういう余暇時間にアプローチする方向にシフトしてます。

例えば、ホテル業界は「泊まる場所」から「極上の時間を楽しむ場所」へシフトしていて、スモールラグジュアリー、リゾートなんて言葉にあるように、どんな形で極上の時間を楽しんでもらうか、に何より力を注いでいるそうです。

そんな今なので、カシミヤニット×エンターテインメントの視点で今は色々考えています。