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父ちゃんの随想録

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生活、気づき、思索、モノローグ、ダイアローグ、物語、批評、哲学、徒然なるままのみならず、少し突っ込んで考えます。
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2022年2月の記事一覧

329日目(ぐずる子どもを楽しい気持ちにさせて保育園まで行く方法)

329日目(ぐずる子どもを楽しい気持ちにさせて保育園まで行く方法)

「今日は保育園だよ」

「行かない!おうちにいる!」

こんなやりとりから始まった祝日明けの木曜日。さあ、どうしたものか

妻をあっさり見送るいつもなら、

「母ちゃん送りにいく」

と言いだすの次女だが、今日はあっさり

「バイバイ。」

母ちゃんになんともそっけない態度。昨日はずっと「母ちゃんがいい」と言い続けて、長女が一緒に遊ぼうとすると突っぱねる始末だったのに。

妻曰く、

「きょうは昨

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「自分で考えなさい」から考える主体性【主体性論考①】

「自分で考えなさい」から考える主体性【主体性論考①】

友人の息子さんが、習い事の振り替えの予定を決める際、「いつにしたらいいかな」と、知人に聞いたのだそうだ。

友人が、「それくらい自分で考えなさい」と息子さんに言ったら、しばらく拗ねて黙ってしまったそうだ。

見かねた知人は、なぜ「自分で考えなさい」と言ったか、主体性(自分で決めて行動すること)の大事さを息子さんに説いたらしい。

「生殺与奪の権を他人に握らせるな」という思いが、知人にはあったそうだ

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313日目(薄皮饅頭とこころの発達にまつわるフィクション)

313日目(薄皮饅頭とこころの発達にまつわるフィクション)

子ども食堂でのこと。
男の子が不遜な態度で絡んでくる。

「なんだばかやろう」

人生ゲームわたしはそういうノリが嫌ではない。

「何か言ったかー?」

ふざけて同じノリで言い返した。

子ども食堂で食後に行われた人生ゲームの最中であった。こうたくんは初めから参加するつもりだったのだが、少し遅れて途中から参加していた。

みんな、コマを動かしたり、お金を渡したり、カードをもらったり、忙しなく動いて

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英米型自己啓発依存症

英米型自己啓発依存症

自分のやっていることを肯定したい。そんな時、自己啓発本は役に立つ。とにかく前に住むことを後押ししてくれるからだ。

でも、それって、自己啓発本に依存してはいないだろうか。だとしたら、それってなんだか可笑しい。

アドラーと自己啓発本それらは主にアドラーの影響が強い。アドラーは過去や不安、トラウマを一掃する。そんなものはないのだと。

「嫌われる勇気」という少し前に流行し、いまでもよく売れている本で

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