梅雨が明けた。 セミの声が好きだ。耳の奥の方までワンワンと鳴り響く。朝、職場に向かう途中公園を通る。梅雨が明けた頃から、セミの鳴き声が一斉に強くなった。 「…
娘が友達とお祭りに行くという。花火大会もあるそうだ。もうそんな季節だもんね、と思う。子どもたちが小さい頃、わたしはほとんど花火大会に連れていってあげられなかっ…
葉っぱについた水滴が好きだ。葉っぱの上で丸まって、キラキラとした水滴は宝石のようだ。子どもの頃は、どうにかあの形のまま家に持って帰れないかと思案していた。葉っ…
私は、人を笑わせるのが好きなんだと気がついた。もっと早く気がついていれば、お笑い芸人とか落語家を目指していたのかもしれない。いや、ないか。 うちの子たちはよ…
私は料理が好きではない、たぶん。 食べるのは好きだ、とても。 食い意地は張っている方だと思う。 毎日毎日の生活で、食事は省くことができない。結婚前は外食が多く…
娘と息子は性格が全然ちがう。娘はポップコーンのようで、息子はスルメようだ。 娘は、活発でエネルギーに溢れている。いつも落ち着きなく動いているか、しゃべってい…
息子にとって中学生最後の中体連だった。最後の大会であったけれど、息子はユニフォームをもらえなかった。1・2年生に混じって、コートの外で応援をしていた。言葉には出…
雨が降りだした 嫌な気持ちで うちをでる 鉛筆で塗りつぶしたような 重たい景色が広がる 神様がいるなら 綺麗な景色に変えてほしい 苦しまぎれの嘘も 計算された嘘も この…
私の祖父は大正の初めに生まれた。今はもういない。生きていたら、とうに100歳を超えている。なかなか気難しい大正の男だった。小さい頃は、ちょっと祖父が怖かった。厳…
小学生前に、私が住んでいた家はとても古かった。トイレは汲み取り式だし、家の中には土間があった。台所(キッチンと言えるようなものではなく…)も土間にあり、居間に…
小学生の頃、私はやせっぽちで食も細く、偏食だった。それにもかかわらず、風邪もほとんどひかないし、熱も出さない元気な子どもだった。それでも、時々熱を出して学校を…
Cotyledon
2024年7月22日 10:00
昨日の夜は、セミの羽化を見るために、娘と公園に行った。たくさんのセミたちが羽化をしていた。風に吹かれるて揺れる葉っぱで羽化をしているセミを見ると、落ちてしまうんじゃないかと心配になった。最後まで見届けることはできないけど、「がんばれ!」と応援してきた。今日は元気に飛んでるかな。
2024年7月21日 18:54
梅雨が明けた。 セミの声が好きだ。耳の奥の方までワンワンと鳴り響く。朝、職場に向かう途中公園を通る。梅雨が明けた頃から、セミの鳴き声が一斉に強くなった。「あー、夏だ。」なんとなく、嬉しくなる。暑いのが好きなわけでもない。でも、セミたちが一斉に鳴き出すと、生命力を感じる。がんばれー、と思う。セミたちにとっては相手を探す恋の歌だから、なんとなく応援したくなる。 梅雨が明けると、毎年し
2024年7月14日 09:52
娘が友達とお祭りに行くという。花火大会もあるそうだ。もうそんな季節だもんね、と思う。子どもたちが小さい頃、わたしはほとんど花火大会に連れていってあげられなかった。ひとつは、下の息子が怖がりで、花火の音を怖がるから。そして、もうひとつは、ほぼワンオペ育児だったため、わたし1人で幼い子2人を人混みの中連れ出せる自信がなかったから。 それでも、子どもたち2人との花火の思い出はある。地元で花火大会が
2024年7月9日 21:22
昨夜リビングのソファでうたた寝していたら、息子が起こしてくれた。最初は、声をかけるだけだったが、起きない私の足を下ろし、手を引っ張って起こしてくれた。なんて優しい!と思って、「ちょっとこっち来てよ。」と息子に言ったら、「抱擁はいらないよ。」と、断られた。バレてる。
2024年7月5日 07:13
暑くなってきたのに、今年はカナヘビ見ないなあと思って心配していた。昨日の朝、仕事に行く前にカサカサっと音がしてみてみると、カナヘビがいた。よかった、今年もいてくれて。なんだか慌てた様子で、走っていった。かわいい。
2024年7月3日 08:07
葉っぱについた水滴が好きだ。葉っぱの上で丸まって、キラキラとした水滴は宝石のようだ。子どもの頃は、どうにかあの形のまま家に持って帰れないかと思案していた。葉っぱからわたしの手に乗せた途端、水滴は崩れてしまい、さっきまでの宝石のような丸みも輝きも無くなってしまう。べちゃっとわたしの手に広がる、ただのお水になってしまう。葉っぱの上だからこそ、キラキラ、コロコロとなるのだ。 小さい頃は、雨の日が好
2024年6月24日 08:03
私は、人を笑わせるのが好きなんだと気がついた。もっと早く気がついていれば、お笑い芸人とか落語家を目指していたのかもしれない。いや、ないか。 うちの子たちはよく笑う。くだらないことで、大笑いをしていることがよくある。子どもたちが笑っているのを見ると私まで嬉しくなる。子どもたちも、私が笑っていると、なぜかつられて笑っている。笑いの連鎖はすてきだ。 病院で仕事をしていく中で、気がつくと、患者さ
2024年6月20日 21:34
仕事で失敗をしてしまった。とても落ち込んでいたのだけれど、帰り際デスクの上に、メッセージ入りのキットカットが置いてあった。多分、同僚が置いてくれたんだと思う。いつも私の変化にすぐ気がついてくれる。気持ちを切り替えて、またがんばろうと思えた。
2024年6月17日 23:42
私は料理が好きではない、たぶん。食べるのは好きだ、とても。食い意地は張っている方だと思う。 毎日毎日の生活で、食事は省くことができない。結婚前は外食が多くて、「何食べようかな〜。」と考えるのも楽しかった。 駅前のパスタ屋さん、職場の近くのお好み焼き屋さん、港の近くのうどん屋さん、近所のラーメン屋さん…書いているだけで食べたくなる。結婚して引っ越したので、もう今は簡単には食べられな
2024年6月12日 06:48
娘と息子は性格が全然ちがう。娘はポップコーンのようで、息子はスルメようだ。 娘は、活発でエネルギーに溢れている。いつも落ち着きなく動いているか、しゃべっているか、歌っている。しかも、しゃべるときも早口で、声も大きい。小さい頃も油断すると、どこに行くのかわからず、目が離せなかった。学校に入ってからは、自分から積極的に動く子で、リーダー的な役割を率先してするタイプだった。感情の起伏も激しく、怒っ
2024年6月9日 11:29
息子にとって中学生最後の中体連だった。最後の大会であったけれど、息子はユニフォームをもらえなかった。1・2年生に混じって、コートの外で応援をしていた。言葉には出さなかったけれど、きっと悔しい思いでいっぱいだったと思う。子どものそんな姿を見るのは、親としては辛いものもあるけれど、中学最後の試合を夫と2人で応援に行った。 息子は、小学時代特にスポーツをすることもなく、むしろ運動が苦手な子どもだっ
2024年6月4日 08:04
雨が降りだした嫌な気持ちでうちをでる鉛筆で塗りつぶしたような重たい景色が広がる神様がいるなら綺麗な景色に変えてほしい苦しまぎれの嘘も計算された嘘もこの世からなくなればいい寂しさなんて知らなかった隅っこでうずくまる背中合わせでそっと寄り添う楽しさがこんなにも近くにあったなんて知らなかったつまらないことばかりテーブルに並べて眺めていた隣り合わせだったなんて
2024年5月28日 09:47
私の祖父は大正の初めに生まれた。今はもういない。生きていたら、とうに100歳を超えている。なかなか気難しい大正の男だった。小さい頃は、ちょっと祖父が怖かった。厳しい人で、言うことを聞かないと、叱られていた。うるさいのもあまり好きじゃなかったようで、おしゃべりな姉に向かって、「うるさいから、黙ってしゃべれ!」 と怒っていたことを今でも覚えている。怒られた姉の横で私は縮み上がっていた。今思う
2024年5月21日 21:21
小学生前に、私が住んでいた家はとても古かった。トイレは汲み取り式だし、家の中には土間があった。台所(キッチンと言えるようなものではなく…)も土間にあり、居間に行くには、スリッパを履いて、土間を渡らなければいけなかった。とにかく、古い家だった。当時は、ネズミが出ていて、土間にはパチンと挟む金属の鼠取りを置いてあった。夜になると、天井裏をネズミが走る音がしたり、昼間には、裏口からヘビが入ってくること
2024年5月12日 17:59
小学生の頃、私はやせっぽちで食も細く、偏食だった。それにもかかわらず、風邪もほとんどひかないし、熱も出さない元気な子どもだった。それでも、時々熱を出して学校を休む時があった。そんな日の特別な思い出。 思い出は断片的だ。それぞれが繋がっていたのか、それともまた違う時なのか。 学校を休む日の朝は、心許ない。家の前の道路をワイワイ言いながら、小学生たちが登校していく。その波に乗れず、布団の中で
2024年5月8日 22:21
このところ、ずっと不調で気分がすっきりしなかった。休みになると、ついベッドで読書して昼寝して…ということばかり。今日は平日の仕事休み。思い切って、1人で出かけた。きれいな景色を見て、あー、これが必要だったんだと思った。夜は、大好きなそら豆を塩茹でして食べた。ビールが欲しい。