マガジンのカバー画像

書き手のつぶやき。

35
フリーランスのライター・ディレクターとしての話、教員としての話、子育ての話など、雑多なものいっぱい。
運営しているクリエイター

2019年10月の記事一覧

ある日の息子の日記に、思わずキュンとした話。

ある日の息子の日記に、思わずキュンとした話。

小学生の息子は、週末に日記の宿題が出る。

私はあんまり日記を見ないのだけれど、今回はたまたま、書いているときにのぞき込んだ。

「何書いてるの?」

「こうえん、いったこと」

見てみると「まず○○をしました。次に○○をしました。それから○○がありました。たのしかったです」という風に、事実の羅列をしていた。
なんというか、タイムスケジュール並だ。何時何分何があり、何時何分何がありました、その繰り

もっとみる
愛は、循環する。【#たすけてくれてありがとう】の裏側

愛は、循環する。【#たすけてくれてありがとう】の裏側

先日、「#たすけてくれてありがとう」のnote企画にエッセイを投稿した。
↓↓↓

↑↑↑
これは息子が0歳のときなので、今や6年以上前の話になる。
「たすけてくれてありがとう」という言葉を聞いたとき、真っ先に浮かんだエピソードだ。
このときのご婦人は元気でいらっしゃるだろうか。顔もおぼろげだし傘も返せていないけれど、お元気だといいなぁ。

この話に限らず、子供を産んでからというもの、見ず知らずの

もっとみる
0歳との帰り道、突然の雨。傘もない私の前に現れたのは・・・【子育てエッセイ】

0歳との帰り道、突然の雨。傘もない私の前に現れたのは・・・【子育てエッセイ】

その日、私は鬱々としていた。

0歳の息子が生まれて、しばらく経った頃。

出産直前までバリバリ働いていた仕事はパタッとなくなり、引っ越したばかりのアパートで24時間、子供と向き合う日々が続いていた。

そりゃあ、息子はかわいい。笑うようになってきたし、寝返り続けて部屋の端まで移動するし、やわらかな舌でなんでもアムアム食べるのもかわいい。

でも、なんだろう。
このモヤモヤは。

社会は日々動いて

もっとみる
【エッセイ】あの日、私と京都は。その1/晴れた日の午後、『活きた時間』を語る教授。

【エッセイ】あの日、私と京都は。その1/晴れた日の午後、『活きた時間』を語る教授。

最近、1日があっという間だ。

朝ご飯と弁当つくって、息子を送り出して娘送って、仕事して仕事してそれから仕事して、娘迎えに行って息子の宿題見て、夕飯つくってお風呂入って寝かしつけ。起きれたら早朝か夜中に仕事を少々。

気づけば「えっ、もう夕飯?」だし、何なら毎週「あれ?もうサザエさん?」を繰り返している。
そのうち「ん、もう年末?」になるのは目に見えている。

別に、この速度感自体は嫌じゃないのだ

もっとみる