マガジンのカバー画像

わたしというもの

49
私にまつわる日々のあれこれについてまとめています。
運営しているクリエイター

#日記

あの人に見せたい

あの人に見せたい

私はカメラを持っていない。

40年以上生きて来た中で、自分のカメラを持っていたことがない。
それなのに写真が好きだ。

自分で写真を撮ることも、誰かの撮った写真をみることも好きだ。
カメラを持たない私は、もっぱらスマホでの撮影である。

写真の撮り方を勉強したこともなく、ただただ自分の好きなものを好きなように撮影している。
家族や友人や好きな人に見せたり、Twitter(今はXか)に投稿したりし

もっとみる
怒りから笑いに

怒りから笑いに

昨日Twitterで面白いスペースを聴いた。
その人は話も面白いがnoteでの文章も面白く、私は大ファンなのであるが昨夜は殊更にキレッキレであった。

彼は名前を「エンドーさん」という。

エンドーさんは何かに怒っていた(?)
終盤は心の底からの魂の叫びであった。
怒れる天才だ。

そしてエンドーさんが怒れば怒るほど、納得いかないことへ雄叫びをあげるほど周りは笑ってしまうのである。
(雄叫びあげて

もっとみる
ぼっちハイキング

ぼっちハイキング

精神科看護師という職業は私がなりたくてなったものであり、3度の飯より精神科看護が好きだ。
いや、3度の飯はまた別だ。
飯は大事。

「ひどい!アタシと飯とどちらが大事なのよ!!」と精神科看護がヒステリーを起こすようなことがあったら優しくこう言ってやろう。

お前と飯を比べるなんて出来ないよ。

これを読んで下さっている心優しき方々もさすがに「さっきから何を言ってるんだコイツ」と思い始めた頃だろう。

もっとみる
レトロというもの

レトロというもの

ある朝のこと。
食卓につくと懐かしいものが目の前に置かれていた。

懐かしい!!可愛い!!!

これは私が保育園のころに使っていたものなので40年近く前のお茶碗である。

このシンデレラお茶碗を納豆でベットベトのヌルッヌルにしながらゴハンをモリモリ食べていた。
大好きなお茶碗だったのに、その存在をすっかり忘れていた。

母は「片付けしてたら出て来たのよ〜。懐かしいでしょう?」と得意げに言った。

もっとみる
脈はあるか

脈はあるか

休憩で若手ナースが深い深いため息を吐いていた。

「どうしたの?」

聞くか聞かないかのうちに「聞いてくださいよぉ~!」と彼女は話し始める。

なんでも彼女には気になる相手がおり、時々ごはんに行ったりして良い感じなようではあるが今ひとつ相手の気持ちが分からないとのことであった。

このとき休憩室にいたのは私(四十路、未婚、恋人なし、こじらせ)と医師(四十路、未婚、恋人なし、変わり者)だけである。

もっとみる
ハラハラ

ハラハラ

最近、人気俳優と人気女子アナとの結婚が報道された。
この話題は職場でも大いに盛り上がった。

この俳優さんの大ファンである友人も「相手が○○ちゃんなら許す〜!!」と言っていた。
そもそも私達の許しなど全く不要である。
だいたい友人も私も他人の結婚の心配してる場合じゃないよ、ほんと。

先ほどの素敵なカップルの話に戻る。
妻の出演番組に夫がサプライズで登場したときのことだ。
妻の好きなところを聞かれ

もっとみる
春一番

春一番

今日は朝からお天気が良くて、とても暖かい1日だった。
今年はじめて上着を持たずに出勤した。

♪重いコート脱いで 出掛けませんか〜♪
と口ずさみながら向かう先は仕事である。
♪恋をしてみませんか〜♪
恋も良いがやらなければいけない仕事が山積みである。

ああ、桜は散り始めてしまった。
散った花びらが強い風に舞い、道の端っこで肩を寄せあうようにしている。

なんとなく寂しい気持ちで歩いていると、今度

もっとみる
気を逸らす

気を逸らす

どこかに痛みがあったり
何か心配事や不安があったり
そういうときって神経がそこにばかり集中してしまい、痛みや不安がどんどん強くなっていく気がする。

一点に集中してしまった神経をどこかに上手く逸らせば良いのだろうけれど、そう簡単なことではない。
わかっちゃいるけれどやめられない、とスーダラ節でも歌っている。

何の話をしようとしているかというと、
とにかく痛みを他に逸らす必要が私にはあったのだ。

もっとみる
青空と桜

青空と桜

せっかく桜が満開となった途端、どういうわけだか雨の日が続いた。

通勤途中や患者さんとのお散歩のときに必ず桜を眺めるが、なかなか青空の下で桜を見ることが叶わない。

「桜ももう散ってしまうのかな」
「なんとなく寂しいね」
という会話が更衣室でも交わされていた。

一昨日のお昼休み、パァッと急に陽が射してきた。
慌てて外に出て写真を撮る。

まるで夏のような雲だ。
桜は目一杯
「これでもか!
まだま

もっとみる
おみくじコレクション

おみくじコレクション

それにしても引いている。
皆もこんなに引いてるのだろうか。
私は引くほうだ。
1日に何回か引くこともある。
引きすぎでは、と思うが引きたい衝動は抑えられないから仕方ない。

おみくじである。

私の母は引かない。
仲の良い同僚も一切引かない。
ふたりとも今まで一度もおみくじを引いたことがない。
理由はふたりとも同じで「怖いから。」だと言う。

信じられない。

おみくじを引かない選択肢は私にはない

もっとみる
いちどの桜

いちどの桜

朝からざあざあ降りの雨。
そのうえ風も強い。
せっかく咲いた桜🌸も雨に打たれ散ってしまうのだろうか。

あらやだ。写真とってない。

今年は何かとドタバタしていて桜をゆっくり眺めることも、写真に撮ることもできていなかった。

寒いところで暮らす親戚や友人に、これまで必ず桜の写真をLINEなどで送っていた。
「元気かな?こちらは元気だよ!」
とお手紙を出すかわりに桜🌸の写真を送るのだ。

梅の写

もっとみる
昼休みで。

昼休みで。

昼休みに牛丼やラーメンを食べに行ったり、カフェや本屋さん、あるいは銀行や郵便局に行ったりする人はいるだろう。

私は先日ちょっと珍しい昼休みを過ごした。

昼休みに手術を受けた。

頭部(耳の後ろあたり)に変なしこりがあることに気づき、痛みはないもののしこりが育ってきた。
ここ最近急に大きくなり、首を動かすと突っ張る感じがある。

……なにこれ怖い……

私は怖がりなので何か異変を感じるとすぐ「重

もっとみる
出会う花

出会う花

私は2022年にギランバレー症候群を発症し、計2ヶ月の入院生活を送った。

10万人に1〜2人の病気。
(男性に多い)

なぜ宝くじに当たらずこんな病気に当たってしまうのか。
しかも私は女性らしい女性、女性のなかの女性である。
(異論や苦情は心にそっとおしまい下さいませ)

私の髄液から検出された抗体はGalNAc抗体というものだったそうだ。
担当医は何故かテンション高めに「おおお!レアケース!」

もっとみる
チョココロネのお尻

チョココロネのお尻

Twitterを眺めていたらチョココロネの画像が流れてきた。
とても美味しそうなチョココロネだ。

コロネを見て職場でのある出来事を思い出した。
休憩室に差し入れの大量のパンがあり、その中にチョココロネもあった。

同僚が「私コロネ食べたいけど弁当も食べちゃったし1個は食べられないなあ。かをちん少し食べない?」と言ってきた。

私は弁当を食べカレーパンを食べ、さらにあんぱんも食べ終えていたが「うん

もっとみる